ベイン・アンド・カンパニー マネージング パートナー 東京オフィス代表奥野 慎太郎氏 インタビュー

1973年に設立、世界37か国に58拠点を持ち、クライアントと共に「真の結果」 の実現という共通の目標に向かって、企業が競争力を持った強い組織へと変革し、業界のルールを再定義できるように戦略提言を行っている「ベイン・アンド・カンパニー」。

ベインのコンサルタントはTrue North(真北)を示したい、すなわち通説や思い込み、政治的妥協などによる「一見正しい答え」や、単に理論的に正しいが実行不可能な答えではなく、企業と社会の最大価値追及の視点から、客観的な事実の分析に基づき実行可能性も考慮された「本当の答え」を提供することを信条としている。

今回は、同社マネージング パートナー(東京オフィス代表)の奥野氏にベイン・アンド・カンパニーの特徴や強み、育成方針、そして求める人材像についてお話を伺いました。

※役職・肩書、インタビュー内容は、本インタビュー時のものになります。

ベイン・アンド・カンパニーの特徴や強み

movin:

本日はお時間を頂戴しまして誠にありがとうございます。
まず、ベイン・アンド・カンパニーの特徴や強み、働くうえでの醍醐味についてお聞かせ頂けますでしょうか。

奥野様:

私たちは、変化の激しい市場でも成長し続けたいという高い志を持った、将来を担う世界のトップマネジメントに戦略提言を行っているグローバルコンサルティングファームです。東京オフィスでは、日本の大企業の抜本的企業価値向上に貢献する案件のご依頼が多く、M&A関連のケースやテクノロジー、情報通信関係やコンシューマー関係のプロジェクトを数多く手がけています。ベインでは私たちのDNAとも呼べる「True North」(真北)の精神を大切にしています。これは、コンパスが指す北、いわゆる「磁北」ではなく、地軸上の正しい北である「真北=True North」へと進んでいこうという合言葉で、一般通念で言われていることやクライアントが期待されている答えが必ずしも正しいとは限らない、ということへの戒めとなっています。経営者の方々に聞こえの良いことを言うだけでは真のアドバイザリーとは言えません。たとえクライアントにとって耳の痛いことであっても、不都合な真実も含めて本当のことをお伝えするのがコンサルタントの役割だと信じています。実際に過去にあったM&Aのケースでは、クライアントはある企業を買収したいと思っていらっしゃいましたが、分析の結果、私たちは「このM&A案件は進めるべきではない」という提言をさせていただいたことがあります。これはやはり当初は怒られますね。お金を払っているのに、期待していた答えと違っていたわけですから。しかし、この方が結果的にお客様の企業価値に貢献することになり、あとから、「あの時ああいうアドバイスをしてくれたのはベインだけだったね」、という形でご評価頂いたこともありました。

そして私たちのコンサルティングスタイルをよくご理解されているクライアントも多くいらっしゃいます。複数のコンサルティングファームを起用されているあるクライアントが仰っていたのですが、「答えが大体分かっている時はベインさんには頼みません。しかし、本当に答えが分からない時はベイン・アンド・カンパニーを使います。」と。つまり「外部の専門家による"お墨付き"が欲しい」、という時ではなく、本当に課題だと思っていらっしゃる時に我々を使って頂くということかなと思います。

movin:

なるほど。経営層のアドバイザリーとして、その他にどのような特徴がありますか? クライアントはベインにはどのようなことを期待して依頼されているとお考えですか?

