アビームが愛知県のスタートアップ企業支援プログラム「グローバルスタートアップマッチングプログラム（Aichi Landing Pad 2024）」を支援

アビームコンサルティングは、愛知県が主催する「Aichi Landing Pad 2024」において、オープンイノベーション推進のための戦略策定からイベント運営までを包括的に支援しました。このプログラムは、海外スタートアップと県内事業会社との協業を促進し、GX（グリーントランスフォーメーション）とマニュファクチャリング（モノづくり）の分野で地域産業の競争力を高めることを目的としています。

■ プログラムの背景と狙い
愛知県は2018年に「Aichi-Startup戦略」を策定し、スタートアップとの共創による新たな産業・技術革新の創出を進めてきました。本プログラムはその一環であり、2024年度は**「GX」と「モノづくり」をテーマに、国内最大級のオープンイノベーション拠点「STATION Ai」で開催**されました。

目的は、海外スタートアップを愛知に呼び込み、地元企業と協業によるPoC（実証実験）や新事業開発の実現を加速させることにあります。

■ アビームの支援内容
アビームコンサルティングは、本プログラムの実施に向けて以下の領域で支援を提供。
県内企業のニーズ・課題の棚卸と分析　→ アビーム独自の分析ツールを用いて、企業が見落としがちな自社技術の強みや補完すべき技術課題を可視化。
ユースケースの作成　→ 事業会社と協業シナリオ（ユースケース）を共同で策定し、スタートアップの募集基準に反映。
スタートアップ募集・選定支援　→ 国内外のアクセラレーターやVCと連携し、革新的な17社を選定（うち11社が来日）。
教育プログラム・マッチングイベント・メンタリング　→ 日本市場への理解を深める教育や来日支援、マッチング後の実務支援も実施。
これらにより、形式的なイベントで終わらない、実効性の高い協業議論の場を創出し、イノベーション創出の成果を高める仕組みを確立しました。

■ プログラムの成果
スタートアップと県内企業間のマッチング件数が増加
具体的な協業やPoCに進展したケースが複数誕生
愛知県の基幹産業である製造業の構造変革・GX加速に貢献
今後のスタートアップエコシステム構築のモデルケースに

アビームは今後も愛知県と連携し、「モノづくり×スタートアップ」の融合による新たな産業構造の構築と、持続可能な地域発展の支援を強化していく方針です。

【今回のプロジェクトについて】
今回の取り組みは、“地域産業×グローバルスタートアップ”の融合によるイノベーション創出の新しいモデルとして、多くの自治体や企業にとって参考になる事例です。

企業に潜在する技術や課題の「棚卸し」が共創の第一歩
自社の強みや技術課題を明確にすることで、スタートアップとの具体的な協業テーマが生まれ、PoCへの着実な移行が可能になります。

「マッチングの質」を高めるための仕組み設計が重要
分析〜選定〜教育〜来日〜フォローアップまで一貫して支援する体制が、単なるイベントでは終わらない持続的共創モデルを支えています。

モノづくり産業の未来型エコシステムの布石に
特に愛知のような製造業集積地域では、デジタルやGX領域との融合による産業革新が喫緊の課題。本プログラムはその具体的ソリューションを提示しています。

地域主導のグローバルイノベーションモデルとして、今後の広域展開や他自治体への応用も期待されます。

2025年 2月5日
アビームコンサルティングWebサイト　https://www.abeam.com/jp/ja/news/2025/0317/

アビームコンサルティング
1981年4月に等松・青木監査法人（現有限責任監査法人トーマツ）マネジメントサービス部門より独立、等松・トウシュロスコンサルティングとして設立された。その後、2003年に監査法人トーマツと資本関係を解消、デロイト トウシュ トーマツからも脱退し、同時にデロイトコンサルティンググループから離脱した台湾オフィスと共同で独立したコンサルティングファームを形成する。外資系コンサルティングファームとは異なり、意思決定は全て日本で行い、日本特有の文化・慣習を熟知したコンサルティングファームとして、多くの日本企業の経営改革や海外進出をサポート。特にアジア圏におけるグローバル戦略において、幅広い実績を挙げている。

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