ZERO∞ONE(ゼロワン)〜 デロイトトーマツサイバーが目指す新潮流 〜

ZERO∞ONE(ゼロワン)〜 デロイトトーマツサイバーが目指す新潮流 〜

従来、「0⇒1」人材に求められるのは、革新的なアイデアであり、こうした役割は一部の人材が保有する希少なケイパビリティとして扱われる傾向にあった。ただし、本来、「0⇒1」とは、こうした側面に留まらず、多面的な視点で捉えるべきである。「自身の新たなフィールドを開拓する」「先頭として一歩踏み出す」「一歩ずつ根気よく進む」。文字通り、信念や熱意があってこそ成り立つ、新解釈としての「0⇒1」を提唱したい。これは、プロフェッショナル業務に携わる全ての人材が備えるべきものと捉える。そして、サイバーセキュリティという経営課題を取り巻く環境はダイナミックに変化している。以下では、こうした荒波において、よりクライアントに高い価値を提供すべくデロイトトーマツサイバー(以下、「DTCY」という)が目指す、新たな人材育成の潮流を紹介する。

ZERO∞ONE(ゼロワン)誕生の背景

movin:

本企画における高橋さんの役割を教えてください。

高橋様:

ZERO∞ONEの企画立案および推進リーダーです。ZERO∞ONEは、人材育成の企画の一つです。DTCYには、人材育成の主要テーマとして、ソフトスキル、専門技術、グローバル対応力等、様々存在しますが、その中のソフトスキルに該当する領域が私の担当となります。この領域は、コンサルタント、アナリスト、研究員等のDTCYにおける各プロフェッショナルが、日々の業務推進をより価値のあるものにするためのベースとなる能力を継続的に高めることを目的としています。ZERO∞ONEは、そのための中核の活動となります。

movin:

本企画を立案したきっかけは何でしょうか?

高橋様:

2019年に現在の私の職位であるManaging Director登用のお話を頂いたのがきっかけです。実は、この登用はすんなり進みませんでした。当時の私はシニアマネジャーとして、文字通り、前線でのビジネス拡大に邁進しており、サッカーに例えるとバリバリの点取り屋の気質でした。仕事は順調でしたが、傲慢で勝気なスタイルでした。ただし、デロイト トーマツ グループのPartner/Managing Directorへの登用では、売上貢献のみならず、人間性や姿勢等の側面も厳しく評価されます。当時の私は、決して模範的ではなかったと思います。第三者的に見てもそのような評価でした。その時に多くの方々に支えられ、自身の考えを謙虚に改め、熱意をもって今後の決意を伝えた結果、無事に昇格することができました。この時に御世話になった方々、および組織への恩返しという意味でも、組織貢献に励みたいと考えました。そして、色々なテーマを模索した結果、人材育成にたどり着きました。

私は、コンサルティング業界の経験は長く、現在のサイバーセキュリティのみならず、過去には、経営・ビジネス・ITという幅広いテーマのプロジェクトに従事していました。そうした中、コンサルティングの基本スキルを自分なりに昇華させてきた自負もあり、これらを組織に還元したいと考えました。また、こうした経緯に加え、DTCYの人材育成ユニット長からも、全社的な活動としてリードしてほしいとの期待を受け、本格的に人材育成の取組みとして進めることになりました。

movin:

どういう経緯でZERO∞ONEが誕生したのでしょうか?

高橋様:

まずは、コンサルティング業界、特に当社を取り巻く内外の動向として、マクロ環境・市場環境・組織環境を読み解くことにしました。マクロ環境としては、主に、各地域・国における様々な関連法令やレギュレーションの整備、AI, XR,ウェアラブル機器等に代表される新規技術の登場に着目しました。こうした状況下では、経験のない複雑な環境変化に振り回されず、柔軟かつ的確に適応するため、荒波にも動じない “体幹”が求められます。

