「次のキャリアは“大手”へ」。インフラエンジニアとして、より大規模な環境や上流工程、年収アップ、働きやすさ(ホワイト度)を求めて動き出すと、SIer・通信・クラウド・コンサル・事業会社という“カテゴリの違い”や、転職難易度・年収レンジ・見極め方の情報が点在していて迷いがちです。
ここでは「インフラエンジニア 転職 大手」で情報収集する皆様に向けて、企業カテゴリ別の違い、大手と中小のリアルな差、年収とホワイト度の見方、通過率が上がる書類・面接の型までを、実務に落とし込んで解説します。比較表・企業一覧・選び方の3ステップを使い、運用→構築/設計、オンプレ→クラウド、個人作業→標準化・自動化リードへの“スイッチ”を具体化します。
読み終える頃には、志望カテゴリが定まり、必要な経験・キーワード(SRE / IaC / ゼロトラ / BCP 等)が整理され、大手に刺さる職務経歴書に落とし込める状態になっているはずです。ここから最短ルートで大手内定を取りに行きましょう。
弊社転職エージェント「ムービン」では書類作成から面接対策までインフラエンジニアの転職を徹底サポートしておりますので興味のある方は是非お気軽にご相談ください。
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インフラエンジニアが採用ターゲットに含まれている企業の求人を厳選してご紹介します。大手SIerや大手企業の社内SE、AI・SaaSベンチャーやコンサルティングファームなど様々な求人を取り扱っていますので是非お気軽にご相談ください!
インフラエンジニアが大手へ転職を成功させるには、求人票の必須/歓迎要件を分解して自分の経験を1対1で対応付け(規模・役割・期間・製品名まで明記し、ギャップは短期で補完)し、成果を数値で可視化(障害率▲、工数▲h/月、SLA99.99%等)して示すことが必要です。
加えて、クラウドの“語れる案件”を1〜2本(設計→IaC→自動化、監視/セキュリティ/コスト最適化まで)+中核資格で裏付け、大規模・高可用性運用の指標(拠点数・台数・SLA/SLO、DR/BCP、MTTR/MTBF)、IaC/SREの自動化実績、セキュリティ/コンプラ対応事例、PJ推進・ベンダーコントロールの数値を揃えるとよいでしょう。
現在の転職市場においてインフラエンジニアの採用ニーズは高いと言えるでしょう。
とくに大手企業はクラウド移行と運用の“両輪”を回すための人材を通年で採用しており、需要は堅調です。スキルの更新度合いで難易度は変わるものの、全体として売り手優位と言えます。
インフラエンジニアは以下の理由から現在転職市場で需要が高まっています。
・クラウド移行+ハイブリッドの継続(既存DC運用とクラウド設計/移行を同時進行=恒常的人手不足)
・可用性・セキュリティ要件の高度化(SLA/DR・ゼロトラスト・監査対応まで設計できる即戦力需要)
・自動化/IaC・SRE化の加速(Terraform/Ansible、SLI/SLO・Observabilityで“運用をコード化”できる人材が不足)
・レガシー更改の波(EoL更新・NW再設計など大規模更改PJが継続発生)
・コスト最適化(FinOps)需要(リプラットフォームと自動化でクラウド費用を最適化できる実務者が重宝)
・運用だけでなく「構築/更改」を一度でも経験
新規環境構築、更改PJの一部(ストレージ増設/監視更改だけでも可)。規模・役割・期間を明記。
・クラウドの実務または演習での基本運用(AWS/Azureなど)
IAM/VPC(サブネット・SG)/監視/バックアップ/ログ収集を“自分で設定した”経験。小規模でもOK。
・IaC/自動化の手触り
Terraform or Ansibleで“何かをコード化した”実績(例:SGや監視のテンプレ化)。リポジトリや手順書を提示。
・可用性&セキュリティの基本原則を数値で語れる
SLA/MTTR/DR、パッチ・脆弱性対応、権限最小化などを「やった事実+指標」で説明できる。
・プロジェクトマネジメント
運用手順、変更管理、ベンダー/社内の合意形成(例:定例運営、変更申請、リスク説明)。
以下の経験は大手で特に歓迎されます!