奥野様:

私たちが起用されるとき、クライアントからは何か見たこともないような新しいことを言ってくれると期待されていることがあります。実際に、私たちの分析結果やご提言がユニークで大胆だとご評価いただくことがありますが、実は多くの場合は、何か突拍子もない奇抜なアイデアを出している訳ではありません。お客様はほとんどの場合、やらなければならないことは大体何となく分かっているけれども実行できていなかったり、実行できても徹底度が足りず結果が出ていなかったりされます。そうした時に本当に必要なのは、見た目は地味かもしれませんがクライアントごとに確実に結果につながる実行プランを、きちんと実行できるレベルにまで落とし込んで出させて頂くという、地に足がついたご支援です。ただこれが行き過ぎると、経営のアウトソーシングになってしまいます。私たちが行っていることは、「実行して結果を出すところまで全部やらせて下さい」、「必要なサーバやシステムなども提供します」、というような話ではありません。ここは非常に線引きが難しいのですが、私たちはあくまでアドバイザリーでありアウトソーシング先ではありません。 ベインはあくまでアドバイザリーとして、お客様に価値を提供できるプロフェッショナルとして居続けています。ただ、アドバイザリーでありながらも、クライアントが持続的に実行できるレベルまで落とし込んだアウトプットを提供しています。そうすることで「真の結果」を出せるのです。例えば、戦略やM&Aのプロジェクトでは、ただ資料を作成して戦略の絵を描いて、「ここはやめましょう」とか、「ここはもっと何とかしましょう」とか言うだけではなく、やめるというのはどうするのか?畳むのか、売るのか、売るならいつまでに誰にどうやって売るのか、何とかするというのはどうするのか?もっと資金を事業に投資するならどこにどれくらい使うのか、買収するなら具体的にどの企業を買収するのか、誰がやるのか、というような実行できるレベルまで落とし込んだアウトプットを提供します。

movin:

ベインは多くのコンサルティングファームの中でも、かなりグローバルなイメージがあります。実際にはグローバルとどの程度連携しているのですか?

奥野様:

現在ではクライアントが日本企業であっても、グローバル案件であることが多く、常にグローバルワンチームとしての連携を強化するとともに、我々日本のチーム自身も日本とグローバル両方の視点を自然に持てるようにしています。グローバルというのは、海外資本が入っているとか、海外にオフィスがあるということではありません。グローバルな視点を全員がもっているということが重要です。そこで特に2007年頃から、社員のダイバーシティを意識して海外大学卒業のコンサルタントも多数採用しています。また、ベインでは採用の基準、トレーニングの仕方、評価の基準、評価の仕方などが全てグローバルで統一されています。

その結果、例えばこれまで一度も会ったことがないブラジルオフィスのコンサルタントと東京オフィスのコンサルタントが仕事をしても、全く問題なくチームワークが成立します。これが私たちの強みであり、現在10,000名を超えるグローバルアセットを本当の意味で活かしたサービスを提供できる理由です。このグローバル連携が上手く機能していないと、グローバルでコンサルタントが何人いても東京オフィスの中の経験だけでしかアドバイスができません。 このグローバルファームであり、グローバルワンチームでやるというインフラや文化は、非常に重要ですね。

movin:

そうすると、ベインで求められている人材像はグローバルな人材、ということでしょうか?

奥野様:

ベインにはお伝えしたようなグローバルなプラットフォームの中で「自分を成長させたい」、そして何よりも「クライアントに対して本当の価値を出すということをグローバルな仲間と一緒にやっていきたい」というメンバーが揃っています。そのような考え方に加え、私たちは3つのスキルを持ち合わせている人材を求めています。1つ目は「統合型思考」です。戦略・運用・組織、各ステークホルダーを横断して考える思考能力です。2つ目は、「IQとEQ両方を持ち合わせているかどうか」、ということです。分析力や専門分野の深い知識といったベースとなるIQに加え、顧客を理解し、密接な関係をつくる力です。クライアントの共感を引き出し、誠実さを持ってクライアントやチームのために貢献できないと、クライアントの組織に変化を促すことはできません。3つ目は「チーム力」です。1+1+1を3でなく、5にできるようなチーム力です。コンサルティングワークは、クライアントを含めたチームで行います。そのメンバーの一員として力を発揮できる方をベインは求めています。 そこで自分がするべきことを的確かつ能動的に見つけて役割を果たせる人、信念をもって行動し、意見を発信できる人、周囲から謙虚に学ぶ一方で周囲にインスピレーションを与え、困っている人を積極的にサポートできる前向きな姿勢をお持ちの方に、是非来ていただきたいと思っています。

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