【アビーム】アビームコンサルティング、Orbital Insightと協業 〜ABeam Cloudを通じAIによる衛星画像分析サービスの提供を開始〜

アビームコンサルティング株式会社（代表取締役社長 岩澤 俊典、東京都千代田区、以下 アビームコンサルティング）は、Orbital Insight（読み：オービタルインサイト）とパートナー契約を締結しました。Orbital Insightの人工知能（AI）を用いた衛星画像分析サービスを「ABeam Cloud」（※1）のサービスラインナップに追加し、分析結果を利用したコンサルティングサービスの提供も開始します。

　企業活動のデジタル変革を受け、多くの企業においては自社で保有しているデータに加え、環境データの利活用が進んでいます。一方で、日本企業においては、これらの様々なデータと自社で保有しているデータとを組み合わせた新たなサービスの創出やバリューチェーンのデジタル化は始まったばかりで、グローバル、国レベルの広域な情報を取得するためには、時間や人手が非常に掛かり、実際の業務でのデータ活用は困難な状況です。

　本協業により、アビームコンサルティングは、Orbital Insightのソリューションを「ABeam Cloud」のメニューに加えるとともに、導き出された分析結果を活用し、新たなサービスや付加価値の創出、基幹システムを含む企業内の情報との連携によるバリューチェーンのデジタル化などを支援していきます。また、Orbital Insight独自のAIアルゴリズムを用いて、人工衛星より収集した画像から、車両、建築物、土地利用、植生、気象、資産の状態変化などを自動解析することも可能になります。

　顧客に合わせた様々なサービスを提供する金融業界や消費財、建築物や土地の利用状況などを把握したいと考える不動産、そのほかエネルギー、官公庁や地方自治体といった業種に対し、データを活用したコンサルティングサービスを提供していきます。具体的には、衛星画像から得られた自動車や建築物などの状況から、経済指標予測、流通状況や建築状況の変化、交通量の把握、ローンなどの金融商品における不正検知、災害時の被害状況の把握などへの活用が可能となります。

　アビームコンサルティングとOrbital Insightは、両社の得意分野を活かしたベストソリューションの提供を通じ、日本企業のデジタル変革による競争力強化を支援していきます。

（※1）業種・業界ごとのテンプレートや企業運営に必要な様々な業務アプリケーション群を、国内外のクラウド事業者が提供する基盤を通じて利用できるサービスです。

アビームコンサルティング株式会社について
アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、 BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約 4700 名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。
ホームページ：https://www.abeam.com/jp/

Orbital Insightについて
Orbital Insightは、地理空間情報を解析し、グローバルな社会経済のトレンド情報を分析するソリューションを提供しています。
衛星、ドローン、気球やその他の無人航空機(UAV)等から取得した、膨大な画像データを活用し、コンピュータビジョンと機械学習の技術により、ビジネス、政府、NGOなどの活動の意思決定に有効な情報を導き出します。Fast Company誌により、2017年の最もイノベーティブな企業のひとつにも選出されています。
ホームページ：https://orbitalinsight.com/

2017年 11月1日
e-logiT.com

アビームコンサルティング
1981年4月に等松・青木監査法人（現有限責任監査法人トーマツ）マネジメントサービス部門より独立、等松・トウシュロスコンサルティングとして設立された。その後、2003年に監査法人トーマツと資本関係を解消、デロイト トウシュ トーマツからも脱退し、同時にデロイトコンサルティンググループから離脱した台湾オフィスと共同で独立したコンサルティングファームを形成する。外資系コンサルティングファームとは異なり、意思決定は全て日本で行い、日本特有の文化・慣習を熟知したコンサルティングファームとして、多くの日本企業の経営改革や海外進出をサポート。特にアジア圏におけるグローバル戦略において、幅広い実績を挙げている。

アビームコンサルティングについて

コンサルティング業界の最新ニュースをお伝えします。最先端の業界で何がどう動いているのかをWatchすることで、広くビジネス界全体の今後の動きを展望することができるはずです。