・AWS/Azureでの移行タスクを主導(監視移管、バックアップをS3/Blobへ 等)
・SRE/Observability(SLI/SLO設計、アラートノイズ削減、MTTR短縮)
・コンテナ基礎(Kubernetes運用の成功体験)
大手内定に近づく近道は、①小さめでもクラウド案件を1本作る(バックアップ/DRや監視移管でも可)②Terraform/Ansibleで“自動化できる証拠”を残す③IAMや監視設計などセキュリティ基礎を押さえる——の3点。
履歴書ではオンプレ経験を規模・役割・期間・製品名で明確化し、クラウド/IaCに“言い換え・接続”して示せば通過率が上がります。
一方で必ずしもクラウド経験がないと大手へ転職できないというわけではありません。
IT人材不足のため、エンジニア経験あり・若手ハイポテンシャル層というだけでニーズは一定あります。ご自身の経験に自信がない方はぜひ一度キャリア相談してみることをおススメします。
弊社「ムービン」には、IBM、Amazon、富士通、NEC、アクセンチュア、シンプレクスなど、大手企業のエンジニア出身者をはじめ業界に精通した転職エージェントが多数在籍しておりますので、皆様のご経験からアピールポイントを明確化するアドバイスが提供できるかと思います。
個別相談会となっていますので是非お気軽にご相談ください。今すぐの転職をお考えでない方も大歓迎です。
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大手企業へ転職したいインフラエンジニアの転職先としては、SIer、通信キャリア、SaaS、コンサル、事業会社の社内ITなどが挙げられるかと思います。ここでは代表的な企業を一部抜粋してご紹介します。
<役割>
要件定義〜設計・構築・移行・運用、更改。一次請けではPM/ベンダーコントロールや標準化・監査対応も担当。
<評価される経験・スキル>
オンプレ/仮想化+AWS/Azureの基本設計、IaC(Terraform/Ansible)、ITILベースの運用設計、RFP対応、変更管理/CAB、監視設計(Observability)。
<どんな人に向いているか(理由)>
・ビジネス側にも目を向けたい人(要件整理や見積・提案、利害調整が多い)
・技術の幅を広げたい人(NW〜サーバ〜クラウドを横断)
・WLB重視の人(体制次第だが大手は当番・代休などの運用が整備されやすい)
<代表企業>
NTTデータ/日立製作所/富士通/NEC/SCSK/TIS/伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)/NECソリューションイノベータ/日立ソリューションズ/みずほリサーチ&テクノロジーズ など
<強み>
一次請けで上流〜運用まで一気通貫/大規模案件・標準化・監査対応の経験が積める/PM・ベンダーコントロールを学びやすい
<注意点>
顧客都合で稼働が波/レガシー更改中心の時期は最新技術に触れる頻度が落ちる可能性がある
<役割>
キャリア網・DCの設計運用、高可用性(SLA 99.99%+)、DR/BCP、監視・運用自動化、クラウド接続(Direct Connect/ExpressRoute等)。
<評価される経験・スキル>
L2–L4/NAT/BGP/MPLS等のNW設計運用、仮想化/NFV、Linux運用、Ansible等の自動化、大規模障害対応、変更管理/手順化。
<どんな人に向いているか(理由)>
・技術力を堅実に磨きたい人(ミッションクリティカル×規律運用で基礎が鍛えられる)
・安定志向・社会インフラに貢献したい人
・WLB向上を重視する人(当番はあるが大手は体制・手当・代休が整いやすい)
<代表企業>
KDDI/NTTドコモ/ソフトバンク/楽天モバイル/NTTグローバルデータセンター/IDCフロンティア/さくらインターネット/エクイニクス・ジャパン など
<強み>
高可用性(SLA 99.99%+)×大規模の実務/NW〜仮想化まで土台が強くなる/運用体制・手順が整備されやすい
