BIG4の一つであるデロイト グループの一員である「監査法人トーマツ」。日本で最大級の会計事務所のひとつとして有名。プロフェッショナルとして常に公正・厳格な姿勢で、経済社会が真に必要とする Quality の高いサービスを提供している。
今回は、金融領域で活躍するリスクアドバイザリー事業本部ファイナンシャルサービシーズに所属する前田様、陳様にお話を伺ってきました。
■ ご経歴について
movin:
本日はお時間を頂きありがとうございます。 まずは、お二人のご経歴について教えてください。
前田様:
前職は銀行の支店で法人営業に従事しておりました。その後トーマツに入社し、途中デロイト シンガポールへの出向も経験しておりますが、一貫してリスクアドバイザリー事業本部の金融担当メンバーとして働いています。
陳様:
私は新卒で電気機器メーカーに入社し、主に資金管理や財務・為替リスク管理の他、トレジャリー資金管理システムの導入に携わりました。
その後、外資系証券会社に転職しオペレーション部門にてリスク関連のシステムの導入案件等に参加していました。そして現在トーマツのリスクアドバイザリー事業本部に在籍しております。リスクアドバイザリー事業本部には様々なチームがあり、現在私が所属しているチームでは金融機関に対してデジタルトランスフォーメーションや、デジタル領域のソリューションを提供しております。
movin:
お二人とも中途採用での入社ですが、どのような経緯で有限責任監査法人トーマツへの転職を決められたのですか?
前田様:
法人営業として中小企業のお客様への融資をメインに行っていましたが、一人で50 社ほどを担当していたため一社に対する入り込み度合いの低さや提供できるソリューションが限定的であると感じていました。
そこでお客様に対してしっかりと入り込んで支援をする仕事について調べているうちにコンサル業界にたどり着きました。多くのコンサルティングファームの面接を受ける中でトーマツの面接官(所属するチームの上司)とフィーリングが合ったことや風通しが良いと感じたのでデロイト トーマツへの入社を決めました。
陳様:
前職のメーカー・証券どちらともシステム関連の導入やデジタライゼーションをする仕事を経験してきましたが、まだまだ手作業など多くのマニュアルな動作が必要なことを実感しました。
証券時代も金融機関が自力でデジタライゼーションを推進することに限界を感じていました。そんな時メーカー時代の同僚がデロイトに転職したという話を聞き、コンサル業界について調べてみることにしました。ちょうどトーマツではデジタルリスクチームが新設されていて自分の経験と親和性があったため転職することにしました。
movin:
実際に入社された前と後で印象は変わりましたでしょうか?
前田様:
変わっていないです。本当に風通しが良く、様々な仕事を任せてもらっています。
陳様:
特に変わっていないですね。風通しが良い組織だと思います。チームメンバーも話しやすく、私が証券会社で感じた課題についても共感してくれました。
movin:
入社時と現在の役職のタイトルを教えてください。
前田様:
コンサル未経験ということもあり一番下の役職であるジュニアスタッフとして入社しました。
現在はマネジャーです。ジュニアスタッフ→スタッフ→シニアスタッフ→マネジャーと順調にステップアップさせていただいています。
私が所属しているチームは上司との距離感が近く、上司も何でもやらせてみようという感じだったので色々仕事を任せてもらえました。役職が下でも責任を負う仕事を任されたのでコンサルタントとして成長できたと思います。タイトルについてもどんどん昇格させて成長してもらおう、仕事を任せていこうという方針だったので、比較的早く昇格できているのかもしれません。そういう意味では恵まれたなと思っています。
■ 組織構成
movin:
現在所属されている金融ユニット(ファイナンシャルサービシーズ)について、ユニットの構成・人数等組織構成をお願いいたします。
前田様:
全体で200名を超えるメンバーが在籍しています。その中にデジタルリスクやオペレーショナルリスクなどサービス領域ごとのチームや、銀行・証券・保険等のセクターごとのチーム等があり、私は主に金融出身の30人ほどのメンバーから成るアカウントフォーカスチームに所属しています。
銀行担当が15人程度、証券担当・保険担当で合わせて15人程度で構成されています。提案やプロジェクトにおいては適宜これらのチームが組み合わさって対応していきます。例えばA銀行にデジタルリスク関連のニーズがあれば、A銀行のアカウントフォーカスチームとデジタルチームがタッグを組んで進めていくようなイメージです。
陳様:
私は今、デジタルリスクというチームに所属をしていて、10名程度のチームとなっております。
movin:
ありがとうございます。先ほど、各チームとの協業という話が出ました。デロイト トーマツの名前を冠する組織はいくつもございますが、各所との連携はあるのですか?
前田様:
結構ありますね。金融ではデロイト トーマツ コンサルティング、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー、デロイト トーマツ サイバーとのクロスオーバーが多いと思います。
例えばリスク管理の態勢やプロセスを高度化・効率化したいというケースでは、我々リスクアドバイザリーがリスク管理の目線でプロジェクトに参画する一方で、コンサルはシステムインプリのサイドから関与する等、セットでやることが結構多いです。車輪の両輪ですね。攻めと守りのような。
ファンクションまたぎが多いのはデロイト トーマツの特色ではないでしょうか。また国またぎのコラボも多いことが挙げられます。
movin:
国またぎのコラボという話が出ましたが、 クロスボーダー案件も数多く取り扱っているのでしょうか?
