movin:
まずは、フロンティア・ターンアラウンドについて企業概要を簡単にご紹介ください。
西田社長:
フロンティア・ターンアラウンドは、経営人材というタレントを世の中に輩出したいという強い思いをもって2012年の11月に設立しました。当社は、フロンティア・マネジメントの100%子会社で、戦略的な子会社として位置付けられています。グループの中では、ハンズオンアプローチに特化し、クライアント企業に対して経験を積んだプロフェッショナルを派遣して、通常のコンサルティングサービスから経営執行まで直截的なアプローチで幅広くサービスを提供しています。
movin:
ありがとうございます。
具体的に、どのような案件が多いのでしょうか。
西田社長:
クライアントは、金融機関の融資先、プライベートエクイティファンドの投資先の割合が高いです。もちろん事業会社から直接依頼を頂くこともございます。
movin:
フロンティア・ターンアラウンドの社員の方がハンズオンで常駐されているケースが多いと伺っていますが、経営者やマネジメント層としてクライアント企業をご支援するということは、年齢的にシニアな方が多いのでしょうか。
西田社長:
いえ、シニアだけでなく若手も多数おります。フロンティア・ターンアラウンド社員の平均年齢は32歳ぐらいで、バックグラウンドも多様です。例えば、戦略コンサル、会計士、金融機関、そして事業会社など多種多様な業界から集まっております。
movin:
なるほど。各メンバーは、それぞれ過去の経験で培ったノウハウを武器としてクライアントを支援しているということなのでしょうか。それとも、フロンティア・ターンアラウンドに入社後、経験を積み、ノウハウを身に着けてクライアントにサービスを提供しているということなのでしょうか。
西田社長:
前者のパターンも当然ありますが、基本は入社後に多方面で経験値を得て、その勘所、目利き力などのノウハウを身に着けられるように育成機会を提供しています。大きく3つのステップで考えておりまして、第1段階は、主に金融機関からの紹介案件を一人でまわしていただくようになっていただきます。こちらの分野は、弊社内に一定の知見の蓄積があることもあり、経験豊富なシニアメンバーの監督の下で、若手人材にDDからハンズオンでの実行支援まで、一連の流れを体現してもらっています。ここで、フロンティア・ターンアラウンドとしての業務や振る舞いの"基本"、奥義とでもいいますか、プロフェッショナル経営者としての勘所を身に着けてもらうよう位置づけております。
次に第2ステップでエクイティサイドのクライアントの案件、特にリスクマネーの供給者と共にエグゼキューションできる環境にアサインします。期待水準やスピード感がデットサイドの案件とは異なる中で、クライアントの期待に沿う成果創出に尽力してもらいます。ここまでくるとプロフェッショナル経営者の入門編は終了ということになるでしょう。
最後に第3ステップとして、企業のトップマネジメントとしてのアサインを行い、論理や理屈だけではない判断や、短期ではなく長期的な時間軸での意思決定、実際にリーダーとして人の心を動かし事を成す、ということを体験してもらいます。まさに社長を担える人材を育成するために、このステップを重要視しております。
movin:
各フェーズで大体どのくらいの期間になりますでしょうか。
西田社長:
早ければ6年くらいですね。2・2・2年ぐらいです。
movin:
大体1社のクライアントにどれくらいの期間常駐されるのでしょうか。
西田社長:
案件によって違いますが、若手・ジュニアなメンバーは6ヶ月くらいの常駐を目処として考えておりますので、1年というのはあまりないです。長期的なコミットというより、ジュニアメンバーは、短いタームで様々な経験ができるよう複数の案件を経験してもらいます。
movin:
今後のフロンティア・ターンアラウンドの方向性をお聞かせ頂けますでしょうか。
西田社長:
我々のビジネスモデル自体がいま良い意味で転換点に来ていると思っています。徐々にですが成功報酬型のビジネスに変えている最中でして、今後このスタイルが、当業界の常道になってくるのではないかと思っています。我々の主要な成果は紙のレポートではなく業績改善という結果であるべきはずですので。なお、現在は、我々の受託している案件全体の3分の1くらいは、成功報酬型の報酬形態です。当然ながら、内部的にも、今以上に処遇面で魅力的な環境として成果に応じたインセンティブ設計を加えていきたいと考えております。もちろん、インセンティブだけではなく、ご自身のキャリア設計でのトラックレコードなど純粋に達成感も味わっていただけるものと確信しております。
