マイクロソフト株式会社 インタビュー

畑様：

いまやマイクロソフトは、エンタープライズ領域においてもますます存在感を増しています。日本を代表するような大企業のビジネスを動かす「仕組み」そのものに、マイクロソフトのテクノロジーが至るところで採用されている。その仕組みを作りあげる場面において、お客様に深く関わり、製品のポテンシャルをフルに発揮させるための「知恵」を提供し、プロジェクトを成功に導いていくのが、私たちMCS（Microsoft Consulting Services）なのです。MCSが担うのは、ITにフォーカスした純粋なコンサルティング。対象は各業界を代表するような大手企業や、SIerなどのパートナー企業となります。
マイクロソフトの最新テクノロジーをいち早く、リアルな開発プロジェクトに展開していくことも私たちの役目です。新しいテクノロジーを導入する際には、どうしてもお客様はリスクをお感じになる。そのリスクを私たちが低減し、難度の高いプロジェクトを成功させるのです。たとえば、事前にパートナー企業のエンジニアを対象にワークショップを開いてスキルトランスファーを行い、さらには設計を標準化するテンプレートなどを提供して開発環境を整えたり・・こうしてプロジェクトを完遂してリファレンスをつくり、培ったノウハウを水平展開することで、新たなマイクロソフト製品の普及に加速をつけていくのです。また、お客様とのやりとりの中で得たニーズを、開発部門へフィードバックし、製品の改良につなげていくこともミッションのひとつです。

畑様：

私たちが提供しているサービスは、大きく3つあります。まずメインとなるのが「カスタムコンサルティング」。これは個別のプロジェクトにフォーカスし、フェーズにあわせた技術支援を行っていくものです。プロジェクトの立ち上げ段階から関与し、タスクを分析してスケジュールを立て、最適なチーム構成を考え、お客様と一緒に計画を立案。要件定義のフェーズでは、お客様の求める機能が果たして技術的に可能なのかを検証。高度な要求の場合には、実際にモデルを作成して検証する場合もあります。さらにはシステムのアーキテクチャーを考え、コーディングのフェーズでは、共通機能をテンプレート化して、効率化と品質の確保を両立。自らサンプルを作ったり、コードのレビューを行うこともあります。テストフェーズにおいても、もちろん知恵を絞ります。つまり、MCSのコンサルタントは、お客様のプロジェクト全体のマネジメントに関わり、開発業務の効率化とアウトプットの品質向上に大きく貢献していくのです。
この「カスタムコンサルティング」に加えて、お客様やパートナーに向けてシステム構築に関するトレーニングを開催し、スキルやノウハウの共有化を図る「テクニカルワークショップ」、そしてカスタムコンサルティングよりもさらに上位のレイヤーで、お客様のIT戦略そのものに対して長期的な視野でコンサルティングを行う「エンタープライズ ストラテジーコンサルティング」が、MCSのサービスの3本柱。マイクロソフトのコンサルタントが活躍するフィールドは、きわめて多彩なのです。

畑様：

MCSのコンサルタントには3つの職種があり、それぞれ専門性を持ってプロジェクトに臨んでいます。

1:開発系コンサルタント
お客様のシステム開発の各フェーズを網羅的にサポートする技術コンサルテーション（アーキテクチャデザイン、開発生産性の向上、標準化など）を担います。".NET基盤構築支援サービス"アプリケーション統合サービス"EIP構築支援サービス"などがプロジェクト例です。自分が描いたシナリオ通りに開発が進み、大規模なプロジェクトが成功する。その喜びは、一度味わうとやみつきになるはずです。

2:IT基盤系コンサルタント
インフラ製品の導入における技術コンサルテーション（要件定義、基本設計、運用設計など）を担います。例えば"Active Directory設計サービス"Exchange構築支援サービス"など、Windowsインフラの構築において、マイクロソフトのテクノロジーを熟知した私たちだからこそ提供できるコンサルティングを行います。

3:戦略系コンサルタント
ビジネスとITのアラインメントを推進するために、マイクロソフトのテクノロジーをどのように利用していくべきなのかを専属でお客様にコンサルティングします。全社的な業務プロセスの可視化などに取り組み、将来を見据えてお客様のシステムがどうあるべきかを考え、デザインしていく。きわめて高度なコンサルティング力が求められる仕事です。

畑様：

私たちも、マイクロソフトを代表する形でお客様と接していきます。お客様からの期待も大きい。マイクロソフトの看板を背負って難題に挑むプレッシャーとプライドも、MCSの大きな醍醐味のひとつです。私も過去、あるオンライントレードの新企業を設立する際、MCSにオファーがあり、ごく少数の立ち上げプロジェクトメンバーの一人として参加したこともあります。お客様の経営陣と議論しながら、ハイボリュームでミッションクリティカルなシステムに、プロジェクトメンバーの一員として一から構築に携わりました。非常にチャレンジングで苦労も多かったのですが、こうした経験ができるのは、やはりコアとなるテクノロジーを持っているマイクロソフトならではだと思います。あなた自身のさらなる成長にもつながるはずです。
すでにさまざまな企業から、MCSに人材が集っています。SIer、ISV、コンサルティングファーム、さらにはユーザー企業のIT部門からいらっしゃった方もいます。自分自身が立脚できる「強み」がほしい。レベルの高い環境で自分をさらに高めたい。そんな思いでMCSを選んでいる方が多いようです。コンサルティングというのは、「人」だけが資産。まだまだ私たちは優秀な人材を求めています。あなたもぜひ、次のステージとして、MCSのコンサルタントにチャレンジしてください。