<注意点>
変更加速は限定的(安全最優先)/夜間作業・当番のルールはある程度存在
<役割>
ソリューションアーキテクト/PS/SRE/サポート等で、ベストプラクティス設計・アーキレビュー・PoC・FinOpsを推進。
<評価される経験・スキル>
AWS/Azure/Google Cloudの設計→IaC→自動化の一連の実務、IAM/ネットワーク/監視/セキュリティ、中核資格(例:AWS SAA/Pro、AZ-104/AZ-305、PCA/ACE、CKA)。
<どんな人に向いているか(理由)>
・最新技術を触り続けたい人(機能更新が速い)
・顧客折衝・提案も好きな人(説明・ドキュメント・英語が活きる)
・WLB重視の人(職種によるがリモート・フレックス運用が進んでいる企業が多い)
<代表企業>
Amazon Web Services(AWS)/Microsoft(Azure)/Salesforce/Oracle Cloud/Google Cloud/ServiceNow/IBM Cloud など
<強み>
最新機能を最速で実務/アーキ・ベストプラクティスを横展開/IaC・SRE・FinOpsが核心スキルになる。
<注意点>
英語・ドキュメント力・説明責任の要求が高め/職種により顧客対応の難易度も高い
<役割>
クラウド導入・更改戦略、基盤の標準化/運用設計(SRE/ITIL)、PMO、セキュリティ・監査、ベンダ選定・RFP。
<評価される経験・スキル>
課題→施策→効果を数値で語れる実績、マルチクラウド比較、変更管理/リスク管理、プロジェクトマネジメント、資料作成・合意形成。
<どんな人に向いているか(理由)>
・ビジネス側にも目を向けたい人(企画・投資対効果・ロードマップ策定が主戦場)
・技術を“翻訳”して意思決定を前に進めたい人
・WLBは波があっても成長速度を優先したい人
<代表企業>
アクセンチュア/デロイト/PwC/EY/KPMG/野村総合研究所(NRI)/ベイカレント/IBM/Capgemini など
<強み>
上流(要件・標準化・運用設計)に早期から関与/課題→施策→効果の定量化が身につく/年収レンジが高め
<注意点>
稼働の波/アウトプット密度が高く学習カーブも急
<役割>
自社サービスのSRE/プラットフォーム/セキュリティ、ゼロトラスト、DevSecOps、クラウド最適化、長期の信頼性改善。
<評価される経験・スキル>
SLO/SLI設計、MTTR短縮やアラート最適化の実績、FinOps、Kubernetes/Observability、AWS/Azure/GCP運用、部門間調整。
<どんな人に向いているか(理由)>
・技術力を深掘りし、1つのプロダクトに長期でコミットしたい人
・ビジネス指標(売上・CVR等)とインフラ品質を結びつけて成果を出したい人
・WLBを安定させたい人(当番はあるが計画的で、働き方整備の進んだ企業が多い)
<代表企業>
トヨタ/ソニーグループ/パナソニック/三菱UFJ銀行/三井住友銀行/みずほ銀行/DeNA/サイバーエージェント/楽天グループ/LINEヤフー/メルカリ など
<強み>
プロダクト志向で長期改善(SLO/SLI、MTTR短縮、コスト最適化)/内製SRE・プラットフォームで影響範囲が大きい
<注意点>
部門異動の可能性/レガシーと最新の混在で優先度調整が必要/枠が狭く倍率が高い場合も
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大手でインフラエンジニアの需要が高いのは、
①NW/Server/Storage/Virtualizationの基盤エンジニア(設計・構築・更改・運用)
②クラウド(AWS/Azure/GCP)・SRE・IaCのクラウド/プラットフォーム人材
③ゼロトラスト・EDR・SOCなどのセキュリティ
④要件定義・アーキ設計・移行を担うPM/PMO。
求人票では「ネットワークエンジニア」「クラウドエンジニア/SA」「セキュリティエンジニア」「インフラPM/PMO」などが該当します。
