A.T. カーニー マネジャー Mao Huijing（マオ ホゥイジン）氏インタビュー

Mao Huijing（マオ ホゥイジン）
ランカスター大学プロジェクトマネジメント学部卒業、ケンブリッジ大学大学院土地経済学部修士修了。入社後各業界のM&A案件、通信業界の新規事業戦略、消費財企業の事業戦略に従事。

movin:

本日はインタビューのお時間を頂き、ありがとうございます。まず初めに、ご経歴についてお聞かせください。

Mao様：

中国出身で、高校卒業まで上海で育ちました。もともと海外の大学に進学するつもりで、実は第一志望は日本の大学だったのですが、東日本大震災後間もないということで家族の懸念があり、第二候補の英国の大学・大学院に進学しました。ビジネスコンサルティングを専攻し、就職の際は経営コンサルティング・ファームを希望しました。海外の学生向けのジョブ・フェアで面接を受け、新卒でA.T. カーニー東京オフィスに入社しました。ずっと日本に来たかったので、6年越しで夢が叶いました。

movin:

大学でビジネス・コンサルティングを専攻されたんですか？

Mao様：

はい。在学中に、実際に1年間企業につとめるplacementというプログラムがあるユニークな大学でした。私は英国内のグローバルIT企業で、ビジネス・トランスフォーメーション、特に障碍者向けのITサポートや業部隊のDX推進に従事しました。

movin:

日本語が堪能ですが、どこで学ばれたんですか？

Mao様：

小さいころから日本のアニメやキャラクターが好きで、中国にいたころに自分で学びました。5年前にA.T. カーニーに入社した際は未熟で、チームメンバーからの言語フォローが多かったのですが、仕事を通じて実践で読み書きともに上達したのだと思います。

movin:

A.T. カーニーの印象は？

Mao様：

A.T. カーニーの印象は、少数先鋭。中小規模でこそ自由に意見を言える雰囲気は、自分に合っていると思います。
私は英国で教育を受けた中国人女性です。日本では「女性の働き方」とか「日本における外国籍の人」という記事や報道が増え、徐々に古典的な「日本人男性を中心に社会・経済活動が行う」の考え方から進化していると思いますが、私が生活したイギリスや中国では既に当たりまえの考え方になっています。入社まで日本で生活したことがない人間として、最初は不安がありましたが、グローバル企業であるA.T.カーニーの東京オフィスに入社後「外国籍だから」、「女性だから」という理由で不利に感じたことは一度もありません。むしろ3か国語を話せるので有利かも。（笑）
シニアコンサルタントとしてバリバリ活躍している既婚の女性コンサルタントが、入社時メンターについてくださったので、彼女をロールモデルとすることができたから最初から何の違和感もなかったのかもしれません。

movin:

A.T. カーニーならではと思うポイントやエピソードがあれば教えていただけますか？

Mao様：

実は、子供の頃から大好きで、日本に憧れるきっかけともなったブランドのプロジェクトにかかわることができたんです！そのブランドがまさかA.T. カーニーのお客様とはまったく知らなかったので、プロジェクトにアサインされたのは嬉しい驚きでした。海外向けマーチャンダイジングやマーケティング方法の分析から実行まで、夢のようなプロジェクトでした。これも含め、私がかかわったプロジェクトは、ほぼすべて複数言語が必要なグローバル案件です。将来的には、中国と日本を行ったり来たり、アジアを拠点に欧米とも仕事をしたいと考えているので、着々と実現できていると思います。

movin:

最後にA.T. カーニーを目指す方へ一言、お願いします

Mao様：

性別や国籍に関係なく個人のスキルを活かせる職場です。自分の成長を望み、企業の成長、社会の成長に関与したいと思う方におすすめします。