次に市場環境ですが、2点あります。1つ目は、クライアント側の体制の充実です。コンサルティング業界の出身者が事業会社に転職するケースは増えており、こうした人材が先方のチームに存在し、我々に対してより高度な依頼を求める事案も近年増えています。DXの促進等、経営環境が複雑化していることも後押しになっています。2つ目は、ビジネスとしてのコンサルティングのコモディティ化です。私がコンサルティング業界に入った10数年前に比べると、様々な書籍やマテリアルが登場し、クライアントが習得する機会も増えたと実感しています。結果として、単に綺麗な資料が作れる、ロジカルに物事を考えられる、プレゼンが上手いという従来型のコンサルタントの強みだけでは、クライアントに響かないと実感するシーンが増えています。ユニコーン系の新興企業等、コンサルティングファームに匹敵する思考力を持つ組織も増えており、これまでのスタイルのコンサルティングではバリューを発揮できない案件も増えています。こうした状況下では、前例の少ないブルーオーシャンとなる領域・テーマへのチャレンジや、これまでにない魅力的なサービス、革新的なアプローチが求められます。

最後に組織環境ですが、各ファームが拡大傾向にある中、人材のリテラシー格差は拡大していると実感しています。近年は、デジタル台頭による産業の変革期として多くの案件が登場する中、コンサルティングファームとしても、より多くの人材が必要となっています。その結果、未経験者のポテンシャル採用等も増えている傾向にあります。こうした状況下では、より中長期的な目線で、根気よく成長を続けるための機会提供が求められます。

以上のような考察を踏まえて、3つのスローガンを導出しました。

「予め未知を経験しておく」
「ファーストペンギンになる」
「1つ1つ確実にクリアする」

これらに共通することは、いずれも「0⇒1」ということです。一般的な「0⇒1」は、革新的なアイデアを生み出すという単一の解釈が強いと思いますが、我々の掲げるスローガンは、多面解釈、つまり「0⇒1」には複数の解釈があって、それらを有機的に実現することを意味しています。例えば、「ファーストペンギンになる」は、“最初の1人目”です。また、「1つ1つ確実にクリアする」は、いきなり100にはいけないので、まずは1つずつクリアするという意味です。つまり、同様に「0⇒1」的な考え方に通ずるわけです。
※「予め未知を経験しておく」は後段で解説

ZERO∞ONE(ゼロワン)の世界観

movin:

「0⇒1」ではなく、「ZERO∞ONE」にした理由はなんでしょうか?

高橋様:

一般的な「0⇒1」とは違うということを強調したかったからです。「0⇒1」ですと、どうしても「斬新な発想」だけを想起させてしまいますが、我々のスローガンは、先ほど話した通り、3つの「0⇒1」です。先入観や既成概念に囚われず、今までにない、大きな価値をDTCYとして共有したいという想いがあります。また、「∞」という文字にもこだわりました。企業の成長において、0から1への変化は、成長の一過程です。最終的には1000、10000・・・nと大きくすることが重要という意見もあります。ただし、0から1へのステップは、より大きな可能性と期待に満ちているという想いを込めています。こうして「ZERO∞ONE」というタイトルが誕生しました。

なお、一般的な「0⇒1」は最初の一歩かもしれませんが、「ZERO∞ONE」では、常に登場するものと位置付けています。従来、0⇒1と1⇒nは区別される傾向にありましたが、実際には、多くのシーンで0⇒1が要求されます。それに対応することが、結果的に1⇒nにつながるということが「ZERO∞ONE」の理念です。ちょっとわかりにくいかもしれないので、次の図解を見てください。実際のプロジェクトでは、工程の節目で、常に頭をひねるような難しいお題が登場し、そこで「0⇒1」的な発想・行動が求められるわけです。

movin:

先ほどお話のあった3つの「0⇒1」の中に、「予め未知を経験しておく」という話がありましたが、これはどういう狙いでしょうか。

高橋様:

「予め経験できないから未知なのでは?」と疑問に思われますよね(笑)。少々わかりにくいかもしれませんので、次の図解で説明します。
構造として「既知」「未知」があります。ここでの「既知」は、経験したことがある(または、している)ものです。それに対して「未知」は、まだ経験したことがないものとなりますが、ここで重要となるのが、その内容です。一般的な未知は、誰が見ても前例のない斬新な経験を指すことが多いと思いますが、我々が着目したのは、文字通り「自分がやったことのない経験」です。これは人それぞれであり、自分の引き出しを鑑みた結果の“未知”となります。また、それは手の届かないものではなく、努力の積み重ねで到達できるもの、つまりは「できない/やっていない」ことへの挑戦という想いも込めています。

