総合系ファーム 転職体験談

＜学歴＞某有名国立大卒
＜年齢＞男性 29歳
＜前職＞大手証券会社（経験3年）
＜転職後ポジション＞財務アドバイザリーファーム（事業再生領域）

私は大手証券会社で培った法人営業スキルやトップアプローチ経験を活かして、中堅・中小企業を支援したいという思いから現在のM&A業界へ飛び込みました。

前職当時より事業承継のニーズは高く、クライアント様（経営者）から後継者問題に対する悩みをお聞きすることが多かったことから、新しいチャレンジではありますが、この事業承継という領域を全うしようと考えておりました。

実際に、現職に入社し以降、年に2、3件のペースでM&Aの成立に導き、仕事に対してやりがいを感じていた一方で、どこかM&Aありきの業務スタイルに対して違和感を抱くようにもなり、「クライアント様にとってM&A以外の選択肢があったのではないか」、「その他としてクライアントのために取り組める仕事は何だろう」、と考えるようになりました。加えて、30代に差し掛かるこの機会がキャリアを変えるラストチャンスであると考え上記のような思いを満たすことのできる仕事を求めて転職活動をスタートしました。

何となく自身の中で上記に挙げたような転職の軸を満たす業界は「コンサルティングファーム」であると考えていたことから、インターネットや知人を介して同業界への支援実績が豊富なムービンさんを選択しました。当時は他にも数多くのエージェントとお会いしましたが、面談を通じて応募企業とのコネクションが強いこと、豊富な情報量を有していること、担当となる方のきめ細かな対応に魅力を感じ、今回の転職活動を全てお任せすることといたしました。

これまでの経験を通じて、私は営業スキル（新規開拓営業力、深耕営業力）や経営者と対等に向き合えるコミュニケーションスキルなどを培ってきました。また、M&A業務を通じて、事業・財務分析スキルも磨いてきました。これは、クライアント様を取り巻くマーケットの状況、競合他社の動向、財務の状況等の分析などを指します。具体的には、クライアント様の業績数値等の定量的な観点に加え、経営陣や現場担当者様等へのヒアリングを通じた定性的な観点にも踏み込み、事実に基づく分析を進めてきました。

ムービンさんとキャリアディスカッションする中で、上記スキルを活かせる仕事を模索していたところ、コンサルティングファームの中でも、今回私が転職することとなった財務アドバイザリーファーム（事業再生領域）をご提案いただきました。（当該領域のご提案はムービンさんが初めてでした）

事業再生は、クライアント様に入り込み、改善施策の立案⇒各種計画への落とし込み⇒改善施策の実行⇒クライアント様の業績回復、というプロセスを経て初めて業務完了となるため、ただの机上のお絵かきにならず、私が目指すクライアント支援に近いと感じました。また、施策の進捗・課題管理に加え、現場サポート、ビジネスマッチング等を通じて施策が確実に遂行されるために徹底的にご支援することにも魅力を感じました。また上述のこれまでに培った事業・財務分析スキルも十分に活かせる領域であることから、チャレンジしたいという思いが強くなりました。

応募書類の添削、対面による模擬面接形式での対策、情報共有（企業情報だけでなく選考情報も含む）など、最後まで二人三脚となり幅広くご支援いただきました。

例えば、応募書類（特に職務経歴書）については、これまでに取り組んだ業務内容、営業実績に注力した記載となっておりましたが、ムービンさんからは「具体的に活かせる経験やスキル」、「今回の転職理由、志望動機」をブラッシュアップするようアドバイスいただきました。

また、事業再生領域においては、顧客折衝などの基本的な対人スキルは当然ながら、財務会計知識も求められるため、これまでの経験からどういったアピールポイントが挙げられるのかを一緒にお考えいただきました。（後から気付きましたが、このタイミングで深く自己分析することは面接においても良い対策となります）

その他、ムービンさんはとにかく情報量が豊富であり、応募企業のみならず応募先の部門に関する直近のご状況などを細かく把握しておられ、インターネットや書籍などでは知りえないナマの情報も事前に入手することができ、面接に対しての準備が十分に進められ、余裕をもって選考に臨むことができました。何度も模擬面接を行っていただき、イメージトレーニングができたことも今回の内定獲得に繋がっていると思っており、大変感謝しております。

転職活動を終えてみて、ムービンさんは私にとっても応募先企業にとっても非常に距離の近い存在であると実感しています。各社の選考に対する対策がきめ細かく、企業はや部門の特徴を掴んだアドバイスを数多くいただきました。

営業経験が中心だった私のキャリアとどのような親和性があるのか、そして私自身が目指すキャリアなどを深く考えていただき、コンサルティングファームという非常に大きな括りの中から、事業再生という一つの分野を導いてくださりました。このチャンスを活かし私自身が成し遂げたかったクライアント支援に全力で取り組みたいと思っています。