前田様:
クロスボーダー案件も多いです。
日系の金融機関でも海外でのビジネスや拠点を持っているので、プロジェクトとしてグローバルの案件を依頼されることもあります。
例えばベンチマークとして海外大手金融機関のプラクティスの調査が必要になった際には欧米のチームと連携したり、あるいはクライアントの海外買収に係るデューデリジェンスでは本社サイドと我々がやり取りをしつつ、デロイトの現地メンバーにクライアントの要望を伝えて動いてもらったりと、国またぎのコラボも色々あります。
movin:
言える範囲でよろしいのですが、評価制度についてコラボ案件は評価されるのでしょうか?
前田様:
ファームとしても連携やコラボを推奨しており、それらを推進するための予算やプログラムもあります。クロスボーダーはクライアントにとって重要性が高いものが多く、当然専門的なスキルとグローバルでのスムーズな連携が必要になるので、ファームとしてもクライアントをしっかりと支援できるよう力を入れているのだと思います。最近は本当にONEデロイトの動きが強まっていると思います。
陳様:
私も今まで何度もデロイト トーマツ コンサルティングやデロイトの他のビジネスと一緒に同じ案件を担当していました。
その中には当然グローバルの案件がありまして、グローバルの海外のデロイトとかイギリス、中国のデロイトと一緒にサービスを提供した経験もあります。あとは同じプロジェクトに入る形もありますし、例えばナレッジの共有や、何かの案件でデロイトの海外の人は同じ経験があるなど、社内で共有する文化が根付いており、全く知らない方でも教えを乞うと、資料を協議したり、メールで教えてくれたりします。
海外チームのパートナーも真摯に答えてくれます。その点本当にこの組織で内部的に情報共有とコラボレーションが素晴らしいと思います。
■ 仕事の魅力 / 難しさ
movin:
コンサルティングファームにはいろいろなファンクションがあるなか、金融ユニットで働かれている意義や日々感じてらっしゃることはありますか。
前田様:
金融はやはり社会のインフラとしての影響力が大きいので、求められる業務水準や規制要件が厳しく、また良くも悪くも注目度が高いと思います。
例えば情報漏洩や規制違反があれば大問題になりますし、あるいは気候変動関連ではグリーンファイナンスや開示等、これまで前例のない領域についても金融機関は対応を求められています。
そういう意味で金融機関の支援はやりがいがあり、今後も新たな領域や社会に影響のある課題に挑戦していくチャンスがたくさんあると思います。
陳様:
やっぱり社会貢献ですかね。公共事業部と連携してソーシャルインパクトバウンドのプロジェクトを進めたり、金融機関にデジタルソリューションを提供したり、直接的に社会に貢献するプロジェクトに関わったり、経済活動において重要な役割を果たす金融機関の効率化を図ることで間接的に社会に貢献するプロジェクトに関わることができます。
movin:
金融のデジタル領域は一番難しいと個人的には思うのですが、難しさは感じますか?
陳様:
金融とテクノロジーの両方に精通している人が少ない所に難しさを感じます。
金融に詳しい人はテクノロジーについての専門知識がなく、テクノロジーに詳しい人は金融についての専門知識がないことが多いです。そのためベンダーやデロイトのテックチームとの連携が重要になってきます。現在は様々な案件に参加することにより、金融の業務知識、テクノロジーの知識、両方積み上げています。
前田様:
テクノロジーは日々進化しますし、それと同時にリスクも日々増大しているので、それらにどう対応していくかが難しいところです。テクノロジーにしても規制にしても欧米の金融機関の方が先に対応しているケースが多いので、そういった先進的なプラクティスを参考にすることもありますが、やはり最後はクライアント固有の課題やニーズに合わせた対応が必要になるので、そこが一番難しく面白くもあるのかなと思います。
日々新しい知識を身につけてキャッチアップしていかなければならないので刺激的です。
movin:
お2人は国際的なバックグラウンドをお持ちだと思いますが、日本で働くことに面白さ、逆に海外に出られてみた印象等いかがでしょうか?
陳様:
最初の職場は日本でしたので、海外との比較は難しいかもしれませんが、日本は職場の文化がしっかりしていて働く人も真面目で思いやりがあるように思います。仕事と生活のオンとオフもしっかり切り替えができる点も日本で働く魅人も真面目で思いやりがあるように思います。仕事と生活のオンとオフもしっかり切り替えができる点も日本で働く魅力です。
前田様:
どちらがどうとは言えないですが、日本企業と他のアジア諸国では仕事におけるコミュニケーションや進め方に大きく違いがあるように感じ、シンガポールでの駐在開始時は非常に苦労しました。
また私は日系金融機関のシンガポール拠点の支援をしていたのですが、クライアントは日本以上に課題が山積みな上に人手が足りておらず、あらゆる相談が私に降りかかってくるのでそこも大変苦労しました。大変でしたが、日本では絶対に関われないような部長や役員クラスの方とも直接やりとりさせていただけて、とても良い経験になりました。
それはデロイトの中でも同じで、シンガポールのことを聞きたかったら世界中から私に連絡が来る状態だったので、リレーションと知見が増え、成長することができました。
movin:
前田様はシンガポールへの駐在経験があると伺いましたが、トーマツの海外への駐在・出向はどのような基準で決まるのでしょうか?
