第一希望　トップ戦略ファーム、マッキンゼーへの転職！ - 転職体験談 -

戦略コンサルへの転職を考え始めて前職である金融機関を辞めるべきかいろいろ考えましたが、最後にたどり着いた結論は、「自分が最も情熱を傾けることができることそして自分が本当に楽しく、面白く、意義あると思えることを自分の仕事にすべきではないか、それは今の自分にとっては戦略コンサルティングではないか」と考え、これからは「経営戦略のプロフェッショナルとしてクライアントの経営課題の解決のために全身全霊を尽くそう」と決意し転職することにしました。

この間、様々な面でムービンさんにはお世話になりました。いつもいろいろな情報提供、アドバイス、そして何より応援とパワーを頂きました。良きコーチ役としてとても頼りにしていました。

また、スケジューリングや様々なやりとりを丁寧、正確、迅速にしていただき本当に感謝しています。
情報や時間などが限られている中で、転職活動をうまく進められたのはムービンさんなしには考えられません。少しでも自分の経験がお役に立てればと思い、簡単に以下にまとめてみました。

本格的に戦略コンサルに絞って転職活動を開始したのが昨年の秋、それからの準備についてはまずは以下のような計画を立て行動を始めました。

1. 業界、会社研究フェーズ（１１月から１２月）
2. 提出書類準備、作成フェーズ（１月から２月）
3. 筆記試験準備、面接準備フェーズ（２月から３月）
4. 実際の応募、面接フェーズ（３月から６月）

筆記試験については、中学、大学受験、MBA受験等で多く経験してきているので、それ程心配をしていませんでしたが、油断はしないよう気をつけていました。筆記試験では、「判断数理必殺の解法パターン」は復習に役立ちます。電車の中や開いた時間にちょこちょこやりました。また、GMAT系の問題対策としてはMBA受験時のGMATのCritical Reasoning対策本を見直しました（Meisterなど）。
面接対策ですが、まずEstimation系ですが、自分で何度も家や電車の中、帰り道などに練習しました。実際の面接の自分の経験を踏まえると、ポイントかと思ったのは、

1. まずは計算にあたっての大きな骨組みをわかりやすい因数分解フレームワークとして示すこと
2. 細かい数字には悩まずざっくりとした数字を使い合理的なAssumptionをどんどん使ってとにかく前に進んでいくこと
3. 難しい顔をして困りながらやるのでなく知的な遊びだと思って楽しんでやること

といったところです。

ケース面接についても、準備はEstimation系とあまり変わりません。自分なりのやり方、フレームワークは問題の系統に応じてだいたい決めていました。

どんな業界の話にもスムーズについていって、答えを大外ししないため、業界地図の本（「日経流通・サービス業界地図」（日本経済新聞社）など）を暇なときにぱらぱら見たり、ビジネス紹介のテレビ番組（ガイアの夜明け、カンブリア宮殿、経済羅針盤、ジパング等）などは欠かさず見ていました。

実際の面接で心がけたこととしては、以下が挙げられます。

• 自分のエネルギーを２００％ぶつけること・・・１回１時間という短い面接の中で自分という人間を見てもらうため、どんなに仕事で疲れていても、体調が良くなくても面接前にはテンションを上げて、思いっきり自分の意見をぶつけました。
• プロフェッショナルさを見せること・・・外見、仕草、姿勢、話し方等を含めプロフェッショナルに見えるよう意識しました。スーツはきっちりプレスされた良いスーツを着て、ネクタイの歪みがないか、靴紐が緩んでいないか、姿勢は良いか等当たり前ながら面接前は必ず確認しました。面接中に使用する筆記用具、メモなども良いものを使用するなどDetailにもこだわりました。
• 面接が進捗するにつれて自分の答えを必ず進化させていくこと・・・面接の進捗につれて志望理由については常に進化させていきました。以前の面接で会った人、話した内容等を含めながらよりリアルに話をさせることに努めました。