movin:

今までのご経歴と転職の経緯に教えてください。

内田様：

大学卒業後、大手メーカーにて5年間在籍（国内で海外企業向け営業を２年行った後、アメリカの子会社に赴任し営業マネージャーとして駐在2年、帰国後、経営企画に１年在籍。経営企画では、海外子会社の事業戦略策定業務、事業譲渡案件における海外子会社統括、海外関連会社との契約締結交渉業務に携わりました。 船井総研入社後はクライアントの新規事業開発を専門とし、事業案の構築、事業評価、事業計画策定、立ち上げ・拡大にいたるまでのサポートに従事しています。

movin:

ありがとうございます。ご転職のきっかけは何だったのでしょうか？

内田様：

前職では経営層がサラリーマンから内部昇格して経営者になっている組織体制であり、意思決定もどうしても事なかれ主義になってしまう傾向があるように感じました。 将来自分がその立場になること、また1つの商材だけを何十年も扱い続けることに疑問を抱いたことがきっかけです。 また、元々一生１つの会社にと考えていた訳ではなく、いつかは転職と考えていたので転職活動を開始しました。

movin:

ご転職活動を進めていく中で、なぜ船井総研さんを選ばれたのでしょうか？

内田様：

分かりやすいようにまず船井総研の組織体制についてお話しします。船井総研のコンサルティングは『業種型コンサルティング』と『テーマ型コンサルティング』で構成されています。
『業種型コンサル』は、住宅、士業、医療、ものづくり・メーカー、自動車など各業種への業績アップ支援を行っており、一方で『テーマ型コンサルティング』は『採用・定着』、店舗開発、ビジネスモデル構築、財務・IPO・M＆Aなど多種多様なコンサルティングメニューがあります。経営者の皆様が抱える経営課題に寄り添い、あらゆる相談に対しても課題解決できる強みがあります。

前職では限られた事業やプロダクトでしかキャリアを積むことができない一方で、船井総研のコンサルは、あらゆる業種やテーマの壁を越えた経験を積むことができます。また船井総研のように中小企業の創業経営者に近い位置でのコンサルティングをすることで、『経営者』が抱える経営課題に直に携わることができる点が魅力に感じました。

movin:

なるほど。内田さんはテーマ型コンサルに所属されていらっしゃいますが、もう少し現職の業務内容についても詳しくお話をお伺いしてもよろしいでしょうか？

内田様：

私は戦略コンサルティング部隊にて主に営業活動、プロジェクトマネジメントを行っています。船井総研の「テーマ型コンサル」の中でも、年商30〜300億円、社員規模が60〜500名の会社に対し、企業価値向上やブランディング構築、事業計画の作成や新規事業立ち上げ等をご支援させて頂いております。
「業種型コンサル」のコンサルタントから案件が入ってくることもありますが、既存のお客様だけではなく、自身が営業をして案件を採ってくることもあり、新規の中堅企業にもマーケットを広げています。
弊社のコンサルティングスタイルとして、永続的に支援ができるための、最初の礎を構築する重要な役割を担っています。

movin:

実際にはどういった業務内容なのでしょうか？

内田様：

営業活動においては、セミナー開催による案件依頼の創出や弊社に経営相談のお申込みがあった企業様に向けて、コンサルティングサービスのご提案をしています。
プロジェクトマネジメントにおいては、受注した案件の全体管理を行っております。自部署・他部署から案件に必要な人を集めてアサインし、各フェーズにおける実施事項を決定し、自らも調査・報告書作成を行い、顧客とコミュニケーションを取りながら案件の完了までのマネジメントを行っています。

movin:

これまで内田さんが手がけたプロジェクトや記憶に残っているプロジェクトについて教えて頂けますか？

内田様：

そうですね。それでは2つほど。
1つ目は大手インフラ系企業様から保有する技術をある業界向けに活用する方法について検討して欲しいというご依頼がありました。コンサルタントをアサインし、業界のビジネスのポイントを調査、整理するとともに、今回と同じような事例がないか、どういった形で活用されているのかも調査していきました。最終的に活用方法についてご提案しましたが、先方企業様が最初に考えられていた活用法とは違うものをご提案しなければならず、まず実現性に乏しいことを説得する必要があり、その部分は非常に苦労した記憶があります。データ・事例とともに顧客企業の生の声をヒアリングすることで説得していきました。

