戦略系コンサル 転職体験談

いくつかの面接を通し、戦略コンサルでのケース対策は日常的に意識して「考えること」が重要であり、最も差が付く点の一つと理解されたKさん。大手外資系戦略ファーム内定までの道のりをご覧ください。

名前：Kさん（仮名）
ご年齢：29歳
学歴：有名国立大学
職歴：大手メガバンク　→　外資系戦略コンサルティングファーム

前提として、中長期的には投融資業務のキャリアに戻ることを念頭に、下記諸点を勘案、一度、戦略コンサルタントのキャリアを積むことは有意義だと考えた。

1. 戦略コンサルタントがPEファンドを顧客として作成したビジネスDDのレポートを目にする機会があり、戦略コンサルタントとして、エクイティ投資の観点からビジネスを深く分析するスキルを身に付けることが出来ると考えたこと。
2. 現職の金融機関での実務の知見に加えて、戦略コンサルタントのスキルを幅広く身に付けることで、例えば多国籍で不確実性の高いビジネス環境等においても、より柔軟に自身の存在意義を組織の内外で発揮することが出来ると考えたこと。
3. 著名な戦略コンサルティングファームでの勤務経験は、トップティアのMBA受験にあたってプラスになると考えたこと。

概ね戦略コンサルティングファームのみを志望していたため、戦略コンサルティングファームへの転職に強みのあるエージェントという観点で情報収集を行い、最も有力と思われたムービンを選択した。

書類準備
ムービンの書類のフォーマットを利用させて頂き、スムーズに準備を進めることが出来た。特に職務経歴書について、過去に類似の書類を作成したことが無い中で、非常に参考となった。

面接・ケース対策
ケース面接や筆記試験の対策にかかる参考図書や、対策に当たっての留意点等、幅広にノウハウをご教授頂き、非常に参考となった。
ケース面接については、ベースとなる考え方は書籍で一定程度学習出来るものの、アウトプットの量をどれだけ確保出来るかが重要だと感じた。この点、ムービンを利用して、ケース面接の例題を複数練習する機会を得ることが出来るので、対策上有効であった。
その上で、ムービンからは、日常的に意識して考えることが重要であるとアドバイスを受けていたが、実際に面接官からも、様々な事象に対して問題意識を持って独自の切り口を考え、その後に可能な範囲で関連情報を収拾して簡単にでも検証することを繰り返すことで、アウトプットの量を大幅に増やすことが出来るとフィードバックを受けており、最も差が付く点の一つであると理解していた。

ケース面接について、選考を通過するという点に着眼する限りは、頭の回転の速さや向き不向きというよりは、アウトプットの量に比例した慣れが最も重要であると感じた。
主に、志望動機（それを叶えるためにどのような仕事をしたいかを含め）、職務経歴、ケース面接の三点が考慮されていると感じた。選考上、ケース面接の出来映えにどれだけ比重を置くかは、コンサルティングファーム毎に相応に異なっていると感じられた。
コンサルティングファーム毎の志望度の相違については、選考当初はネームバリュー以外に材料を持ち得なかったが、案件の内容（業種の偏りや、顧客先に常駐することが多いかどうか等）、一案件あたりの平均的な人数やメンバー構成、プロジェクトにアサインされる仕組み、東京オフィスのファーム内での位置付け等、それなりに相違点があることを選考中のQ&Aを通して情報収拾することが出来た。

ケース面接について、選考を通過するという点に着眼する限りはアウトプットの量に比例した慣れが最も重要で、ムービンのリソースを活用しつつ、そのアドバイスに従って日常的に練習することで、選考通過の可能性を高めることが可能だと感じた。
自身に関しては、ムービンの親身なアドバイスにも関わらず、筆記試験も含めた対策量があまりに不十分であり、結果として、筆記試験を課されず、且つケース面接の内容以外の点も相応に考慮しているのであろうコンサルティングファームに限って、選考が進捗した。
最終的には、類似のバックグラウンドを有する面接官のお話も参考にさせて頂きつつ、自身が中長期的に念頭に入れていた投融資業務のキャリアに、この時点で進むことを選択した。