楽天の初任給は35万円！手取り金額や年収も解説

IT業界トップ！楽天の初任給は35万超え！

IT業界の最大手といえる楽天のビジネス職における初任給は、大学卒の場合は35万円（年収約420万円）、大学院卒の場合は36万円となっています。（参考：募集要項　ビジネス総合コース）。
※エンジニア職は月給37万円以上

大企業ならではの安定性と、キャリアパスを広げるという意味での将来性も抜群であることから、新卒はもちろん第二新卒を含む中途人材からも人気の高い楽天について、その手取り額や注意点なども含めて解説していきます！
第二新卒で楽天への転職を検討しているという方は、下記の記事を参考にしてみてください。

第二新卒から楽天への転職

本記事のポイント

楽天の初任給は35万円！

楽天の平均年収は821万円と高水準！

大企業ならではの安定性と将来性！

楽天の初任給は？

楽天に新卒入社した場合の初任給は、35万円（年収420万円）となっています。
上記の金額の中には、月40時間分の固定残業代が含まれています。また、月40時間を超えた時間外労働については、別途時間外手当が支給されます。

また、通勤手当は上記とは別に支給されるほか、フレックスタイム制度や時差勤務制度、在宅勤務などのワークライフバランスを保った働き方を支援する制度が整備されているため、将来的なライフイベントにも対応が可能です。
さらに、出産・育児・介護に関する制度や朝・昼・晩３食の食事を基本無料で提供するカフェテリア制度なども完備されているため、将来を見据えた働き方をしたいと考えている新卒・第二新卒の方からも高い人気を誇っています。

新卒で応募可能な職種は？

楽天の募集要項によると、新卒がエントリー可能な職種はビジネス職とエンジニア職を合わせて下記の4つとなっており、それぞれ業務内容は異なります。また、ビジネス職の初任給は一律で大学卒35万円、大学院卒で36万円となっている一方、エンジニア職では月給37万円以上となっています。

下記では、職種と業務内容、給与についてまとめています。

新卒でエントリー可能な職種	初任給	特徴
エンジニア職	月給37万円以上	内定時に職種や配属が確定されているコースです。職種の詳細はこちらからご確認いただけます。
ビジネス職（ビジネス総合コース）	大学卒：35万円、大学院卒：36万円	楽天のすべての部門・職種への配属の可能性があるコースです。
ビジネス職（FinTechコース）	大学卒：35万円、大学院卒：36万円	FinTech事業への初期配属が確約されるコースです。
ビジネス職（コーポレートコース：財務経理）	大学卒：35万円、大学院卒：36万円	財務経理部門への初期配属が確約されるコースです。
ビジネス職（デザインコース）	大学卒：35万円、大学院卒：36万円	デザイン/UX部門への初期配属が確約されるコースです。
ビジネス職（マーケティングコース）	大学卒：35万円、大学院卒：36万円	マーケティング部門への初期配属が確約されるコースです。

上記は新卒がエントリー可能な職種となりますが、第二新卒の方でどのような職種に応募可能なのか知りたいという方は、下記にて詳細をご紹介していますのでぜひご覧ください。
【三木谷社長直下の少数精鋭組織】第二新卒から楽天への転職大手IT企業求人特集・難易度

大卒者の平均初任給は？

厚生労働省の「令和６年賃金構造基本統計調査」によると、大卒者の平均初任給は男性で約25.2万円、女性で25.0万円となっています。上記の数値からみても、楽天の初任給の水準の高さは群を抜いているといえます。

また、ご参考までに大卒以外の場合の初任給については下記のようになっています。

最終学歴	初任給額（男性）	初任給額（女性）
大学院卒	約28.9万円	約27.8万円
大卒	約25.2万円	約25.0万円
高専・短大卒	約24.0万円	約23万円
専門学校卒	約22.6万円	約23.4万円
高校卒	約20.6万円	約23.4万円

初任給の内訳と固定残業とは？

大学卒の初任給、35万円には基本給に加えて固定残業の相当額が含まれています。
固定残業代は、あらかじめ想定した時間外労働や深夜労働に対する手当を月額に組み込む方式で、実際の残業時間が想定を超えた分については別途支給されます。