もう1つは、美容系メーカー様の新規事業プロジェクトをご紹介します。BtoCビジネスに進出したいので立ち上げ実行支援をしてほしいとのご依頼があり、業種型コンサルタントとともに店舗のコンセプト設計、レイアウト案作成から店舗マニュアル作成やスタッフ教育プログラム作成まで、トータルでご支援させて頂きました。ブランドイメージを損なわないよう、採用や販促の実施をしなければならず非常に難しかったのですが、どうにか先方企業様のプロジェクトチームと一丸となって事業を立ち上げることができました。新規事業の実行支援は、やはり新しいことをやるので次々と新たな課題や想定していなかった障壁が生じ、かなり大変でした。その度に対応策を考え、提案して案件を進めていきました。かなりタフな案件でしたが、同時に成長できた案件でもありました。

movin:

なるほど、ありがとうございます。それでは実際に入社して感じた船井総研の社風をお伺いしたいのですが。

内田様：

入社前から様々な業種のコンサルティングができることを魅力に感じていましたが、良い意味で本当に何でもやっていい社風であり、飲食、運輸、介護、観光、教育、住宅、リフォーム、美容、出版等々、様々な業界の仕事に携わることが出来ます。
社員の割合は新卒社員が多く、中途の占める割合は少ないものの、前職でのご経験を活かし、活躍している中途社員が多く在籍しています。トップダウンの社風ではなく、自分で考え行動して成長し続けないといけない環境ですので、大きなやりがいを感じています。
また、中途社員も含め、創業者の船井幸雄が好きな人が多いですね。残念ながら生前の船井幸雄を知る人は減っていってしまっていますが、その経営哲学は明確に会社のDNAに刻まれています。

movin:

特徴や強みという部分はいかがでしょうか？

内田様：

中小企業を中心とした顧客網、それを前提にしたサブスク型のビジネスモデル（研究会組織）は収益の面でも圧倒的な強みだと思います。また業種型のコンサルタントも協力的で、私たちテーマ型のコンサルタントが新規事業の専門家として彼らと一緒にプロジェクトを実施できるのも船井総研ならではでないかと思います。
もうひとつ、ショールーム経営という考え方も船井総研らしい考え方だと感じます。 これは、船井総研自身が顧客企業の模範となる取り組みをすることで、それを事例として顧客企業にお伝えするというもので、リモートワークやデジタル化、採用活動、働き方改革、HD化、役員会の運営に至るまで、「新しいことをどんどん社内に取り入れていく」「何でも商品になりうる」という考え方を持っています。

movin:

それでは内田さんの今後の展望について教えてください

内田様：

船井総研の新たなコンサルティングメニューやテーマを創出し、今までの業績アップだけではなく、より経営者のニーズにこたえられるような付加価値の提供を目指したいと思っています。
弊社では月次支援が中心にはありますが、今後伸びしろのある「プロジェクト支援」においてもあらゆるソリューションの創出をしながら、部門として会社として成長をしていきたいと考えています。

movin:

最後になりますが、中途採用ではどのような方に来てほしいと思いますか？（スキルや経験ではなく、志向性や考え方の面）

内田様：

「素直・プラス発想・勉強好き」な人ですね。
私自身、コンサルティング経験がありませんでした。しかし、素直に学び、吸収してきたからこそ今があると思っています。またプラス発想で、「これができないから、もうダメだ」ではなく「最良の結果を出すためにはどうしたら良いのだろう」と考えることが大切になると感じています。そして勉強好きの人は当然ウェルカムですね！今の自分に満足することなく、一緒に切磋琢磨していける方と働きたいですね。

movin:

本日はお忙しい中ありがとうございました。

内田様：

こちらこそありがとうございました。