movin:
お二人のお話をお聞かせください。まず、倉田様は事業会社からのキャリアチェンジでございますが、多くある選択肢からPwCを選ばれた決め手はどういった点でしょうか?
倉田様:
大きくは「面接官の人柄・印象」と「採用までのスピード感」の2点でした。当時、転職活動の時には「誰と仕事をするのか?」を重視しており、そういった点で、PwCの面接官にはいい意味で色々な方がいて、「こういった人たちと一緒に仕事ができたら楽しそう!」と感じたことが決め手でしたね。特に、あるパートナーの方には、目の奥を見られているというか、考えていることを全部見透かされているような感覚がありました。笑。
movin:
ご入社されて実際に働かれてみていかがでしたか? ギャップなどはございましたか?
倉田様:
いいギャップがありました。入社前は「面接官以外はどうだろうな……」という不安があったのですが、入社してみて、HIAの皆さんはいずれも魅力的な方が多いですね。パートナーからの上意下達ということはなく、「チームとして一緒に歩んでいこう」という雰囲気があり、入社当初はとてもありがたかったですね。コンサルティングファームなので、もちろんプロジェクトの中で時に厳しい局面もありますが、「チーム全体として1つのゴールに対して向かっていこう」というのを体現している部門だと感じます。
movin:
コンサルティングファームは、事業会社とはカルチャーや働き方が異なる点もあったかと思いますが、大変だったこと/最初に苦労されたことはございましたか?
倉田様:
それはもう、たくさんあります。笑。その中でも、事業会社と圧倒的に違うところは、「スピード」×「品質」を求められることですね。コンサルタントにとってクライアントとの打ち合わせは1回1回が勝負で、少しでも手を抜けばプロジェクトが終わる可能性だってあります。ですので、1枚の資料を作るにしても、クライアントが求める基準より更に上の品質のものを、とても早く作っていく必要があり、妥協が一切許されないですね。そのプロフェッショナルマインドに切り替えることも、切り替えたあとに実践していくこともとても大変でした。
movin:
立ち上がりに苦労されたんですね。PwC全体あるいはHIA部門としてサポートはありましたか?
倉田様:
これももう、たくさんあります。笑。まず、OJTでは何度も丁寧に教えてくださる方が多く、ありがたかったですね。また、Off-JTとしてHIA独自のトレーニングやナレッジトランスファーの機会も多く、色々と相談できる場面が多かったです。
ちなみに、HIAでは「毎週金曜15〜17時に自社に戻ってこよう、プロジェクト以外の知見・見識を深めよう」という「Friday Investment」という取り組みがありますね。部門の中の研修担当メンバーが、勉強会、座談会、ナレッジトランスファー、パートナーとのパネルディスカッションなど、色々なことを企画し、他のメンバーが任意でそれに参加しています。
movin:
「Friday Investment」はとても面白い取り組みですね。チームメンバーとの仲もよくなりそうですね。事業会社を経験したからこそコンサルタントとして活きていることはございますか?
倉田様:
「業界特有の専門知識や用語が分かる」ということもありますが、「事業会社の人の気持ちが分かる」、これが大きいと思います。コンサルタントとしてロジックを突き詰めることも多いですが、人はロジックだけで動かないものです。事業会社の皆さんも「頭ではわかっていても、色々なしがらみがあってやりたくてもできない」みたいなこともあるのですが、そういうものを敏感に察知したり、その裏事情に思いを巡らせたりしながら、建設的な提案を行うことができるのは強みだと思っています。
ですので、事業会社出身の方も臆せず、PwCへのエントリーにチャレンジしてほしいな、と思っています。
movin:
ありがとうございました。
さて、秋元様は、他コンサルティングファームからの転職組だと伺っておりますが、PwCというファームの魅力を教えてください。
秋元様:
前職も大手ファームだったのですが、特にPwCはグローバルネットワークの強さを感じます。グローバルプロジェクトも多く、個人的にはとても満足しています。他ファームからの転職組と話した中で皆が口を揃えるのは、倉田さんもおっしゃっていましたが、「人が魅力的」ということですね。組織間の壁も薄く、個人としての要望に真摯に向き合ってくれていると感じます。
movin:
秋元様は入社当初はTechnology部門でしたね。部門の異動はご自身で要望を上げて、でしょうか?
