戦略系ファーム 転職体験談

メーカーで一貫してキャリアを築いてきた10年、他部署とのプロジェクトがきっかけで企画職に興味が湧いたXYZさん（仮名）。 はじめは他社の人材紹介会社経由で某コンサル会社から内定をもらうことができたのですが、改めて弊社にご相談頂き、転職活動をリスタートすることになりました。

名前：XYZさん（仮名）
年齢：32歳
学歴：有名国立大
職歴：メーカー ⇒ 外資系戦略コンサルティングファーム 　

私の転職のきっかけは、前職において事業企画に興味を持ったことです。
私はメーカーで一貫して、生産技術を担当していました。
キャリアの展望には満足しており、チャンスにも恵まれていました。ただ、あるタイミングでマーケティングや財務、営業、研究といった幅広い職員と仕事したことをきっかけに、事業構造を理解した上で多様な人材のチームを方向付ける、事業企画の仕事に興味を持ちました。

最初はネットでアクセスした別の人材紹介会社を選び、事業企画系の求人を探しました。当時求人を出していた某コンサルティング会社を紹介され面接を受けることになり、面接を通じコンサルティングの仕事に非常に興味が持てました。さらに面接官や質問の相性がたまたま良く、運よく一発で内定が出ました。しかし、十分な会社比較をせず、深堀りもしなかった自分の志望動機に自信が持てず、失礼とは知りながらも、土壇場で入社決心が出来ませんでした。
反省し、友人先輩とのやりとりやインターネット、書籍を通じてコンサルティング業界のことを調べました。結果、いくつかの別のコンサルティング会社が自分の興味にフィットしそうだと分かりました。しかしこれらの会社は人気があり、中には年単位で面接対策をする志望者もいると聞きました。無策のままこうした海千山千の志望者に埋もれ、自己のポテンシャルを面接官に伝えきれれないことがあれば、間違いなく後悔すると感じました。
以上の経緯で、�〇嵋焼圧，凌舎戮蝓´�特有といわれるコンサルの面接対策、に付き合ってくれそうな友人とコンタクトしました。同業者の一線で働く彼は多忙であり、私自身も地方勤務であったため、面会を取り付けて完遂するだけで1ヶ月がかかりました。試しに問いかけてもらった模擬ケースは、何を期待して質問されているのか、欠片すらピンとこない有様で、このやり方ではダメだと感じました。そんな中、コンサル経験者が一対一で指導をしてくれるというムービンの存在をネットで見つけ、これだと思いコンタクトしました。

・書類・面接準備
書類に関しては、元々文章を書くことや対話が好きだったこともあり、比較的スムーズに準備できました。それでもムービンにおいては志望動機などのブラッシュアップを十分頂きました。
特に「なぜコンサルなのか？」の理由については、議論に十分付き合っていただくことで自信を深めることが出来、自分の中でのぶれが解消されていきました。

・ケース対策
ケース対策に関して、非常にウェイトが高い会社も多いと聞きます。この対策は非常にムービンの強みが発揮されたところだと思います。
課題図書を提示してロジカルシンキング、フレームワーク思考といった本質を身につけるサポートをすると共に、ケース面接の思考プロセスを豊富な例題や添削を通じ習得させてくれます。それだけでなく、常日頃から日常の話題に問題意識を持って仮説構築・フレームワーク化を考えるように指示され、行動を通じてコンサルタントの資質を身につけることまで踏み込みます。
ケース面接例題自体が本番同様にマーケットの推算、課題定義、効果の評価などビジネスパーソンとして重要な思考プロセスを題材にしており、回答を見せるたびに切れ味の良いフィードバックをもらいます。エージェントさん自身がコンサル経験者であるためこれらの指導・指摘を頂くプロセスで疑念を持つようなシーンは全くありません。面接前からコンサルタントとしてのトレーニングを受けているかのような感覚になります。面接対策として効果があったのはもちろん、ビジネスパーソンとしても学びが大きかったと思います。

選考中でムービンの実力を感じたのは、出願・面接のプランニングと、面接後の振り返りです。 地方勤務の私は何度も面接のために首都圏に来ることは難しい状況でした。一方で1社だけに決め打ちできるほど各社の理解と自分の実力に自信はありませんでした。
その点、ムービンはヘッドハンターとしてもプロであります。志望動機をはじめ、私と企業群の状況を総合的に判断の上で候補企業群と面接スケジュールを提示してくださいます。エージェントとしては「どこかしらに受かってもらうに越したことは無い」と割り切って候補者を煽ることも出来そうなものですが、彼らは無闇矢鱈と面接・履歴書提出を求めることはしません。

また、特有であるといわれるケース面接でも、何が良くて悪かったのか？の振り返りを求めることで継続的な成長を促します。

他にもお世話になったのは、最終面接の前後です。
全く異なる職種からの転職ということで元々不安があり、大団円を迎えてその気持ちがとても大きくなった場面がありました。自分としてはコンサルタントとして長く頑張っていくと思っていても、厳しい世界でまるで通用せずにOutとなったら大きなリスクでないか、という気持ちがありました。そこではポストコンサルのキャリアがどういうものか、という観点から相談に乗ってもらい、不安を払拭することが出来ました。

コンサルティング会社は人材が全て、といわれる方もいるように、それだけの労力を人選びに割いているのがコンサルティング会社だと感じました。多くの面接を設定され、真剣な選考が続きます。忙しい現職を続けながらコンサルタントの選考を受けることはそれだけで大変です。これを自己の成長に繋げる機会と出来たら素晴らしいことですが、よき伴走者であるムービンと組むことでそれが非常に確からしくなるはずです。そしてその結果、最も自分にフィットした会社の内定も得ることが出来ました。

まずは現職での仕事をやりきります。また旧交を温める機会作り、普段出来なかった親孝行として旅行や野良仕事の手伝いなどをしています。加えて、元々やりかけていたソフトウェアのプロトタイピングをしています。

転職を前にして楽しみな気持ちがとても大きな一方、現職を捨てた不安は今もゼロではなく、本格的にコンサルキャリアを積んでからこの回答を書かせて頂きたいと思います。
しかしながら少なくとも間違いないことは、ムービンと組むことで、転職活動が自分を成長させ、納得感のあるものになったということです。興味のあること、やりたいことがコンサルティングにあると感じているのであれば、挑戦を確実に後押ししてくれる会社だと思います。