ただし、これは簡単なようで難しいですよね。組織として弱点に対する減点主義ではなく、それを克服するプロセスへのリスペクトを惜しまない文化が必要になります。そのため、こうした「未知」に挑む上では、何よりも組織としての、個人の「弱点」に対する考え方を変えることも重要です。

movin:

「ZERO∞ONE」の世界観はイメージできました。ただし、サイバーセキュリティというテーマに鑑みると、より専門的なスキルの方が重要に見えますが、いかがでしょうか。

高橋様:

確かに、専門的なスキルは、重要です。ただし、サイバーセキュリティを取り巻く環境はダイナミックに変化しています。求められるテーマや対応すべきイシューも都度変化を続けています。サイバーセキュリティは、どうしても特定のアジェンダにこだわってしまうスペシャリストが多いと思われがちです。ただし、長期的に見るとイノベーションジレンマとなって変化についていけず、対応が硬直化してしまう危険もあります。例えば、最近話題の「ゼロトラスト」のような考え方です。これまでの考え方を裏返ししたようなトレンドも登場するという意味で、サイバーセキュリティの世界は変化に富んでいます。その変化へのレジリエンス及びそれを楽しむマインド等、ZERO∞ONEの取組みを通じて、自身のフィールドを相対的な視点で広げる、さらには、勇気を出して先駆者となる、コツコツと継続して積み上げることで、養ってほしいと期待しています。

ZERO∞ONE(ゼロワン)が目指す人材像

movin:

本企画では、どのような人材を育成していくのでしょうか

高橋様:

まず、前提となるのはバランスの良い思考を持つ人材です。以前のコンサルタントは、どうしても頭でっかちというか、画一的/硬直的なイメージもあったと思います。私も15年程度この業界に従事していますが、以前は、とにかく綺麗なPPT資料を作成するのがミッションという風潮が強かったと思います。それはそれで非常に重要です。ただし、良くも悪くもそれだけの人も多かったと思います。スライド作成のスキルは高く、見た目は構造的でシンプルなんですが、「それだけ」です。何を訴えたいのか?何が琴線に触れるのか?という突き動かすものがないんですよね。内容が浅いというのもありますが、多面解釈の余地を吟味しきれていない、悪い意味での“まっすぐ”な資料もあったなと。以前は、「すごく綺麗にまとまっている」と感心してくれるクライアントも多かったですが、最近はコンサルティングのスキル/メソッドも書籍等で紹介され、コモディティ化していますよね。コンサルティングファームの案件機会が増え、“慣れた”クライアントが増えた結果、そういった表面的な成果だけではバリューとして通用しなくなっていると感じています。

こうした経験も踏まえて、私が目指す人材像は、柔軟でバランスの良い思考を備えた人材です。具体的には、主観と客観、さらには発散と収束という相異なる視点とプロセスを有機的に組み合わせられる人材です。これは、下図のようなイメージです。
多くのコンサルタントが収束/客観の志向に偏り過ぎている中、私が主催する研修では、発散/主観も上手く取り入れて、より論理の幅や質を充実させることをレクチャーしています。発散と言うと、多くの方が「そんなのやっているよ」と言うかもしれませんが、私が知る限り、その度合いが狭い/小さいと感じる方がほとんどです。文字通り、まっさらなキャンバスに感じたことを描いていくような徹底した「主観」に基づく“アイデアの卵”があってこそ、その先の構造化/論理展開が活きてきます。こうした思考のエコシステムを掲げて、スタッフの育成にも力を入れています。

movin:

その他、どのような素養を重視していますか

高橋様:

素養と言うと仰々しいかもしれませんが、重視しているテーマの一部をご紹介します。.▲献礇ぅ觀燭了弭諭↓感覚的なラストワンマイル思考、ゾーン状態への到達、ぅぅ鵐汽ぅ疋悒奪鼻陛摺誉⇒面)です。これらは私が主催する「覚醒」志向の研修でも取り上げています。ちなみに、私は、コンサルタントは「育成」以上に「覚醒」につながる“気づき”が重要と考えています。「化ける時は一瞬で化ける」であり、自分を振返ってもそうだったと実感しています。コツコツと積み上げることも重要ですが、それに加えて、くすぶっているものが一気に開花するような瞬間を創出することを目指しています。入社したら是非とも体験していただきたいですね。

movin:

