アクセンチュアは多様な業界・専門分野の企業を買収していますが、その買収対象には一貫した「戦略的意図」が存在します。
専門性の高いスキルや人材の獲得しクライアントニーズへの迅速な対応が大きな目的であり、足りないケイパビリティをM&Aによって実現しています。
いわゆるM&Aは大企業の買収をイメージする方も多いですが、アクセンチュアの場合には上記の目的が明確に反映しており、従業員数が数十人、数百人単位の企業を買収しています。
いくつか日本国内におけるM&A(買収)を一覧でご紹介していきます。
グローバルでの買収事例をみると、これまで数多くの企業を買収してきました。その中でも日本国内の事例をご紹介いたします。
買収企業 | 時期 | 従業員数 | 事業内容 |
---|---|---|---|
株式会社オープンストリームホールディングス | 2024年 | 約1,000名 | 先端技術や手法を駆使したシステム開発 |
株式会社クライム | 2024年 | 約230名 | 勘定系、基幹系システム開発、ITインフラの保守・運用 |
株式会社シグナル | 2023年 | 約100名 | デジタルマーケティング |
株式会社ALBERT | 2022年 | 約250名 | ビッグデータ解析、AI(人工知能)アルゴリズム開発 |
株式会社タンバリン | 2021年 | 約70名 | eコマース |
株式会社ディアイスクエア | 2021年 | 約70名 | PLM |
株式会社ビジネットシステム | 2021年 | 約40名 | eコマース |
アクセンチュア役員の方によると、買収したのち1年間で吸収合併し、3年かけて人やシステム、カルチャーを一体化していく仕組みがあるそうです。 また買収側の会社においては、会社名は無くなるとはいえ従業員にとっては、グローバルに展開するアクセンチュアの顧客基盤やノウハウを活用できるほか、給与面でも業界トップクラスの年収を誇るコンサル業界の給与テーブルになるためメリットは非常に大きいと言えるしょう。
アクセンチュアは多様な業界・専門分野の企業を買収していますが、その買収対象には一貫した「戦略的意図」が存在します。ここでは特に注目される3つの分野に分けて見ていきましょう。
IT・テクノロジー領域の買収
・クラウドテクノロジー企業(AWS・Azure・Google Cloud関連)
・サイバーセキュリティ専門企業
・AI・機械学習・データサイエンスに強い企業
アクセンチュアはクラウドネイティブなサービスを得意とする企業や、IoTに強い地域系ベンダーなども買収しており、「テクノロジーによる業務変革」を実現するためのパートナー強化を進めています。
デジタルマーケティング・デザイン系の買収
アクセンチュア ソングの台頭とともに、デジタルマーケ、ブランド戦略・UX/UIデザイン・広告代理業などの分野で多くの企業が買収されています。
・クリエイティブエージェンシー
・デジタル広告運用会社
・デザイン企業
これにより、最上流の戦略から顧客体験(CX)までワンストップで支援できる体制を構築しています。特に業界トップランナーであったデジタルエージェンシーのIMJを買収した当時は業界内でも大きなインパクトとなりました。
コンサル領域の買収
コアとなるコンサルティング機能においても強化しています。
業界特化型のブティックファーム
M&Aアドバイザリーや財務戦略支援企業
サステナビリティ戦略に強い専門ファーム
例えば、カートサーモンなど業界特化のブティック系ファームなどが大きな特徴です。
アクセンチュアは「World's most acquisitive firm」(世界で最もM&Aに積極的な会社)と評されることもある会社。
2024年には年間46社を買収するなど、かなり際立っています。アクセンチュアはM&Aを積極的に進める方針を掲げており、この活動は社内で“Ventures & Acquisitions(V&A)”と呼ばれています。
通常のM&Aではなく、最先端のテクノロジーや新しいソリューション、ケイパビリティといった新たなビジネス領域を獲得し、それを成長の推進力とするという背景があるようです。
さらにジュリー・スウィートCEOは、
「強力な投資能力と、優れた企業を発掘・誘致・統合する当社の専門知識の戦略的重要性を改めて実証している。この専門知識を活用し、新たな成長分野への進出、注目している分野・地域での事業拡大、事業対象の業界向けのコンサルティングやサービスの強化に努めてきた」
と語っており、買収金額は比較的小規模だが、その数はすさまじく、明確な意図を持った成長戦略のためのM&Aとしてまだまだ続いていくと予想されます。
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