秋元様:
最終的には私自身で要望しましたが、きっかけはPwC内での組織変更ですね。PwCはクライアントマーケットの状況によって柔軟に組織を見直すことが多いのですが、当時私が所属していた組織も変更になるということで、(実は転職も視野に入れていたのですが。笑。)、その当時HIAのプロジェクトに参画して面白かったため、HIAなら……ということで要望したところ、聞き入れてくださったという経緯です。
movin:
要望を聞いてくださったんですね。さて、HIA部門の雰囲気、仕事の面白さ等あれば教えてください。
秋元様:
HIAは、少人数ということもあり「みんなで補いながらがんばろう」といったマインドがあり、良くも悪くも皆でワイワイやっている感じですね。困ったときに相談しやすいのもありがたいですし、常駐しているクライアント先や出張先から帰ってきても楽しいですね。気心知れたメンバーと同じ方向を向いてプロジェクトワークできるのは、私には合っていると感じます。
movin:
お話を聞いているだけでも、本当に皆さん、仲が良さそうですね。
ちなみに他ファームだけでなく、日本企業全体で女性の働き方など活発にサポートする社会環境になっていますがPwCではいかがでしょうか?例えば男女でプロモーションにおける差(見えない壁)があるのではと、ご質問を求職者の方から頂くこともあるのですが。
秋元様:
HIAに限った話ではなく、PwCではジェンダー差別的なものは全く感じないですね。評価会議にも参加しますが、評価基準は透明性が高く、男女/年齢/国籍等といった属性部分での評価は一切ないです。各個人にしっかりフォーカスを当てて評価していますので、評価会議は朝から晩まで丸1日かかったりもします。
一方、女性特有のライフイベントに応じたサポート(福利厚生)は非常に手厚いです。ワーキングマザーのメンバーに話を聞いてみたのですが、一般的な産休・育休はもちろん、PwC独自の「15日間のならし保育(休暇)制度」等があり、大変ありがたかったとの声がありましたね。
また、HIAでは、製薬企業等をはじめとするクライアントがダイバーシティ活動に積極的なことが多く、小さなお子さんを持つ方の働き方に理解を示していただけていることは大きいと思いますね。そういったことから、HIAでは女性比率が高いのだと思います。
movin:
お二方ともマネージャーでとても忙しいと思いますが、休日の過ごし方などワークライフバランスをどのように採られていますか?
倉田様:
個人的なルールとして「土日は仕事しない」と決めていますね。もちろんプロジェクト状況によってはやらざるを得ない時もあるが、「やるときはやる、やらないときはやらない」とメリハリをつけています。ですので、休日は好きなことをして過ごしています。最近は筋トレにハマっています。笑。
秋元様:
グローバルプロジェクトだとクライアント側カレンダーに合わせる必要があって、日本が休みでも対応せざるを得ないことがありますね。ただ逆にクリスマス時期はクライアント側が長期休みを取ったりするので、合わせてこちらも休みを取ったりしています。あと、パートナーが真っ先に休みを取っていますね。「自分が休まないと、みんな休めないだろう」と。笑。
倉田様:
それはそう。笑。でも実際パートナー陣が休んでくれると休みを取りやすい雰囲気にはなるので良いことだと思います。あとHIAはプロジェクトとプロジェクトの間の休み(バケーション)をしっかり取る方が多いですよね。
秋元様:
確かに! 皆さん長いバケーション取ってますよね。2週間〜1カ月くらい休んでいるメンバーも多いです。私も、プロジェクトから離任する前に休みたいか聞かれるのですが、「もちろん休みます!」と言っています。笑。
倉田様:
コンサルタントという仕事はもちろんプレッシャーやストレスがかかる場面もあるし、時にがむしゃらに働く必要もあるので大変ですが、だからこそキチンとオンオフをつけて、休む時は休む、というのは大切だと思います。
movin:
お二人それぞれの今後のキャリアパスや、やってみたいことなど、これからの展望をお聞かせいただけますか?
秋元様:
グローバルプロジェクトは続けていきたいですね。グローバルプロジェクトは海外と日本の間でのギャップが大きく、それぞれの想いをそれぞれが理解できていないことが往々にしてあるのですが、その間に入って溝を埋めると一気にスムースに物事が進んでいくのを目の当たりにします。コンサルタントのやりがいを感じます。またBy Nameで指名されることも多くなってきて責任感や使命感も感じています。
倉田様:
By Nameで指名されるのはいいですね。私は直近というよりは少し先の話なのですが、「社会的課題の解決」に直接的に関わっていけたらいいなと思っています。PwCは「コンサルティングワークを通じて、大きなクライアント(官民)を対象として社会的課題の解決に貢献すること」を掲げており実行していますが、もっとミクロな地域に潜む重要課題に取り組み、地域活性化に貢献したいと思っています。
movin:
それぞれ魅力的ですね。
それではPwCの採用のお話になりますが、お二方どんな方にHIAに来ていただきたいですか?例えばこんな方と一緒に仕事をしてみたいとかありますか?
倉田様:
前向きでエネルギッシュな方がいいですね。「できない理由を探すのではなく、できるようにするためにはどうすればよいか」を発想できる方は大歓迎です。
秋元様:
私は異文化にオープンなダイバーシティを大事にする意識を持った方と一緒に仕事をしたいですね。PwCはそもそもグローバルファームとしてそういったカルチャーはありますが、他部門や他グループ企業(監査法人やFAS等)との協業も多く、様々なバックグラウンド・マインドの方がいる中でフランクでオープンな考えを持つことは大切ですね。
倉田様:
その通りですね。HIAは繰り返しになりますが、チームワーキングをとても大切にするので意見や考えがぶつかったときに「"間違い"ではなく、"違い"として受け入れられる人」であって欲しいし、私自身そうでありたいと思っています。
movin:
最後に、PwC、HIA部門にご興味をお持ちの皆さんにメッセージをお願いします。
倉田様:
「やれるかやれないか」ではなく、「やりきる」という想いがあればぜひチャレンジしてほしいです!
秋元様:
いろんなバックグラウンドの方がいますし、やりたい想いを持った方を支える環境がHIAにはあります。そこは心配なく飛び込んできてください。
movin:
大変有意義なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
倉田様・秋元様:
ありがとうございました。
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