また、固定残業が含まれている＝「その時間分は必ず残業する」と勘違いしてしまう方も多いですが、固定残業は「みなし時間の範囲内であれば追加の残業代が発生しない」というものです。

初任給を比較する際は、額面だけでなく固定残業の相当時間、超過分の清算方法まで含めて見ると、実質的な時間単価や可処分所得のイメージがつかみやすくなります。

楽天の平均年収・給与

楽天は上場企業であるため有価証券報告書を公開しており、それらを参照すると、直近の平均年収は約821万円となっていることがわかります。
また、これまでの過去5年間の平均年収の推移は下記のようになっています。
参照：楽天 IR情報

年度	平均年収
2024年	約821万円
2023年	約795万円
2022年	約797万円
2021年	約774万円
2020年	約745万円

国税庁によると日本の平均年収は460万円のため、楽天の有価証券報告書からみても年収水準が高いことがわかります。
参照：国税庁「令和５年分民間給与実態統計調査結果」

初任給の手取りや平均手取りはいくら？

楽天の初任給が35万円であり、国内平均と比較しても高年収が見込める企業であることはこれまでお伝えしている通りですが、ここでは、実際に受け取ることのできる手取り金額はいくらなのか、また、初任給だけでなく平均の手取り金額はいくらなのかについて解説していきます。

まず初任給が35万円の場合の内訳は下記のようになっており、手取り金額は約27.5万円となります。

項目	年収	月収
額面収入	4,200,000 円	350,000 円
所得税	93,140 円	7,762 円
住民税	192,449 円	16,037 円
健康保険	208,110 円	17,343 円
厚生年金	384,300 円	32,025 円
雇用保険	23,100 円	1,925 円
介護保険	0円	0円
手取り	3,298,901 円	274,908 円

続いて、中途採用を含めた直近の楽天の平均年収である821万円の内訳は下記のようになっており、手取り金額は81.9万円となります。
参照：楽天有価証券報告書

項目	年収	月収
額面収入	8,209,992円	684,166 円
所得税	504,031 円	42,003 円
住民税	470,582 円	39,215 円
健康保険	406,805 円	33,900 円
厚生年金	751,214 円	62,601 円
雇用保険	45,155 円	3,763 円
介護保険	0円	0円
手取り	6,032,205 円	502,684 円

楽天の福利厚生・待遇・研修制度

楽天が目指す福利厚生は、金銭的なサポートだけではなく、社員の暮らしと心身の健康をしっかり支える仕組みを提供することです。
一人ひとりの可能性を引き出し、キャリア・成長を支える仕組みとして、社員の健康や生活をサポートするためのさまざまな社内制度・施設があります。
2022年には、従業員に対し、特に優良な健康経営を行っている企業に与えられる「ホワイト500」にも認定されました。

WORKSTYLE(柔軟なワークスタイル)

制度名	内容
フレックスタイム制度（R-Flex）	月の所定労働時間の範囲内で、従業員が日々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることができます。業務の繁閑に合わせて労働時間を効率的に配分することで、業務生産性の向上を目指します。
時差勤務制度（R-Timeshift）	定時前後2時間の時差勤務が可能です。
在宅勤務（R-Satellite）	妊娠・育児・介護・怪我病気を理由とした在宅勤務が可能です。
新型コロナ禍でのワークスタイル	フレックスタイム制度、時差勤務制度を推奨し、従業員の安全を最優先しています。感染状況に応じて、在宅勤務が推奨されることもあります。

BENEFIT(福利厚生)

