サーベラス・グループ
会社概要 サーベラス・グループ
社名 | サーベラスジャパン |
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代表取締役 | スティーブン・ファインバーグ |
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資本金 | 非公開 |
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売上高 | 非公開 |
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設立 | 1998年4月 |
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従業員 | - |
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所在地 | 東京都千代田区丸の内2丁目2番2号丸の内三井ビルディング |
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その他拠点 | - |
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子会社・関連会社 | - |
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特色・概要 サーベラス・グループ
ブッシュ政権下の元財務長官のジョン・スノーが会長を務める投資ファンド。
営業・顧問事務所をアトランタ、シカゴ、ロサンゼルス、ロンドン、バールン、フランクフルト、東京、大阪、台北に設けている。
サーベラス・キャピタルは米国政界の実力者を顧問や経営陣に迎えているため、知名度が非常に高い。
米国の年金基金、機関投資家等から集めた投信の資金を運用。その投資動向は常に注目を浴びています。
サーベラス・キャピタルは、主に不採算企業の建て直しを図り、企業の事業再生に向けた投資を行うことが多く、投資先企業の事業再生に向けた技術開発、新製品のマーケティング、社員育成、オペレーション改善、戦略的買収の支援等、長期的な視野に基づいている投資が多い。しかし、同社は投資先企業に対して短期間で結果を求める傾向があり、対象企業に対して強行に経営陣の交代を求める等、批判も多く報道されている。また、プライベート・エクイティ・ファンドでありながら、ヘッジファンドの特徴が強いとされている。
サーベラス・キャピタルが現在までに投資を行った企業には、スポーツウェア、製紙、軍事サービス、不動産、エネルギー、小売業、ガラス製造、運送及び建材等を扱う企業が挙げられる
日本国内においてはあおぞら銀行、西武ホールディングスに投資。本国ではダイムラー・クライスラーからクライスラーを買収したことで有名。
沿革 サーベラス・グループ
1992年に創設、当初は高金利の消費者金融事業を手がけていたが、現在はアメリカの年金基金や機関投資家などから集めた投資信託を基に運営されており、運用資産額165億ドル(約2兆円)に上る米国7位の投資ファンドとなっている。 「サーベラス」は、ギリシア神話の「地獄の番犬ケルベロス」の英語読み。
投資実績 サーベラス・グループ
ダイア建設
上場のグループ会社に当時再建途上だった大和建設を持っていた。破綻直前までは当初、レオパレス21支援での再建計画を予定していた
長崎屋
ドン・キホーテへ売却
あおぞら銀行
再民営化以来の筆頭株主だったソフトバンクが、保有する同行の全株式をサーベラスグループに売却、2012年9月サーベラスが保有株を売却
木下工務店
不動産部門を第二会社(エムシー・コーポレーション)として一旦分離、再合併して現「キノシタグループ」となる
昭和地所
協和銀行の不動産部門として設立されりそな銀行と親密であった
国際興業
帝国ホテル - 国際興業から保有株を肩代わりした三井不動産と提携
西武HDと米サーベラスの争い
The Capital Tribune Japan 参照
サーベラス側は西武HDに対して公開買い付け(TOB)を仕掛けていましたが、目標の12%には遠く及ばず買収はほぼ失敗に終わっています。
もともと西武HDとサーベラスは友好的な関係でした。サーベラスが西武HDに出資するきっかけになったのは、西武グループの経営危機がきっかけです。西武グループは創業家出身でカリスマ的な存在であった堤義明氏がオーナーとして君臨していました。堤氏は政治家とのパイプも太く、かつては自民党の総裁選の結果に影響を与えたともいわれる人物でしたが、2004年に有価証券報告書の虚偽記載の責任を取ってグループ・トップを辞任、翌2005年には証券取引法違反で逮捕されてしまいました(執行猶予付きの有罪が確定)。西武グループは上場廃止となりましたが、同社には多額の不動産融資の焦げ付きがあり、同社のメインバンクであったみずほグループの管理下に置かれることになったのです。現在の西武HDの後藤社長はみずほグループ出身です。
みずほグループが西武グループの経営再建を実施するにあたり、出資者として協力したのが米国の投資ファンドであるサーベラスでした。サーベラスは約1040億円を出資し、西武HDはこの資金で何とか再建をスタートすることができたのです。
両者が対立するきっかけになったのは、西武HDが再上場する計画が具体化してきた2013年のことです。証券会社がはじき出した再上場価格は1200円から1500円でしたが、サーベラスが出資した価格は920円程度。投資から7年経過していることを考えると、サーベラス側としては採算が合いません。後藤社長にもっと高い価格でなければ上場を取りやめにして欲しいと依頼したものの、後藤社長は株価は市場が決めるものとしてサーベラスの要求を拒否。これをきっかけに両者の泥仕合が始まったというわけです。
クライスラーグループでの事例
サーベラス・キャピタルおよび他約100の投資家は、2007年に米国大手自動車メーカーのクライスラーグループへ74億ドル出資し、自動車メーカーの株式の80%を取得することとなった。サーベラス・キャピタル単体の出資額は約17億ドルとされている。
サーベラス・キャピタル率いる投資家のコンソーシアムは、出資によってクライスラーグループのパフォーマンス支援を行う予定であった。しかし米国の自動車産業が全体的に停滞し、当初計画していたクライスラーグループの支援は破綻することとなった。また、2009年に米国財務省の救済が決まると、サーベラス・キャピタルは保有するクライスラーグループ株式を放棄することとなった。その後、2009年4月にクライスラーグループは連邦破産法11条の適用を申請した。
ファンドへの転職 関連情報
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