<職種例>
ネットワークエンジニア/サーバーエンジニア/インフラエンジニア(オンプレ)/ストレージエンジニア/仮想化エンジニア(VMware)/VDIエンジニア/社内SE(インフラ)
<役割>
企業ネットワークやサーバー基盤の設計・構築・更改・運用を担う“土台づくり”の担当。
<評価される経験・スキル>
・NW:L2–L4、BGP/OSPF、FW/WAF、LB、VPN、SD-WAN、機器は Cisco/Juniper/F5/Palo Alto 等
・Server/OS:Linux(RHEL/Ubuntu)/Windows、AD、パッチ運用、性能・容量計画
・Storage/Virtualization:SAN/NAS/HCI、vSphere/vMotion/vSAN、バックアップ/DR
・自動化:Ansible/PowerShell、監視設計(Zabbix/Prometheus など)
・指標:拠点数・台数・SLA/MTTR を明記できる実績
どんな人に向いているか(理由)
・基礎技術を広く堅実に磨きたい人(土台の強さがどの職場でも効く)
・WLBも重視したい人(当番はあるが体制が整った大手が多い)
<職種例>
クラウドエンジニア(AWS/Azure/GCP)/クラウドアーキテクト/ソリューションアーキテクト(SA)/SRE/プラットフォームエンジニア/DevOpsエンジニア/FinOps担当
<役割>
クラウド基盤を設計→IaCで構築→運用を自動化し、可用性・コスト・セキュリティを継続改善する
<評価される経験・スキル>
・クラウド:AWS/Azure/GCPでの設計〜運用、移行(ネットワーク/監視/バックアップの移管)
・IaC:Terraform/CloudFormation/Bicep、Git運用、CI/CD での自動適用・レビュー
・SRE:SLI/SLO設計、アラートノイズ削減、MTTR短縮、Observability(CloudWatch/Stackdriver/Grafana 等)
・セキュリティ/コスト:CIS準拠、IAM最小権限、コスト最適化(RI/自動停止/サイズ適正化)
どんな人に向いているか(理由)
・自動化で速く安全に回すのが好き(手作業をコード化して再現性UP)
・最新技術を追い続けたい(機能アップデートが速い)
<職種例>
セキュリティエンジニア/セキュリティアーキテクト/SOCアナリスト/CSIRT担当/EDR運用エンジニア/ゼロトラストエンジニア/IAM(ID基盤)エンジニア
<役割>
ゼロトラストやEDR/SIEMで“守り”を設計・運用し、インシデント対応や監査を回す
<評価される経験・スキル>
・ゼロトラスト/SASE、ZTNA、MDM、ID管理(Entra ID/Okta)
・EDR(Defender/CrowdStrike 等)と SIEM/SOAR での検知・自動化、脆弱性管理
・監査対応(ISMS/ISO27001、ログ/証跡の整備)、インシデントハンドリング
・クラウド権限設計(AWS/Azure/GCP の IAM, KMS, Key 管理)
どんな人に向いているか(理由)
・リスク思考で守りを固めたい(設計と運用を通じて“安全性”を数値で高める)
・社会的影響の大きい仕事がしたい(大手は扱うデータ/規模が大きい)
<職種例>
コンサルタント/インフラPM/クラウド移行PM/テクニカルPM/PMO/ITサービスマネージャー(ITIL)/ITアーキテクト(インフラ)/運用設計・標準化リード
<役割>
要件定義・ロードマップ策定、RFP/ベンダ選定、アーキテクチャ設計、変更管理/リスク管理、品質・コスト・スケジュール統括して“全体を前に進める”
<評価される経験・スキル>
・大規模更改/移行の推進(人数・期間・予算・成果を数値で示す)
・プロジェクトマネジメント(CAB、合意形成、課題/リスクのエスカレーション)
・ドキュメント作成(設計書/移行計画/運用設計)、利害調整、ベンダコントロール
・マルチクラウド比較・標準化(設計指針/セキュリティ基準の策定)
どんな人に向いているか(理由)