興味深いですね。それぞれ 銑い魘饌療にお聞かせください。

高橋様:

まず、「.▲献礇ぅ觀燭了弭諭廚任后従来は、ウォーターフォール型の思考が一般的でした。情報を「INPUT」して、それを「処理・分析」し、「OUTPUT」する。これはこれで、王道であり、決して否定するものではありません。ただし、近年、より早い業務スピードが求められる中、このスタイルだと限界もあります。イメージとしては下図です。アジャイル型にシフトすることで、各プロセスがより有機的かつタイムリーに連動し、無駄なくより的確な成果として具現化されると考えています。
次に、「感覚的なラストワンマイル思考」を紹介します。これも従来のコンサルタントとしてありがちな話として、論理的にまとまっているけれど、なんだか腹落ちしないというケースです。相手の琴線に触れるような想いや熱意のこもったメッセージを発信するためには、論理的な思考だけでなく、感覚的な想像ベースの思考も重視すべきと考えています。一昔前は、想像は悪という風潮もあったと思いますが、DX等の昨今のデジタル推進等で、いわゆる“右脳”的な側面を重視する意見も出てきたなと実感しています。前例のないイシューに取組む際には、こうした感覚は重要だと私自身も実感しています。「考えるな、感じろ」みたいな話ですね。

まとめると、我々コンサルタントは、論理的に物事を整理するプロセスは重要であるものの、最後の一押しとして、ラストワインマイル的な要素でクライアントを揺り動かすことも求められると考えています。図解でまとめると、下図のようなイメージです。

movin:

面白い発想ですね。他の2つはどのようなものでしょうか。

高橋様:

ありがとうございます。まず、「ゾーン状態への到達」ですが、これはスポーツの世界で使われる“ゾーン”と同義です。究極の集中状態というか、周囲の雑音も関係なく、自分と向き合った中での思考を意味していますが、これは私も特に重要と実感しています。コンサルタントになりたての頃は、どうしても周囲のメンバーとの比較や、日々の成果に一喜一憂する“短距離走”みたいな状況だったと思います。それが経験を経て、徐々に“マラソン”的な状況に変わっていったと思います。ライバルと考えるメンバーもより増えますが、気づいたら差も大きくなっていたと実感しています。ただし、最終的にはクライミングの境地ですかね。そこには自分だけがいて、文字通り「自分との闘い」に集中しているイメージです。私もシニアマネジャー以降は、このような状態でした。正直、周囲の同僚が気になるというよりも、過去の自分ですね。「X年前の自分ならもっとできた」等の全盛期/ピーク的な感覚になります。多くのベテランのコンサルタントは、恐らく同じ感覚と思いますが、必ずしも「今」が最高とは限らないですよね?私自身、全盛期と言えるタイミングは別にあったと自覚しています。と言ってしまうと寂しいですが(笑)、こうした自分との戦いに没頭できることがプロフェッショナルの理想像と考えています。
最後に「ぅぅ鵐汽ぅ疋悒奪鼻陛摺誉⇒面)」を紹介します。これは、2015年公開のディズニーピクサー映画「インサイドヘッド」に影響を受けて考案したものです。あの映画は、女の子の頭の中にあるヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという感情達がキャラクターとなって登場しますが、これと同じようなことを“コンサル脳”として表現できないかと考えた次第です。イメージとしては、下図です。
究極的には、コンサルタントの脳内は、点⇒線⇒面ですかね。簡単そうに見えて、そうでもないかと。例えば、STEP2まではとんとん拍子で進んでも、STEP4あたりで案外と形を変えられなかったり、STEP5で色が全くつかずに、毎回ワンパターン、という方も散見されます。簡単ではないと思いますが、逆に難しく考えすぎているなと感じる時もあります。こうしたジレンマに陥っている方には、このようなシンプルなイメージで伝えています。アートシンキング的な発想でもありますかね。ポイントはSTEP5で初めて「色」が登場することです。これまでの無機的な世界に、鮮やかな色がついて、景色が華やかになります。仕事が楽しくて仕方ない時期もこの辺からですね。そういう魅力もこの図解で伝えています。

movin:

