アビームコンサルティングとヘラルボニー、アート×デジタルテクノロジーによる新たな価値創造に向けた取り組みを開始

アビームコンサルティングとヘラルボニーは、アートとデジタルテクノロジーを融合させた新しい価値創造に向けた取り組みを開始しました。その第一弾として、2025年3月17日よりアビームの本社にて、ヘラルボニー契約作家の作品と連動した常設展示をスタート。来場者が作品から受けた印象をデータとして取り込み、動画生成システムにより可視化するという、鑑賞体験をテクノロジーで拡張する試みです。

■ 展示の特徴とコンセプト
この展示では、アート作品に触れた鑑賞者の感情や想起された世界観をデータ化し、原画をベースにした映像作品を自動生成。鑑賞者の感受性とアーティストの表現世界が交差する中で、新たな物語が立ち上がる仕組みとなっています。

背後にあるコンセプトは、「アートの多様な解釈をテクノロジーで表現し、多様性を尊重する社会を目指す」というもので、作品を生み出す側と受け取る側の双方の価値をデジタルの力で可視化しようという挑戦です。

■ 両社の背景と目指す方向性
? アビームコンサルティング
長年のコンサルティング経験と高度なデジタル実装力を掛け合わせ、企業・社会の変革を推進。
最新のAI技術などを活用し、社会課題の解決や持続可能な発展に寄与する姿勢を強化しています。

? ヘラルボニー
「異彩を、放て。」をミッションに、障害のあるアーティストの表現を社会へ届けるクリエイティブカンパニー。
約2000点のアートをIP管理し、ロイヤリティ還元を通じて福祉起点の持続可能なビジネスモデルを確立。

企業との共創や研修プログラム、国際アートアワードなども展開。

■ 取り組みの広がりと意義
本取り組みは、アートとデジタルの融合による新しい“鑑賞体験”の創出を通じて、以下のような社会的意義を持ちます：
多様性（DE&I）推進：アートを通じた多様な価値観への理解・受容を促進。
共創型ビジネスの構築：アートを中心に企業・クリエイター・社会がつながる新たなエコシステムを形成。
文化の新たな発信モデル：感情や体験をデータと映像で可視化することで、アートの社会的価値を拡張。

このように、アートとテクノロジーが融合することで、“ビジネスを超えた共感と循環”を生み出す仕組みが形になりつつあります。

【アート×デジタルの先進事例】
本プロジェクトは、「アート×デジタル」がビジネスと社会に与える価値創造の可能性を可視化する先進事例です。

アートの“体験価値”をデータ化する革新性
主観的で多様な感性を、デジタルテクノロジーで表現するというアプローチは、従来の“鑑賞”を“共創”へと転換させます。

DE&Iの実装例としての注目度
多様なアーティストの作品が企業空間に組み込まれ、さらにその受容がテクノロジーで可視化されることで、“見える多様性”から“感じる多様性”へ進化します。

アートを起点としたビジネスエコシステムの形成
IP活用・コラボレーション・社会発信・教育（研修）など、1つの作品から派生する多面的な価値創出が可能になり、新たな共創型ビジネスのモデルとなり得ます。

今後、同様のアプローチが他業界や地域に展開されれば、“文化とテクノロジーの共創”が次なる企業価値の源泉になることは間違いありません。

2025年 4月7日
アビームコンサルティングWebサイト　https://www.abeam.com/jp/ja/news/2025/0407/

アビームコンサルティング
1981年4月に等松・青木監査法人（現有限責任監査法人トーマツ）マネジメントサービス部門より独立、等松・トウシュロスコンサルティングとして設立された。その後、2003年に監査法人トーマツと資本関係を解消、デロイト トウシュ トーマツからも脱退し、同時にデロイトコンサルティンググループから離脱した台湾オフィスと共同で独立したコンサルティングファームを形成する。外資系コンサルティングファームとは異なり、意思決定は全て日本で行い、日本特有の文化・慣習を熟知したコンサルティングファームとして、多くの日本企業の経営改革や海外進出をサポート。特にアジア圏におけるグローバル戦略において、幅広い実績を挙げている。

アビームコンサルティングについて

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