・ビジネス側にも目を向けたい(投資対効果や全体最適で意思決定を前進)
・影響範囲の大きい仕事がしたい(全社基盤や複数システムを横串で改善)
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ここではインフラエンジニアの平均年収として上述したSIer、通信、コンサル各社の平均年収を有価証券報告書からご紹介します。
業界最大手のSIer「NTTデータ」をはじめ、大手SIer各社平均年収900万を超えており、インフラエンジニアとして高年収を狙えると言えるでしょう。
企業 | 平均年収 |
---|---|
伊藤忠テクノソリューションズ | 約1029万円 |
NEC | 約963万円 |
日立製作所 | 約961万円 |
富士通 | 約929万円 |
NTTデータ | 約923万円 |
3大通信キャリアと言えば、ソフトバンク、au、ドコモがイメージされますが、NTTドコモはNTTの完全子会社となっているため、ここではソフトバンクとauを展開するKDDIの平均年収をご紹介します。
企業 | 平均年収 |
---|---|
KDDI | 約1018万円 |
ソフトバンク | 約849万円 |
インフラエンジニアをはじめ、エンジニア経験者を積極採用中のコンサル業界も高年収となっており、年収アップを狙うインフラエンジニアにとってはねらい目の業界と言えるでしょう。
アクセンチュアやBIG4などは上場していないため、有価証券報告書がないので、ここでは上場コンサルの中から、平均年収が高い企業を一部抜粋してご紹介します。
企業 | 平均年収 |
---|---|
フロンティア・マネジメント | 約1257万円 |
野村総合研究所(NRI) | 約1242万円 |
ドリームインキュベータ | 約1217万円 |
ベイカレント | 約1117万円 |
三菱総合研究所(MRI) | 約1117万円 |
転職して年収が上がる人の特徴
成果の可視化:障害削減、可用性/性能改善、工数圧縮、コスト最適化などを定量(例:障害▲40%、月間工数▲120h、可用性99.99%)。面接ではSTAR(状況→課題→行動→結果)で端的に説明。
上流比率の高さ:要件定義・基本/詳細設計・アーキ設計・運用設計(SLO/SLI、監視、BCP)まで主導。非機能要件と制約整理、ベンダー/社内ステークホルダーの合意形成(変更管理)をリード。
自動化/コード化:IaC(Terraform/Ansible等)、CI/CD、監視・運用自動化、セキュリティガードレール、クラウド(AWS/Azure/GCP)での実装実績。再現性・可搬性・セキュア設計をコードで示せる人は評価が伸びやすい。
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大手企業のインフラエンジニア求人は応募者が多いため、書類段階で差別化できるかが勝負です。ポイントは「求人票に1対1で対応する」「成果を数字で示す」「秘匿を守りつつ“設計できる人材”を証明する」こと。以下の3つを意識すれば、通過率が一気に高まります。
案件:基幹システム更改(9か月/8名)
役割:AWS設計〜構築、監視・運用設計、ベンダー調整
環境:AWS(VPC, ALB, RDS)、400VM、SLA 99.99%
結果:IaC標準化により工数▲120h/月、アラート設計見直しで誤検知▲40%、可用性99.99%達成
このように、求人票の必須要件と自分の経験を「1対1」で対応させることが通過の鍵です。完全にマッチしなくとも親和性の高い経験スキルを対応させるとよいでしょう。
大手は「設計できるか」を重視するため、設計書や構成図のサンプルを持っておくと説得力が高まります。ただし、秘匿情報の取り扱いには注意が必要です。
作成のコツ
システム名/顧客名/実IP → すべて仮名・マスキングに変更
数字 → 相対値で表記(例:コスト▲18%、工数▲20%)
構成図 → draw.io や PlantUML で再現し、Git管理できると好印象