movin:
今後のご採用の方向性をお伺いしたいのですが、まずどのような人材に来て欲しいとお考えでしょうか。
西田社長:
3つあります。まず人間的な素養として、向上心がある方、次に素直な方、そして最後に謙虚な方がいいですね。私どもは、経営者や金融関係の方々にお会いする機会が多いのですが、成功されている方の多くがその3つの素養を持たれていると考えています。どんなに偉くても、他人に対して丁寧に、謙虚に対応できる方というのは、非常に好感が持てますし、そこに人が付いてくる、と考えでおります。
私どもの会社は、アウトプット自体が紙の作成ではなく、会社の実績、業績を上げていくことに主眼を置いていますので、そういった素養がないと周りを巻き込むことが難しくなかなかこれを実現するのが難しいと考えています。
抽象的かもしれませんが、まずは素直さ、謙虚さ、向上心。あとは志として、将来やはり経営者、或いはその経営に参画したい、こういった志のある人に是非集まっていただきたいと思っています。
movin:
一方でスキル面はいかがですか。
西田社長:
私どもの仕事は、要約すると実践型のビジネスプロデューサーです。このプロデューサーという仕事は、ビジネスも、財務会計も、人事も全部携わらないといけない、こういった仕事です。ただ、あらゆる分野で高度なスキルを持ち合わせている人材はほとんど世の中に存在していませんので、最初の時点では、何か一つ自分の強みがあれば十分だと思います。あとはフロンティア・ターンアラウンドでの業務の中で、他の分野のプロフェッショナルの機能を差配できる編集力を身につけていって頂きたいと考えています。
movin:
ありがとうございます。最近ご入社された方はどのような方々がいらっしゃいますか。
西田社長:
最近では、経営の経験もあり、コンサルバックグランドも持っている人材が入社しています。この両方を経験している人材は、今後も是非来て頂きたいと思っています。また、25,6歳のコンサルティング業界出身のメンバーも入っています。ジュニアクラスでは、コンサルバックグランドで、ロジカルシンキングやリサーチ能力などの基礎能力に加えて、他に何かしらの強みがあれば、十分貢献いただけるでしょう。
movin:
応募者がフロンティア・ターンアラウンドを選択する決め手としては、どのあたりが主なポイントになっているのでしょうか。
西田社長:
すごくシンプルですが、将来経営者になりたいとか、あるいは経営層を目指したい、これがほとんどですね。そこに至る経験を積む機会を提供できる場が、弊社ですと説明しております。
最近入社したメンバーの声では、「ディレクタークラスのほとんどのメンバーが、クライアント企業の役員経験があること」が決め手だったと言っておりました。同じハンズオン支援でも、外部アドバイザーとして支援するのと、クライアントの内側の肩書を持ってやるのとでは圧倒的に影響力が異なり実践する業務の範囲も、そこが非常に魅力的であると申しておりましたね。
movin:
なるほど。ありがとうございます。
いま現在、もしくはこれから転職を考えている方で、フロンティア・ターンアラウンドにご関心を持っている方にメッセージを頂けますでしょうか。
西田社長:
いま世の中ではプロフェッショナル経営者、すなわち実践型ビジネスプロデューサーが求められていると考えています。弊社は、そこを目指したいという思いがある方には魅力的な環境と思います。事業会社に入ってしまうと大きな失敗はできませんし、通常であれば30代後半から50代にならないとなかなかマネジメントポジションにつけません。一方で、フロンティア・ターンアラウンドでは経験を積み20代後半から(クライアント企業の)マネジメントとして直截的に経営に携わる機会を持つことが出来ます。ここが他社との明確な違いです。企業のマネジメントポジションでどこまで付加価値を生むことができるのか、ご自身の力を試していただきたいと思います。さらに、フロンティア・ターンアラウンド自体を成長させたいという意気込みのある方もお待ちしております。
movin:
かしこまりました。ありがとうございます。
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