アビーム：人的資本経営の高度化を支援、人材領域における評価指標の管理・分析や人材情報の統合管理を実現するSaaS型プラットフォーム「ABeam Human Capital Platform」を提供

アビームコンサルティング株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：山田 貴博、以下、アビームコンサルティング）は、人材領域における諸施策の評価指標（KPI/KGI）の管理・分析や人材情報の統合管理を実現するSaaS型プラットフォーム「ABeam Human Capital Platform」の提供を通じ、企業における人的資本経営の高度化を支援します。
　このたび、経営・事業戦略を実現するための人材ポートフォリオ策定・管理領域において、マーサージャパン株式会社（本社：東京都港区、代表取締役CEO：草鹿 泰士、以下、マーサージャパン）が提供する「Mercer Skills Library」を、「ABeam Human Capital Platform」に搭載し、機能強化を図ります。

■背景
　昨今、政府指針による人的資本情報の開示要求に加え、日本国内における少子高齢化やビジネスのさらなるグローバル化を背景に、経営・事業戦略を実現するための人材戦略の策定や、その実現に向けた施策実行が急務となっています。その実現に向けては、さまざまな施策の統合的な管理や、推進状況や成果を踏まえた意思決定の迅速化、さらにはデータをエビデンスとした最適な開示を実現するための統合されたプロセスや仕組み作りが求められています。

■「ABeam Human Capital Platform」の概要
　「ABeam Human Capital Platform」は、企業の人的資本経営における評価指標（KPI/KGI）を管理・分析し、データドリブンに推進状況をモニタリングできるSaaS型プラットフォームです。設定した評価指標を自動で集計・可視化するダッシュボード機能をはじめ、人的資本データの収集や開示状況の管理を効率化する機能などを備えており、既存のタレントマネジメントシステムを活用しながら、短期間でデータ統合・可視化できる独立したシステムとして利用することができます。また、各国の法規制（GDPR、個人情報保護法など）にも対応可能なため、グローバル規模での人材データの統合も円滑に行うことが可能です。

　この度、マーサージャパンが提供する、企業が人材のスキルや能力を体系的に整理・分析するためのスキルデータベース「Mercer Skills Library」を追加搭載したことで、人材の充足状況をスキルベースで管理することが可能となります。同社の知見によりリストアップされた約3000の豊富なスキル一覧の中から自社に合った選択ができるだけでなく、各社の実態に即してカスタマイズが可能なため、自社の事業領域における人材の充足度を可視化することができます。それにより、必要なスキルやコンピテンシーを持つ人材の適切配置や、育成・採用戦略の最適化を支援し、人材戦略に関する様々な意思決定の迅速化や人材マネジメントの高度化を促進します。

※「Mercer Skills Library」…企業が人材のスキルや能力を体系的に整理・分析するためのスキルデータベース。従業員のスキルの可視化により、最適な人材配置や人材開発プランの策定を促進。

■「ABeam Human Capital Platform」の機能

1. 人的資本モニタリング機能
人的資本経営における重要指標を自動で集計、ダッシュボード上で可視化し、PDCAサイクルの実行基盤として活用。KGI/KPIの達成状況の確認や、未達成時の課題特定にも活用できます。

2. 開示指標の管理機能
人的資本の開示に係るデータを最小限の工数負担で収集・集計し、ステークホルダーへの魅力訴求や情報開示を効率的に行うことができます。

3. スキル登録・スキル推論機能
従業員が登録したスキル情報を収集する機能のほか、キャリア面談シートや評価情報などの定性情報からAIがスキルを推論する機能を搭載。効率的にスキル情報の鮮度を保つことが可能です。

4. 人材ポートフォリオ可視化機能
従業員のロールやスキルデータを基に、事業の重点領域における人材充足状況を可視化。人材ポートフォリオを「量」と「質」の両面で管理し、適切な人材マネジメントを可能にします。

アビームコンサルティングは、企業の人的資本の最大化を通じた価値向上や、事業ポートフォリオ変革などによる競争力強化を実現するための人的資本経営コンサルティングサービスを、豊富な経営変革および人事変革の実績を活かして提供しています。企業が取り組むべき人材マテリアリティ（重要課題）の策定やその解決に向けた施策・指標策定をはじめ、人的資本経営の進捗を動的にモニタリングする「ABeam Human Capital Platform」を用いた基盤を構築し、人的資本投資の最適化ならびにデータドリブンな意思決定プロセスを通じた組織全体の変革を実現します。

2025年 4月8日
アビームコンサルティングWebサイト　https://www.abeam.com/jp/ja/news/2025/0408/

アビームコンサルティング
1981年4月に等松・青木監査法人（現有限責任監査法人トーマツ）マネジメントサービス部門より独立、等松・トウシュロスコンサルティングとして設立された。その後、2003年に監査法人トーマツと資本関係を解消、デロイト トウシュ トーマツからも脱退し、同時にデロイトコンサルティンググループから離脱した台湾オフィスと共同で独立したコンサルティングファームを形成する。外資系コンサルティングファームとは異なり、意思決定は全て日本で行い、日本特有の文化・慣習を熟知したコンサルティングファームとして、多くの日本企業の経営改革や海外進出をサポート。特にアジア圏におけるグローバル戦略において、幅広い実績を挙げている。

アビームコンサルティングについて

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