添付できる要素:アーキ構成図、監視設計表、DR手順、IaCコード抜粋(Terraform plan出力のスクショなど)
「秘匿を守りつつ、本当に設計・運用改善をやっていた」ことが伝わる形にしましょう。
膨大な書類に目を通すため、求人票の職務内容や応募要件に出てくるKWDと同じKWDを盛り込むと目を引くでしょう。
盛り込みたい主要ワード
・クラウド:AWS/Azure/GCP、VPC/VNet、IAM/Entra ID、Direct Connect/ExpressRoute
・IaC:Terraform/CloudFormation/Bicep/Ansible、CI/CD
・監視:CloudWatch/Azure Monitor/Prometheus/Grafana、SLI/SLO、アラートノイズ削減
・可用性:Multi-AZ/Auto Scaling/MTTR/MTBF/Blue-Green Deployment
・BCP:DR計画/フェイルオーバー訓練/RPO/RTO
例文(書類内の書き方)
「AWS環境にてVPC/ALB/RDS設計、TerraformでIaC化。監視はCloudWatch+Grafanaで再設計し、誤検知▲40%、MTTR▲35%。Multi-AZ化によりSLA 99.99%を達成。DR訓練でRPO 15分/RTO 60分を実現。」
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これまでの経験・スキルと応募職種の職務内容の“接地面”を最大化して話すことが肝です。求人票の必須/歓迎要件に対し、自分の実績を1対1で対応付け、規模・役割・期間・製品名・数値(SLA/MTTR/コスト▲%等)で即戦力、または早期戦力化を端的に示しましょう。
面接でよくある質問10選
・なぜ転職?なぜこの業界・職種?なぜ応募企業?
・志望動機と入社後実現したいこと
・貢献できることは?(要件×あなたの実績の1対1対応)
・大規模・高可用性環境の経験は?(SLA/台数/拠点/MTTR など)
・クラウド(AWS/Azure/GCP)の設計・運用と IaC(Terraform/Ansible)の活用事例は?
・監視・SREの取り組みは?(SLI/SLO、アラートノイズ削減、MTTR短縮)
・セキュリティの具体施策は?(ゼロトラスト、IAM、EDR/SIEM、監査対応)
・DR/BCPの実績は?(RPO/RTO、フェイルオーバー訓練)
・インシデント対応をどう進めましたか?(検知→切り分け→恒久対策)
・PM/PMO・ベンダーコントロール・変更管理(CAB/レビュー)の経験は?
・各業界・企業の情報収集
・履歴書・職務経歴書の用意
・企業への応募
・面接日程のスケジュール調整
・面接対策
・内定後の条件面談
・内定承諾
・退職交渉
これだけのプロセスの中で個人で転職活動をする場合、
・実際のリアルな企業の情報収集、特に最新の採用動向などの内情
・複数の企業の選考を上手にスケジュール調整
・面接を突破するための対策
・さらに内定をもらうタイミングでの条件交渉や入社日の調整
を日々働きながら行うのは難しいでしょう。
弊社転職エージェント「ムービン」では転職活動をすべて無料でサポートしております。そのため皆様は書類作成や面接対策などに時間をかけることができるので効率よく転職活動を進めることができます。
また実際にAmazon、IBM、アクセンチュア、富士通、NEC、シンプレクスなどSIer業界出身者をはじめ、業界に精通した転職エージェントが多数在籍しているため、書類添削・面接対策においても本質的なアドバイスが提供できるかと思います。
個別キャリア相談会も随時実施中ですのでお気軽にご相談ください。
皆様の転職のご成功をお祈り申し上げます。
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大手企業への転職をお考えのインフラエンジニアの方々からよくいただく質問にお答えいたします。