とてもわかりやすいですね。こうした人材像を実現するにあたって、どのような取組みを行ってますか。

高橋様:

まず2月にワーキンググループを立上げて、推進メンバーを募集しました。そこではスタッフを中心に7名が手を挙げてくれました。いずれも、熱意を持った有望なメンバーです。私と実務面のリードをするマネジャー1名が舵取りとなって、メンバーの協力を得た上で、様々な企画を検討中です。詳細は機密事項なので、お話しできませんが、これまでにない斬新なアイデアを具現化しようと邁進しています。

イベント・祭事的なエンタメ要素も盛り込むと共に、より組織的な活動を強め、主体的かつ長きに渡って定着しうるものを目指しています。また、従来型の研修プログラムでは、どうしても学んだことが時間の経過とともに風化してしまうという実効性上の課題もありましたが、日常の業務に溶け込ませることで、心身に刷り込まれた状態、真の意味での”自分ゴト”化を促進したいと考えています。

こうしたことを考えて、順次、企画を立案・推進している段階ではありますが、最も重視しているのは推進ワーキンググループのメンバーの声です。彼らは事務局的な役割であると共に、DTCYという組織の声そのものだと考えています。メンバー全員が納得したものを、彼らが熱意をもって取り組めるような環境を創ると共に、私自身も一緒に成長していきたいと考えています。ちょうど、この記事が出る頃には、すでに先行の企画が走り始めていると思いますが、今後、こうした活動も紹介していきたいと考えています。

ZERO∞ONE(ゼロワン)推進事務局の役割とミッション

movin:

事務局の体制、およびミッションを教えてください。

水谷様:

推進事務局は、全体責任者の高橋とリードメンバーである私、および7名のスタッフで企画・実行を進める体制です。全員が自ら主体的に手をあげて参加したメンバーで、コンサルタントとして成長するために「こんな取り組みがあったらいいな」という現場の想いや、自身の成長をイメージできるワクワク感を大切に活動に取り組んでいます。

推進事務局では、ZERO∞ONEで目指す人材像を実現するために必要となる活動・施策を打ち出すと共に、それらを日々の業務に溶け込ませるために実効性のあるアプローチを創出することをミッションとしています。DTCYには様々な人材育成の施策がありますが、その中で特にZERO∞ONEは、現場の声を取り込みながらメンバーが自発的に推進する取り組みとすることで、組織全体への浸透や定着に重きを置いています。推進事務局のキックオフでは、各メンバーがZERO∞ONEの中で推進したい活動案を持ち寄りました。その中でZERO∞ONEの趣旨に鑑み、優先度の高いものから実行に移しています。

事務局メンバーのパッション

movin:

この企画について説明を受けた時、どんな印象を受けましたか。

成瀬様(写真左):

「ついに、挑戦する機会がやってきた!」というのが、最初にZERO∞ONEのお話を頂いた際の私の気持ちです。 なぜならば、「いつの日か、セキュリティの人材を育成するスペシャリストになりたい」という私の夢と、ZERO∞ONEが描く人材育成の取組みとが、見事に重なり合って見えたからです。

ZERO∞ONEは、「企画」から「実行」、「検証」に至る一連の流れの中で、人材育成のプロセスを体験させてくれますし、「0」から「1」の価値創造を生み出す意識の移行、いわゆる行動変容を促す、といった人材育成を行う上で、最も大切な取組みを肌で感じることもできます。

このZERO∞ONEの運営メンバーとして参画できることは、私のキャリア実現においていい経験・学びとなることでしょう。これから先、さまざまな難題が待ち受けているかもしれませんが、それもまた、キャリア実現における重要な経験の場と捉え、果敢に挑戦していきたいと考えています。

末次様(写真中央):

ZERO∞ONEの世界観に「わくわくした」というのがファーストインプレッションです。

「0⇒1」を多面的に捉え、新解釈としての「0⇒1」を提唱すること。さらに断片的な活動ではなく、日々の連続的な活動の積み重ねとして、「0⇒1」は、すべてのプロフェッショナルに必要な素養と捉えた本企画の世界観に共感しました。