福利厚生制度名	内容
仕事と育児・介護の両立支援	社内託児所やマザーズルーム（搾乳室）の設置、内閣府ベビーシッター割引券の導入、オープンファミリーデーの実施など
女性の活躍支援	ワーキングペアレンツネットワーク構築、各種セミナー（休職前セミナー、復職前セミナー）の実施、育児休業中の従業員向けニュースレター配信の実施など
出産・育児・介護に関する制度・サポート	結婚休暇、妊娠中の通院休暇、産前産後休業、配偶者出産休暇、出生時育児休業、育児休業、子の看護休暇、介護休業、家族の介護休暇、妊娠／育児／介護期間中の短時間勤務制度、時差出勤制度、フレックス勤務制度、時間外や休日・深夜残業の免除、在宅勤務制度、出産見舞金、出産育児一時金、社内託児所、搾乳室、内閣府ベビーシッター割引券、家事代行サービスの法人契約、休職前／復職前セミナーの実施、等
社内託児所（楽天ゴールデンキッズ）	幼児向けの英語教育や科学実験、屋外での遊びなどを取り入れたユニークで充実したプログラムを提供。マザーズルーム（搾乳室）も完備。
食事補助	カフェテリアのあるオフィスでは、朝・昼・晩３食の食事を基本無料で提供。メインメニューはすべて日替わりで、その日の気分や好みに合わせて、選択可能。一部のカフェテリアではハラル、インドベジにも対応。
ストックオプション・従業員持ち株会	「ストックオプションプログラム」は報酬プログラムの一つで、楽天の株式100株を1円で購入できる権利を付与する制度。「従業員持株会」は社員が自身で設定した金額を給与から天引きし、定期的に楽天の株式を購入していく制度。
クラブ活動（Rakuten Official Club）	カフェテリアのあるオフィスでは、朝・昼・晩３食の食事を基本無料で提供。メインメニューはすべて日替わりで、その日の気分や好みに合わせて、選択可能。一部のカフェテリアではハラル、インドベジにも対応。
楽天クリムゾンハウスサービス施設	楽天クリムゾンハウス内には充実した福利厚生施設が揃っています。託児所、カフェテリアのほか、ヘアサロン、ネイルサロン、フィットネスジム、鍼灸＆マッサージ、クリーニングなど、プロによるサービスを優待価格で受けることができます。
その他	福利厚生サービス（リロクラブ）、健康カウンセリングサービス、入社時のビザ取得・更新サポート、リロケーションサポート、従業員向け優待割引（引っ越し・語学学習等）等、安心して働ける環境を整備しています。

よくあるQ&A

ここでは、楽天の初任給や年収に関して聞かれることの多い内容について、Q&A形式で回答していきます！

固定残業の相当時間があると、その時間は必ず残業するという意味ですか？

A. 固定残業とは、想定時間分の手当をあらかじめ月額に含める方式であり、必ずしもその分の時間残業しなければならないというわけではありません。また、固定残業時間を超えた分は別途支給されます。

手取りはいくらになりますか？

A. 個人の条件で変わりますが、35万円の場合は社会保険料などを差し引いた手取りが概ね28万円前後の目安です。
また、住民税は原則2年目から本格的に天引きが始まります。

初任給以外に見ておくべきポイントはありますか？

A. 配属想定、育成・評価の仕組み、異動や子会社出向の可能性、働く環境や支援制度など、初任給の数字だけでなく働き方全体で比較することをおすすめします。第二新卒から楽天への転職を検討されている方は、新卒とは異なる選考対策や事前準備が必要となるため、一度転職エージェントへ相談し、選考の流れや対策方法などについて確認することをおすすめします。

第二新卒と新卒で待遇は変わる？楽天への転職のポイント

ここまでお読みいただいた方の中には、第二新卒で楽天への転職を検討しており、「新卒と第二新卒は同じ待遇なのか知りたい」という方もいるかもしれません。
結論としては、第二新卒と新卒の扱いについては企業ごとに運用が異なります。

第二新卒を若手中途枠として採用する企業であれば、第二新卒の場合には前職水準・スキル・配属職種によって月給が変動し、新卒よりも高収入となる可能性もあります。
またその場合、選考では現職での経験やそれらを転職後どのように活かせるのかについて質問されたり、提案書・ポートフォリオ等の成果物で即戦力性やポテンシャルを判断されることになるため、新卒時の就職活動とは異なるポイントに注意する必要もあります。

だからこそ、各社の待遇と選考の違いを把握した上でアドバイスが可能な転職エージェントの活用をおすすめします！
第二新卒から楽天への転職をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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