医療系コンサル 転職体験談

名前：みーさん（仮名）
年齢：34歳
学歴：私立大学 医学部
職歴：医療系一般財団法人 → 医療系コンサルティングファーム

医師として約10年間働き、専門医資格と医学博士を取得しました。臨床も研究も楽しく取り組んでいたのですが、教授を目指したいわけでもなく、開業をしたいわけでもなかったので、日々の目標がなくなってしまい、なんとなく目の前の仕事をこなすだけの毎日でした。そんな日々を送りながら、ふと、このままで良いのかと思うようになったことが転職活動のきっかけです。また医療分野にもDxやAIの波が押し寄せてきており、近い将来に医師過剰時代が来ると言われているにも関わらず、自分には他人にはない際立った強みがないため、今後も臨床医として生きていけるのかという漠然とした不安も常にありました。

臨床医として以外にも自分の強みを作りたいと思い、医療界に対して自分ができることは何か、問題に感じていることは何かと考えたときに、行き着いたのが医療職の過重労働問題でした。身近に激務から心身の不調をきたした医療職が少なくなく、働き方改革が叫ばれているものの、現場が追いついていないため遅々として改善が進まないことを歯痒く思っておりました。このため、現場の問題を改善するのであれば枠組みにアプローチした方が早いと考え、医療コンサルタントへの転職を決意しました。
いくつか転職サイトに登録してみたものの、医師としての強みを生かせる仕事の募集が非常に少なく、また医療コンサルタントに絞って転職先を探すつもりでしたので、コンサルタントへの転職が強いと評判のムービン様で取り組むことにしました。

地元での就職、かつ専門医資格維持のため臨床との両立が必要条件でしたので、自力で探すのは難しく担当の中野様よりいくつか候補をあげていただき、転職先を探すことといたしました。候補の中から気になったファームとカジュアル面談を行い、好感触であれば選考へと進みました。
臨床との両立が必須のため、週5では働けないことがややネックとなり、10社程度ご紹介いただいたうち、カジュアル面談は3社、選考は2社しか申し込みが出来ませんでした。しかし、最終的には自分の希望に合うファームに入職することができ、とても満足しております。転職は「数打ちゃ当たる」というものでもないのかも知れません…。

具体的にどのような知識がどれほど必要かは働いてみないと分からないので、とりあえず概要を身につけて、詳細な知識は入社後に成書で学ぶ予定です。

医学的知識以外何もない状態ですので、「病院業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本」という平易な書籍で現在の医療業界が直面している問題を大まかに把握しました。またデジタルヘルスケアの知識もあった方が良いだろうと思いましたので「やさしく知りたい先端科学シリーズ5デジタルヘルスケア」という書籍も購入しました。
さらにExcelはコンサルタントに必須のスキルと伺いましたが、これまでは自己流で使用していましたので、「できるイラストで学ぶ入社１年目からのエクセル」という書籍で、効率化するコツを学んでいます・
さらに「コンサル１年目が学ぶこと」という書籍でコンサルタントが身につけるべき技術やマインドについても学びましたが、医師として身に着けるべき思考術と大きな乖離がないなと思い、この書籍はむしろ安心材料となりました。

なお英語は出来るにこしたことはないと考えているので、勉強を続けています。私は試験がないとなかなか学習意欲が湧かないので、TOEIC900点超えや英検1級にチャレンジしているところです。

一般に、未経験業界に挑戦するのであれば35歳頃が限度という「35歳転職限界説」も転職を後押しした一つの要因です。
比較的若いうちに色々な業界を経験することは誰にとっても大きな財産になると思いますし、医師にとっては非医療分野で身につけた接遇や頭の使い方は、臨床や研究に還元することもでき、結果として多くの人を幸せに出来るだろうと信じています。
少しでも転職を悩まれている方は、まずはムービン様にキャリア相談をされてみると良いかと思います（笑）
最後になりましたが、いつでも迅速にご対応いただき適切なアドバイスをしてくださいました中野様に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。