私自身は、事業会社から転職し、DTCYに入社したのですが、コンサルティング業界だけでなく、様々な業界で「0⇒1人材」の育成という観点は、今後人材育成において、直面する経営課題だと捉えている企業は多いと考えています。(少なくとも私の前職の企業では課題と捉えていました。)

そんな背景もあり、急拡大するサイバーセキュリティ市場において、より「0⇒1人材」が求められることを想定し、組織内外にインパクトを与えていけるZERO∞ONEに、ひたすら「わくわく」したというのが印象です。「この世界観が実現できたら、めちゃくちゃいいじゃん!」そんな直観的な思考も大事だなと思い、自分自身の意識改革・行動改革を含めて、本企画の事務局メンバーに手を挙げました。

阿部様(写真右):

DTCYの特徴である、サイバーセキュリティの確保に求められる知見・機能を一気通貫のサービスで提供する会社であることの良さを享受できる面白い企画だと感じました。 私自身、サイバーセキュリティ分野の専門家は「総合格闘家」を目指すようなものであると考えています。この分野は、一般に技術的対策の分野だと思われがちですが管理的対策、法令・規制対応等といった様々な分野も複雑に絡み合っている分野です。

そのような分野で活躍する人材になるには、自らの得意分野を深めていくことと同時に知識の幅を広げることで、クライアントに対して分野横断的かつ包括的な知識の提供ができることを目指す必要性があると考えています。

DTCYは、サイバーセキュリティ分野における多種多様な分野のプロフェッショナルが集う会社です。この特徴を生かし、本企画を通して今まで私が触れたことがない分野の知識を習得すると同時に会社全体を巻き込むことで組織の成長にも貢献できると考えた上で、その枠組み作りから関与したいと思い本企画に参加しました。

movin:

この企画で取り組みたい活動はなんですか。

石井様(写真右):

通常の業務に加えて新しいこと、クリエイティブなことにチャレンジができる機会だと捉えており、まだ世の中にない画期的な仕組みを創ることにワクワクしています。

DTCYは現在、ビジネスの拡大にともない変革の過渡期にあります。世の中の数多くの企業において、人材育成のためのタスクフォースのようなものが出ては成果が見えないままに消えていくというのはあるあるのではないかと感じる部分がありますが、DTCYはそうではありません。今回このようなメディアで対外的に公表することで、上層部含めて実施のコミットメントを表明しているようなものだと感じています。

私は30代の途中で転職してきたのですが、DTCYでは予想外に幅広い経験ができ、想像していなかったチャンスにも目を向ける機会がありました。これはDTCYの懐の深さだと思います。今回の活動を通じて自身が成長するのはもちろんのこと、キャリアを俯瞰して今後の道標を見つける一環としたいと思います。

河村様(写真左):

昨今のSociety 5.0を受け、情報処理技術の進歩、サイバーとフィジカルの融合が進む中、ハッカーによる脅威はますます高度化しています。企業を標的としたハッキング活動によってもたらされるインシデントへの対応はより複雑になり、全社一枚岩となって取り組まなければならなくなりました。そのため、企業におけるサイバーセキュリティはもはや技術者だけの問題ではなくなり、経営層を巻き込んだ経営アジェンダの一つとして捉えなければなりません。

我々も、ITコンサルタントとしてサイバーセキュリティに向き合うのではなく、経営/戦略コンサルタントとしてサイバーセキュリティに向き合う必要が出てきます。 そのため、サイバーセキュリティといえど、案件によっては単なる既存知識の流用によるロジックの積み上げによって解が得られない状況が生まれます。

そういった状況の打開には、スタートアップ等に求められる「クリエイティブ」とは質が違いますが、コンサルティングにおいても一定のクリエイティブさが求められます。本活動を通し、経営/戦略コンサルタントとしての視点の獲得ができる環境の醸成、サイバーセキュリティのプロフェッショナルとして柔軟に経営課題に向き合える人材育成に取り組みたいです。

movin:

どんなメッセージを伝えていきたいですか

天野様(写真右):

