ムービンでは、コンサルティングファームを応募される候補者の皆さまにご希望に応じて、各種選考対策を手厚くさせていただいております。
その中で、「志望動機」や「貢献できること」といった面接官からの質問に対する回答はご自身で準備されている方もいらっしゃるのですが、一方で、企業に対する質問（いわゆる「逆質問」）はというと、意外に出てこず、見落とされている方が多い印象がございます。

しかし、逆質問は非常に重要です。

各コンサルティングファームの違いを知りたいと思っているものの、各社のホームページを見てもそれほど差はないように見える一方で口コミサイト等はどこまで信用していいかわからない・・・
ということはありませんでしょうか？

「では、どこで知るの？」ということですが、それが面接での逆質問です。
働いている方からの情報（一次ソース）を得る貴重な機会と捉えて下さい。
言い方を変えると、面接は「企業から評価される場」でもありますが、「皆さんが企業を評価する場」でもありますので、そこでしか聞けないものは、臆することなく是非聞いていただきたいと思います。

少し前置きが長くなりましたが、「では、何を聞いたらいいの？」と悩まれる方のために、今回は「これだけは聞くべき５つ」をご紹介します。

ファームの面接ではコンサルタントが面接官になることが多く、それは入社後に同僚、先輩または上司になるであろう人たちです。
仕事選びで「誰と一緒に働くか」を重要と考える方は多いと思いますが、目の前にいる面接官がどんな方なのか知ることがその第一歩です。
どういったバックグランドの方なのか、何が魅力で入社したのか等、聞いてみることをお勧めします。

守秘義務もあるので、詳細までは教えて頂けないこともありますが、どういった業界のどういったテーマのPJTにどういった役割で参画し、何がやりがいなのか、何が大変なのか等を聞いてみましょう。
コンサルタントという職種の実態を垣間見ることができるはずです。
また、最近のホットトピック・テーマ等を聞いても面白いと思います。

ストレートに聞くと「逆にどう思う？」と切り返されたりもしますが、うまく質問をすることで各社の違いを知ることができます。
特に複数のファームを渡り歩いてきた方が面接官の場合、実体験に基づいたお話は非常に有意義で参考になります。

中にいるからこそ感じる魅力(転職してよかったこと)、あるいは課題は、ここでしか聞けない情報の1つですが、この質問には意外に多くの方が熱く語って下さいます。皆さん自社が好きだからこそなのでしょうが、普段ロジカルでクールな方が熱量持ってお話いただけるのは、とても面白く貴重な機会だと思います。

「コンサルタントという仕事はとても楽しいからぜひなってほしい」、「でも大変なこともあるからきちんとした理解と覚悟を持ってほしい」と思っていらっしゃる面接官は非常に多いです。
あるいはご自身が非常にご苦労されてきた方もいらっしゃいます。
そういった「先輩」からの率直なアドバイスやフィードバックは大変参考になるものですので、ぜひ聞いてみましょう。

今回はこれだけは！という５つをポイントを絞ってご紹介致しましたが、「他に聞いた方がいいことは？」「失礼がないように聞くにはどうする？」「どういう順番で聞くのが良い？」「1次と2次でどう聞き分ける？」等、より細かな逆面接の仕方については、弊社での面接対策の中で丁寧にアドバイスさせていただきますので、遠慮なくご相談いただければと思います。

逆質問は、時に自身の希望ファームの優先順位付けや、なかなか見えてこないコンサルティングファームの中を知ることが出来ますが、質問する相手は「現役コンサルタント」ですので、その質問内容は十分に注意が必要です。
調べればわかること、その前の面接で話したこと（聞いたこと）、質問内容から何を知りたいのか理解できないこと、など評価を下げてしまう場合もありますので、事前に準備をしつつ面接の流れからどの質問をするべきなのか判断すると良いかと思います。

上記のようにコンサルティングファームの面接で逆質問することは良いアピールにも繋がりますが、絶対に押さえておかなければいけないポイントがあります。
それは「面接」の場ということ。
コンサルの面接では、候補者の方に「コンサル適性」があるのか徹底的に見られます。 その「コンサル適性」とは、 ・論理的思考能力 ・コミュニケーション能力 の2つです。

逆質問の際には、伝えること、聞くことにおいて上記2つも意識しながら面接を進めていくといいでしょう。