※役職・肩書、インタビュー内容は、本インタビュー時のものになります。
movin:
ここからは社内の仕組みや制度について伺います。まず、入社して最初のプロジェクトへはどのようにアサインメントされるのでしょうか。さきほど、ベインは様々なプロジェクトを経験して統合型思考を養い成長つつ、専門性を磨くキャリアパスが用意されていると伺いました。それまでのキャリアや自分の志望も考慮してもらえますか?
井上様:
基本は、スタッフィングマネージャーと呼ばれる専門の社員との面談やファームの状況に応じ、どのプロジェクトへアサインされるかが決定します。最初のプロジェクトは、その人の成長においてどういうスタートを切るのが一番良いのかが考慮されています。たとえ未経験な領域のケースにアサインされたとしても、マネージャーやパートナーはそのことを理解した上でチームに迎え入れてサポートしてくれるので、不安に思う必要はないでしょう。
その後も前回のケースで得られたスキルと課題をもとに、その人が成長するうえで最良と考えられるケースを、本人の希望も確認しながら決定しています。
movin:
もう一つお聞きしたいのが、働き方です。コンサルファームと聞くとハードワークをイメージする人も多いと思います。実際はいかがでしょうか。
井上様:
意思決定を迫るタイミングなど重要な局面を迎える前は確かにハードですが、長いプロジェクトでも緩急があるので、期間中、全速力でずっと走っているわけではありません。
ベインは、「次のプロジェクトのスタートまで2週間空くので休みます」というように、長期休暇をしっかり取ってリフレッシュする社員が多いですね。「Leave of Absence」と呼ばれる制度の利用者も一定数います。これは、休暇中に行うアクティビティが将来の自身の成長に寄与すると会社が認めた場合に、最長6か月の休暇を取得できる制度です。この期間にベインで得られた問題解決能力を、NPO団体で働くことや自身のビジネスアイディアへ応用することを通じて社会に活かす人がいることも、ベインのフレキシブルな働き方を表していると感じます。また、育児休業も女性社員はさることながら、男性社員も数か月単位で取得しています。「子育てをパートナーと同等に行いたい」「いましかない子どもの成長を見逃したくない」と、積極的に休みを取得する姿勢は素晴らしいと思いますし、その人の人生において大事なことを尊重してくれる会社もまたいいな、と思います。このように制度が形としてあるだけではなく、社員がしっかり活用していることに感心しています。
movin:
社内の様子をうかがえる話題としてあわせてお聞きしたいのが、英語スキルのことです。グローバル企業ということもあり、高いレベルで求められると思うのですが……。
井上様:
そうですね。東京オフィスに在籍する外国人社員のなかには、日本語を話せないメンバーもいるので、そのようなメンバーがいる社内会議はすべて英語で行われます。クライアントに対しても、外資系なのか日系なのかで使う頻度が変わります。外資系の場合は、CEOやキーパーソンが外国籍の方の場合が多いので、ミーティングの場や資料の作成で英語のスキルが必要になります。日系企業の場合、コミュニケーションは日本語ですが、扱うケースやトピックによっては、世界各国のオフィスにいるその道のエキスパートと定期的にディスカッションしますので、やはり英語を多く使います。
ちなみに、私は「Experience sharing transfer」というプログラムを利用して、ドバイのオフィスに半年間勤務しましたが、ここではすべてのケースを英語で回していました。このように、いろいろなレイヤーで英語を使いますし、むしろ使う必要が出てきます。ここを頑張れるかどうかで、英語スキルは大きく変わってくると思います。実際、ベインにも入社時には英語が不得手な社員もいます。最初はたしかに苦戦していますが、会社から補助を受けて勉強したり、社内のコミュニケーションや業務を通して否応なく使わなければならない場面がたくさんあるので、社内で揉まれながら上達し、しばらくしたら喋れるようになっていることがほとんどです。
movin:
井上さんご自身は、英語で苦労した経験はありますか? また、どのようにして英語力を磨いてきたのでしょうか。
井上様:
留学当時は、授業で英語を話すと周りが困惑するくらいお粗末なレベルでしたが、それでも在学中の2年間で多少は改善されたと思います。そして、ベインにいる今は、普通にビジネスをこなす上では問題がないくらいに伸びたのではないかと。満点にはまだ遠いと思いますが、仕事で英語を使うことは、海外で生活することよりも密度濃く学べることに間違いありません。自己学習の面で言うと、教材を使って耳を鍛えたり、帰国子女の社員や外国籍の社員と意識して英語で喋ったり。これらの積み重ねだと思います。
movin:
社内には英語力を伸ばすサポート体制はありますか。
井上様:
先ほどお話ししたトランスファープログラムもその一つですし、グローバルトレーニングを受ける機会など様々な機会が用意されています。なお、このグローバルトレーニングは、社員がトレーナーを務めます。私も担当する機会がありましたが、その準備のために英語によるコーチングやレクチャーを学ぶためのレッスンに会社の補助を受けて通わせてもらいました。このように社員の成長につながると会社が判断すれば、英語を学ぶ環境も教える立場から学びを得られる環境も用意されています。
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