コンサルタントは知識・スキルはもちろん必要で、日々の自己研鑽は不可欠です。社内研修や書籍等でも入手可能な情報も多くあります。しかし、実際にクライアントと対峙した際の”気づき”から得られることの方が、自分の血肉になっていることが多いのではないかと思います。つまり、クライアントに満足頂いた成功要因は何か、その際にどのような工夫を凝らしたか等は、実際にプロジェクトを経験しないと得られないものです。ZERO∞ONEでは、このような各人の財産である”気づき”を可視化/ナレッジ化し、社内に発信していくことも計画しています。

DTCYは急速に規模を拡大しており、様々なバックグラウンドを持つコンサルタントが在籍しています。集合知を活用し、小さな0⇒1を積み上げることで各人のソフトスキル向上に寄与し、それによってクライアントの発展の一助となることができれば非常に嬉しく思います。

平川様(写真左):

デロイト トーマツ サイバーという社名の通り、私達のビジネスは「サイバー」を主軸にしたものではあります。ただし、クライアントが真に求めるのはサイバー脅威への対策だけではなく、ビジネスの成功や企業の発展など更にその先を見据えた支援だと考えています。

しかし、このようなご要望に期待以上の結果で応えるのは簡単ではありません。 例えばナレッジの活用においても、以前上手くいった手法を他のケースにそのまま流用するようなやり方では、ビジネスの成功どころか新たな脅威にも対応しきれなくなることが予想されます。

そのため、各人にはどんな小さなことでも構わないので、0を1にする経験をしてもらいたいと考えています。そしてその経験を集約することで各人の0⇒1体験を蓄積し、最終目標としては0⇒1にするような新たな価値の創出が組織にとって身近なものなるような仕組み作りをしていきたいと考えています。

今後に向けての抱負

movin:

最後に事務局メンバー全員を代表して、抱負をお願いします。

高橋様(写真中央右隣):

本活動は、企業のカルチャー変革にも影響しうる大事な取組みと位置付けています。ただし、事務局メンバーには、一切気負わずに「楽しもう!」とだけ伝えています。子供の頃の実験教室みたいなノリで、いい意味でのドキドキ感を持って臨んでほしいと考えています。そして、仮にミス・失敗があったとしても、前向きに「いい勉強になった!次から活かそう!」とポジティブに考えてほしいです。この活動で一番大切にしてほしいのは、「DTCYのみんなに何を感じてほしいか/伝えたいか」に尽きます。ロジックや構造等の論理の先にある「共感してほしいこと」・・・これに尽きます。難しく考える必要はありません。シンプルに、本企画のスローガンでもある「ファーストペンギン」としての先駆者の立ち位置を楽しむ次第です。そして、コツコツと一歩ずつ進めていく次第です。

Comfort Zoneは確かに心地よいです。これを広げるには、もしかしたら失敗するかもしれないし、自分にとっての“未知”に向き合わないといけない、という意味では、不安もあるとは思いますが、我々の組織は何よりも「克服する姿勢」を評価します。

本活動は様々な企画を推進していくことになりますが、今後、我々の活動状況を適宜発信していくことで、コンサルティング業界全体の活気につながればと・・というのが事務局メンバー全員の想いです!

インタビュー:デロイト トーマツ サイバー(DTCY)

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ZERO∞ONE(ゼロワン)~ デロイトトーマツサイバーが目指す新潮流 ~ ZERO∞ONE(ゼロワン)誕生の背景や役割とミッションについてお話を伺ってきました。よりクライアントに高い価値を提供すべくデロイトトーマツサイバー(以下、「DTCY」という)が目指す、新たな人材育成の潮流を紹介します。

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活動紹介:ニュースレター配信編 DTCYが取り組むZERO-ONEでは、これまでの人材育成の取組みの枠を超えて、よりチェンジマネジメントに近い発想で様々な企画の推進を進めている。今回は人材育成の一貫であるニュースレター配信活動についてお話を伺ってきました。

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デロイト トーマツ サイバー(DTCY) インタビュー

デロイト トーマツ サイバー(DTCY) インタビュー 同社和井田様に転職の経緯やDTCYの魅力や特徴、直近のプロジェクトや求めている人材像など、お話を伺って参りました。

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