戦略コンサル 転職体験談

エネルギー系企業で海外にて働いていたSAさん。途中面接はWeb面接で進められ、時差や日々業務をやりながらの転職活動は一時期厳しい状況もありましたが、弊社ムービンと二人三脚で進めていき、見事戦略コンサルタントへの転職成功を成し遂げました！

名前：SAさん（仮名）
ご年齢：30歳
学歴：有名私立大学
職歴：エネルギー系企業（海外）　→　外資系戦略コンサルティングファームへ

企業が抱える経営上の課題を解決し、全社的な成長に貢献する仕事に取り組みたいと思い、戦略コンサルへの転職を考えました。 前職は某建設会社のエンジニアで、設計業務と工事現場でのプロジェクトマネジメント業務を行っていました。入社直後の若手の頃から企業経営に対して漠然とした興味や憧れは抱いていましたが、特に直近3年間の米国赴任を経て、その思いが強くなりました。 利益や時間に対する価値観、組織設計や意思決定プロセスに関する考え方といった、企業文化が全く異なる米国企業との合弁会社での経験を通じて、現場レベルでの努力や改善が非常に大事ではあるものの、経営層レベルでの意思決定が会社や事業の結果を大きく左右する威力を持つことを知りました。より経営者に近い立場で、そのようなレベルでの課題解決に真剣に取り組むことにより、事業の成功や会社の成長に貢献したいと考え、戦略コンサルへの転職を決意しました。

日本への2週間の一時帰国中に、転職エージェントをインターネットで探し始めました。最初から戦略コンサルを受けようと考えていたので、特にその方面に実績や強みを持っていることからムービンを選びました。他の大手よりも戦略コンサルに特化した専門的なアドバイスやサポートを戴けるのではと期待していたことに加え、利用者の声に、ある意味での厳しさも含むエージェントの真摯さが散見されたことも決め手の一つでした。
つまり、私はコンサル未経験からの挑戦であり、そもそも挑戦できる土俵に立てているかどうかも分からない状態でしたので、私の能力や適性を冷静に評価した上で、転職成功率を高めてくれるような、もしくは場合によっては戦略コンサルへの転職を思い留めるような、真のアドバイスといったものが貰えるのではと考えました。

ネットで応募した後にメールで連絡があり、ムービンのオフィスにてエージェントの方と面談をすることになりました。全くの別業界からの転職ということもあり、当初は志望動機も具体的な志望企業もまとまっていない状態でしたが、戦略コンサル業界全体、および戦略コンサル各社ごとの応募プロセスの特徴を簡単に説明してもらい、求められる人材や準備すべきこと、応募プロセスのスケジュール感などの全体像を何となくつかむことが出来ました。オフィスを訪れたのは米国に帰国する前日でしたが、戦略コンサルを目指す決意を新たにし、戦略コンサルとは何たるか、どんなスキルやマインドを持った人たちが求められているかをもっと知るために、またコンサルタントに必要とされていると言われる基礎的な能力を鍛えるために、書店で関連図書を買い求めました。書店が玉石混合の書籍で溢れる中、ムービンから推奨された文献リストが大いに参考になりました。

・書類作成
応募書類の作成においては、正直びっくりするくらいにびっしりとコメントを戴きました。特に何故戦略コンサルなのか、どうして他の業種ではダメなのか、といった点を再三考え直しました。日本での面談時に応募書類の意味をエージェントの方に聞かれ、「自分を十分に知ってもらうこと」と答えたところ、「ただ知ってもらってどうするのか。相手方に採用するしかないと思わせなければいけない」と言われたやり取りを覚えていたので、その目的を常に念頭に置いて作成に取り組んだところ、自分の想いと相手方へのメリットを十分にアピールできるものが出来上がったと思っています。実は初日の面談時には自作の応募書類を持参していたのですが、完成品はそれとは比べ物にならない出来栄えとなっており、特に限られた時間内でプロのサポートを受ける意味を改めて感じました。

・面接・ケース対策 戦略コンサルへの転職は、面接・ケース対策が全てと言っても過言ではないと思います。エージェントの方から与えられた課題を説き、足りない視点や不十分なロジック、もしくは逆に評価出来る点に関するコメントをびっしり戴き、見直して次の課題に活かすというプロセスを繰り返しました。何でも形式や型に当てはめれば良いというものではありませんが、特にコンサル未経験者にとっては、今まで真面目に意識していなかった独特の思考プロセスに慣れておく必要がありますので、質と量のバランス、適切なアドバイスを受けながら数をこなすというステップが大事だと思います。公私で色々と忙しいフェイズが続き、思ったように自身に訓練を課せない時期もありましたが、エージェントの方からの真摯な（？）励ましを受け、通勤バスでの移動中や業務中の10分間の無駄時間など活用して時間を捻出し、思考トレーニングを重ねました。

海外にいながらにして選考を受けることにしました。応募書類をしっかりと見ていただいていたおかげで、ほぼ全ての応募先企業から書類選考通過の連絡をいただきました。
面接はWeb面接や電話面接で進められるよう、エージェントの方に先方と調整していただきました。日本とは14時間の時差があり、また現職が工事現場での業務であることから始業時間が早く業務時間が長いという状況でしたので、日本との面接に充てられる時間枠が限られてくる中、各社との面接をタイムリーに全て調整していただきました。日程調整に加えて、志望順位の再確認や面接の反省へのフィードバックを適宜いただくことが出来、また常時高いレスポンスで対応していただいたこともあり、選考過程を通して非常に心強かったです。
現職での業務が一段と忙しくなり、また日によっては24時まで面接をすることもあり、精神的にも肉体的にも厳しい状況が続く期間もありました。上出来と思っていた面接で不合格となり、弱音を吐いてしまう時もありましたが、「全ての経験は役に立つはずです」というエージェントの方の言葉を胸に、冷静な分析と暖かい励ましに支えてもらった結果、数社にて最終面接まで辿り着くことができました。

私はコンサル未経験からの戦略コンサルへの挑戦、そして海外からの応募というケースでしたが、総じて満足のいく経験をさせていただいたと思っています。転職開始直後と比べると、自分に何が出来るのか、自分は何がしたいのか、どういった思考プロセスで物事を捉えているのか、そういった事項を明確に述べられるように変わることが出来たと思っています。エージェントの方の協力を得て、最終的には第一志望群であった外資系戦略コンサルファームからオファーを獲得することができました。

・財務、会計の勉強
・著名な経営者が書いた本を読む
・現職での業務に今まで無かったコンサル的な視点を入れて、向上を図ってみる

転職活動において良いエージェントと出会うことは大事だと思います。転職を真面目に考えられている方は既に認識されていると思いますが、転職活動の主体はあくまで転職希望者本人で、準備や訓練は自ら積極的に行う必要があります。しかしながら、限られた準備時間の中で、特に未経験の分野に飛び込む方は、しっかりとサポートしてくれるパートナーを選ぶことで、良い結果に少しでも近づくことが出来ると思います。
実績や利用者の声を見て、信頼出来そうなエージェントを探すことをお勧めします。