シンクタンク 転職体験談

建設コンサルタントから"公共コンサルタント"への転身を成功された加納さん（仮名：29歳）の転職体験談です。

名前：加納さん（仮名）
年齢：29歳
学歴：有名国立理科系大学院卒
建設系コンサルティングファームを経て、シンクタンクの"公共コンサルタント"として入社

この度、半年以上にわたる転職活動生活にピリオドを打つことができました。活動期間は約半年と、決してスムーズなわけではありませんでしたが、ムービンの熱心なご指導のお陰で無事希望のファームの内定を獲得できました。
内定を獲得できた秘訣を一つ挙げるならば、「自分がやりたいことの将来ビジョンを、とことんまで考え続けた。」ことに尽きると思います。そして、その作業の大切さを私に熱心に説き、サポートしてくれました。

ムービンさんは、ときには4、5時間にわたる幾度もの面談と、志望動機書の添削指導によって、私の将来ビジョンを明確にしてくれました。そして、その上で、転職志望者の将来ビジョンに沿ったファームを紹介してくれました。決して、将来ビジョンが明確にならない段階から、むやみにファームに紹介するような、商売に走ったことはせず、私の本当にマッチしたファームを探そうと努力してくれたのです。
恥ずかしながら、私がムービンさんにアプローチした当初、転職の動機としては、「業界や会社の体質に不満がある」、「自分ならもっと高い給料をもらってもいいはずだ」、「もっとインパクト大きいことをしたい」etc･･･という程度のものでした。
それに対し、担当のキャリアコンサルタントさんは、「なぜ、転職をしたいのですか？」あなたが起こしたいムーブメントは具体的に何ですか？」「将来、どんなコンサルタントになりたいのですか？」という質問を何度もされ、それに対する答えを考え続けることで、自然に自分の将来ビジョンがまとまってきました。この作業に私は1ヶ月以上も要してしまいました。しかし、今になって考えると、この作業に時間をかけたことが良かったと思います。

転職活動を行う上で、この作業が、なぜ大切なのか？私が実感するのは、以下の3点です。

採用にあたってのインタビューにおいて、必ず聞かれるのは「なぜ転職しようと思ったのか？」「なぜ、うちのファームなのか？」「これまでのスキルを活かして、どのような貢献できるのか？」の3点です。
そして、1時間以上にわたるインタビューの中では、この3点に関しかなり突っ込んで聞かれるため、考えが不十分な部分は簡単に露呈してしまいます。したがって、自分の将来ビジョンを具体的に考えることは、インタビュー対策として非常に重要となるのです。

インタビューでは、質問への回答内容とともに、答え方も見られます。
質問に対して、いかに"具体的に"、"分かりやすく"、"論理的に"、"自分の経験に基づいた言葉で"答えることができるか、というコンサルタントとしての資質をチェックされました。
ムービンさんは、私の将来ビジョンに具体性、明快性、論理性が備わっているか、自分の経験に基づいているか、という視点で厳しく指導されました。そのお陰で、コンサルタントらしい考え方、話し方ができるようになったと思っています。

自分の将来ビジョンが曖昧なまま転職活動をすると、オファーをもらった時点がゴールだと誤解してしまいます。具体的なビジョンがないので、転職することが目的化してしまうのです。
一方、自分の将来ビジョンを明確に持って転職する人は、「オファーをもらったとき＝ビジョンを叶えるスタート地点に立ったとき」ということに気づきます。また将来ビジョンの実現ステップを明確にする事を通して、自分の強み･弱みが見えてくるので、新しい会社で、何を、どのように頑張ればよいのかも入社前から具体的に見えてきます。
同じ転職するのにも、この差によって5年後10年後には全く違った結果になっていると思うのです。

人生で転職活動を何度もするわけではありません。そういう意味でも、人生の分岐点にムービンさんのような素晴らしい人材コンサルタントに出会えたことは大変幸運だったと思っています。この半年間の転職活動を有意義なものにしてくれたムービンさんに対し、心から感謝です。本当にありがとうございました