財務・FAS系コンサル 転職体験談

将来に不安を覚えたのが転職のきっかけ。第二新卒のうちに退職し、コンサルタントを志すことに決めたOさんの体験談です。

名前：Mr.M&Aさん（仮名）
年齢：28歳
学歴：有名国立大
職歴：大手ITコンサルティングファーム（シニアコンサルタント） →大手FAS系コンサルティングファームへ

大学卒業後、大手ITコンサルティング会社へ入社をして5年目。職位はシニアコンサルタント。入社後2年間はJavaやOracleを中心としたスクラッチ型のプロジェクトへ参画。3年目からは金融業界向けチームへ所属をし、主にメガバンク向けのIT企画やPMO型のプロジェクトに主要メンバーとして参画していました。

当時プロジェクトで金融機関を主要顧客とすることになり、金融機関がクライアント企業や世の中に与える影響の大きさを日々感じていました。とあるメガバンクのプロジェクトで投資銀行部門の方と仕事をする機会があり、投資やM&Aについて勉強をしていく中で、強い興味や関心を持つようになりました。
ただ、自分はSEやITコンサルタントの業務経験しかないために、実際に投資やM&Aといった業務に携わる事が出来るかが分からなかったため、ネットでいろいろ検索をした中で転職エージェントさんに相談をしてみようと思い、ムービンさんに登録をしました。

Webより登録を行い、1日以内にご担当の方より面談調整の連絡をいただきました。平日の夜にムービンさんのオフィスに伺い、1時間程度お話をしました。投資やM&Aについてほぼ素人の私に対して、各業界の動向や各社の採用情報、どのような方が採用に至られているか等、かなり詳細に丁寧に説明をしていただき、自分自身の立ち位置や転職可能性を把握することが出来た点はとても有意義でした。
いきなり投資判断を行うような立場での転職は難しそうとのことでしたが、M&A業務の中でもITデューデリジェンスについてはITコンサルティング経験を活かすことが出来そうであり、実際に過去ムービンさんでも転職支援をされた方がいらっしゃるということで、コンサルティングファームのM&A部門やFAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)企業を中心に応募をしていこうという話になりました。

M&A関連書籍の購読を中心に、M&Aへの理解を深めていきました。特に、Big4と呼ばれる大手コンサルティングファームやFASでの出版書籍を数冊読み込み、専門的な用語の理解や業務内容を理解していき、自分自身のこれまでの経験がどのように活かせるかを常にイメージをするようにしました。（私の場合は、デロイトトーマツグループ、PwCグループ、の方々が執筆された書籍を何冊か購読しました。）

全部で6社へ書類応募を行い、有り難いことに4社より面接の依頼を頂戴しました。どちらの会社の面接でもM&A領域の実務経験がない事から、
「何故M&Aに興味を持ったのか？」
「未経験ながらも、これまでの経験でどのようにM&Aコンサルタントとして貢献が出来ると思うか？」
「どのようにキャッチアップを行っていくか？」
概ね上記のようなところを主眼に面接をされていたと思います。
上述をしていますが、やはり書籍を通じての事前の情報のインプットと、自分なりにどのように貢献出来そうか、という事前想定を行っていたことがかなり役立ち、面接で答えに窮するような事はほぼありませんでした。

また、これは致し方なかった点ではありますが、クロスボーダーのM&Aが年々増加していることから、英語力についての確認は全ての会社でありました。（私は日常会話程度のレベルだったので、面接ではこれから頑張ります！としか言えませんでしたが…汗）

とはいえ結果として、3社より内定をいただくことができ、Big4の一角のファイナンシャルアドバイザリーサービスへの入社を決定しました。

「未経験領域でのM&Aコンサルタントへの可能性があること。」
「ITコンサルタント→M&Aコンサルタント　への転職支援事例があったこと。」
この2点を、初めての面談の際に具体的な情報として伺えた点が、今回の転職活動においてとても大きなことでした。極めて漠然とした希望や期待を、より具体的な選択肢に置き換えられたのはムービンさんのこれまでの実績や情報量のおかげであると思います。

転職に関する情報が溢れる今の世の中ですが、私のように経験と異なる分野への転職可能性があるのかどうかについてはなかなか分からないものでしたので、今回ムービンさんへの登録・相談を経て得られたことはとても貴重なものでした。自分自身の可能性を広げていきたいという方は、是非相談してみて欲しいと思います。