カテゴリ別に見るのが現実的です。SIer/ITサービス:NTTデータ、SCSK、TIS、CTC。通信:NTTコミュニケーションズ、KDDI、ソフトバンク。クラウド:AWS、Microsoft(Azure)、Google Cloud。IDC:エクイニクス、NTT GDC、さくら。事業会社IT:トヨタ、三菱UFJ、LINEヤフー、メルカリ等。自分の役割と接地面が大きいカテゴリから当てにいきましょう。
「最大手」は領域で異なります。クラウドはAWSが最大級、Azure・Googleも有力。通信はNTT/KDDI/ソフトバンク、DCはエクイニクスやNTT GDC、SIerはNTTデータ/CTC/TIS/SCSKなど。志望選定は“規模の大きさ”よりも、求人の職務内容と自分の実績(設計/IaC/SRE/セキュリティ等)の接地面とWLB・年収条件で判断するのが得策です。
はい、比較的しやすい部類です。理由はクラウド移行・ハイブリッド化の継続、可用性/セキュリティ要件の高度化、IaC/自動化・SRE化、レガシー更改、FinOps需要。実績が薄い方は「クラウド案件1〜2本+Terraform/Ansibleの証跡+数値成果(障害▲、MTTR▲、コスト▲)」を用意すると一気に通過率が上がります。
固定の“ランキング”は変動するため鵜呑みにせず、定量で確認しましょう。平均残業時間、有休取得率、在宅率、オンコール頻度/月、夜間作業回数/月、代休・手当運用、一次/二次対応の分担、NOC/SOCの有無、IaC/自動化比率、アラートノイズ件数、SLOの運用有無。現場の実態を確かめるのが安全です。 ネット上には出回っていない情報も多数あるため、転職エージェントに聞いてみるのが気を遣わずリアルな実態をつかむためには手っ取り早いかと思います。
目的次第です。大手は大規模・高可用性・標準化・監査/PMの経験、ブランドが積める。一方で中小は役割が広く裁量とスピードが魅力で、導入推進の機会が多い。SRE/アーキ志望なら大手基盤◎、フルスタック志向や早い裁量なら中小→数年後に大手へといった“段階戦略”も王道です。
可能性はありますが通過率は低め。最短は現職で小さく実務を作ること:監視/バックアップのクラウド移管、IAMやネットワーク設計の一部、Terraform/Ansibleでのコード化。設計図・PRスクショ・plan出力など証跡+資格(AWS SAA/Azure AZ-104)で3〜6か月かけてギャップを埋め、再挑戦が現実的です。
求人票だけで判断せず、面接で運用の実数を確認。オンコール頻度/月、夜間工事回数/月、一次/二次の分担、NOC/SOCの一次切り分け範囲、代休・手当の実運用、障害件数とMTTR、アラートノイズ、IaC/自動化比率、在宅/フレックスの実態。これらが明確で運用設計が整っている企業は“ホワイト寄り”と判断しやすいです。
可能です。ただし“現在の経験値”で難易度が変わります。
第二新卒(既に経験あり):AWS/Azureでの設計・運用やIaC(Terraform/Ansible)実務が1〜2案件+数値成果があれば、十分に大手内定を狙えます。
第二新卒(経験が薄い):まず現職でクラウド経験を作るのが先決(例:監視・バックアップのクラウド移管、権限/IAM設計、IaCで一部自動化+SAA/AZ-104で裏付け)→実績化して再挑戦。
未経験:いきなり大手インフラは難しいため、運用・監視(NOC/SOC/社内IT)→構築→クラウドと段階的に実務を積むのが現実的ルートです。
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ムービンでは、大手には出来ない、お一人お一人に合わせた転職支援をご提供しております。あなたのキャリア形成を全力サポート致します。業界出身者だからこそ提供可能な支援があります。今すぐ転職を考えている方も、いつかはと考えている方も、ご自身では気づかれない可能性やキャリアプランを見つけるためにも弊社までご相談下さい。
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