マッキンゼーの年収・給与は？マッキンゼー 転職情報

上記の通り、中途入社1年目から国内平均給与を大きく上回る金額であり、数年で1000万円を超す高水準な報酬を手に入れることができますが、 なぜマッキンゼーの年収が高いかというと、大きく分けて2点あります。

そもそものビジネスモデルも背景となっています。 コンサルティング業界は、製造業のような大規模な生産設備や原材料のコストが必要ありません。主なコストは人件費であり、その多くがプロジェクトごとに変動するため、固定費が低く抑えられます。これにより、売上に対する利益率が高くなります。
プロジェクトでは役職ごとに単価が決まっており、プロジェクト期間に応じてクライアント企業から報酬をいただく形となっています。特に商品やソリューションの費用が入っているわけではなく、人のみに単価がフォーカスしているためです。
もちろん何かしらのソリューション導入の場合には、そのイニシャルが掛かってきますが、ベースとして人単価というところが大きなポイントです。

コンサルティングサービスは、企業にとって戦略的な意思決定や新規事業創出、マーケティング戦略、業務改善などをサポートするものであり、その付加価値が非常に高いです。 クライアント企業では、これまでにない課題の解決や、規模感が大きく社内リソースでは対応できない、といったことについてコンサルティングを依頼するため、その付加価値も高くなる＝そこに所属する従業員の報酬も高くなるといった形です。 またコンサルティング業界では、最も重要な資産は「人材」です。優れたコンサルタントは、ファームにとってもクライアント企業にとって高い価値を生むことができるためです。 人材が持つスキルや知識を最大限に活用することで、コンサルティングファームは高い利益率を実現できています。

これらの理由から、コンサルティング業界は非常に利益率の高いビジネスモデルを持っており、結果として社員の給与も高水準になりやすいのです。

マッキンゼー・アンド・カンパニーの給与制度と評価制度は、業界最高水準であり、成果に基づいて報酬が決定される仕組みが特徴です。給与は年俸制で、基本給に加えてパフォーマンスに応じたボーナスが支給されます。特に、コンサルタントとしての役職が上がるにつれて、報酬は大幅に増加します。

評価制度は、個々のコンサルタントの業績、リーダーシップ能力、クライアントに対する価値の提供など、複数の要素に基づいて行われます。マッキンゼーでは、定期的なフィードバックとキャリアの成長支援が行われており、個人の成長が会社全体の成功に直結するような仕組みが構築されています。また、透明性の高い評価プロセスを通じて、社員一人ひとりがキャリアを築いていけるよう支援しています。

元マッキンゼーの方を中心に、給与についての口コミなります。主観的な内容になるため参考程度にご覧ください。

（H.Tさん 女性）
能力に応じてタイトルが決まり、タイトルごとに年俸が決まっています。そのため、昇給のペースや賞与の額は人によってばらつきがあります。

（Y.Hさん 男性）
ポテンシャル評価。成長を続けている、見込みがあれば、しっかり給料をもらえる(もらいすぎているくらい)

（D.Tさん 男性）
給与水準は高い。仕事は大変な部分はあるが適正だと思う。福利厚生も非常に良い。

（K.Sさん 女性）
実力主義で年に一回ベース給がアップする。評価結果に応じて昇給・賞与を決定。新卒や若手時は他コンサルよりも劣る場合があるが、昇進する程、給与面で圧倒的にもらえるし職位が上がると大幅に上がる。

（S.Sさん 女性）
半年に一回の評価制度があるので、昇進が早い。評価基準が明確に定められている。

（R.Kさん 男性）
手当などについてはかなり充実しており、特に育児・医療支援は非常に手厚い。

（K.Tさん 男性）
完全に実力主義。一方で年功序列ではないため実力が無い人がプロモーションすることは無いという面は健全。

（A.Hさん 男性）
人の成長に投資する会社なので、役職ごとの明確な目標設定に照らした360度評価が行われる。評価対象者に対するフィードバックも時間を取ってしっかり行われる。自身の強み・弱みを認識することができ、次のサイクルに向けて取り組むことが可能。