前田様:
所属部署によって募集や選考のプロセスは違うのかと思います。私は所属チームの上司からグローバルで経験を積むことを以前から勧められており、色々と話を聞いていく中で選考プロセスに載せてもらうことを決めました。その後は上司にアドバイスをもらいながら作ったビジネスプランを持って複数回の面談に挑み、最終的に駐在が決まりました。
movin:
印象を残っているプロジェクトとか、苦労したプロジェクトはありますか?
前田様:
一番印象深いのは某金融機関へ常駐で行ったプロセス効率化のプロジェクトです。
ユーザーからの反発も強かったのでまずは理解を得て協力していただけるようにコミュニケーションを重ね、その後もユーザーの方々や他のベンダーさんとも一緒に常駐しながら協議を行い、最終的にプロセスが改善されユーザーに喜んでいただけたときは非常にやりがいを感じましたね。
泥臭いプロジェクトではありましたが、今でもプロジェクトメンバーとは親しくしています。
陳様:
一番印象が深いのは、ファーストアサインのプロジェクトですね。
レグテックに関して世の中のデジタルソルーションを幅広くフィールドリサーチして、規制対応業務の将来像を描くというプロジェクトでした。初めてのコンサル業務だったこともあり、何でもフレッシュなので、よく覚えています。海外含め100社くらいのベンダーを調査して34程のベンダーをピックアップして、直接そのベンダーへコンタクトしました。ベンダーからデモを提供してもらい、デモをクライアントの方々に見せて、将来的にどういった形で業務を高度化していくかといった将来像を描きました。このプロジェクトで初めてデジタルの世界を見て、視野がかなり広がりました。
movin:
プロジェクトへのアサインはどのように決まってくるのですか?
陳様:
当時はトーマツに入社したばかりなので、何もわからない状態でアサインされました。トーマツでは同時に複数のプロジェクトに参加することが一般的です。最初に入った時は、このレグテックの案件に加えて、もう一個のデジタルワーキンググループの組織をサポートするプロジェクトにも参加しました。中には様々なニュースサイトからデジタル関連のものをピックアップして毎週ニュースレターを作る仕事もありました。最初はニュースの中身を深く理解できないこともありましたが、件数を重ねるごとに理解ができるようになり大変勉強になりました。
movin:
最初から2つアサインメントされたのですね。前田様はプロジェクトにメンバーをアサインする立場だと思いますが、ファーストアサインで気をつけていることはありますか?
前田様:
私が完全にアサインを決める立場ではないですが、アサインメンバーには役割や期待値等をお伝えする他、アカウントフォーカスチームの立場から、クライアントの文化やこれまでの背景等をプロジェクト開始前にお伝えします。
特にクライアントとのコミュニケ―ションに関する部分については念入りにお伝えするようにしています。
movin:
立ち上がりがスムーズな方の特徴はあったりしますか?
前田様:
やはりクライアントとちゃんとコミュニケーションができる方の立ち上がりが早いと思います。
専門知識はいくらでも身につけることはできますが、クライアントの意図を適切に汲み取れる能力というのは一朝一夕で身につくものではないので、そのコミュニケーション力というのはとても重要です。あとは、粘り強さというか、クライアントのために何かを提供したいという気持ちでどこまでもクライアントに食いついていき、何度も何度もクライアントとクイックに壁打ちできるような人がいいのではと思います。
■ 働き方
movin:
毎日違うのは理解しているのですが日々のスケジュールはどのような流れでしょうか?
前田様:
アサイン状況や、プロジェクト内容によってそれぞれです。
提案のためにクライアント先に訪問したり、プロジェクトでクライアント先に常駐していることもあれば、同じく事務所や自宅でプロジェクトにまつわる作業をしている時もあります。
複数のプロジェクトに参画のプロジェクトに参画することすることももありますありますし、し、記事を書いたり記事を書いたり内部的な戦略策定のための計数管理をしたりといっ内部的な戦略策定のための計数管理をしたりといったた社内社内業務業務をやをやっていることもあるので、っていることもあるので、その時々その時々でで動き方は違うかなと思います。動き方は違うかなと思います。逆に逆にプロジェクトの谷間ではプロジェクトの谷間では休暇休暇をを積極的に取得するなどバランスを心がけています積極的に取得するなどバランスを心がけています。
陳様:
基本的には前田さんの内容と同じにはなりますがアサインされるプロジェクトによって都度異なります。常駐が伴うプロジェクトではクライアントの時間に合わせることもありますし、クライアントに合わせて頂くこともあります。
例えばクライアントが8時半始業の場合でも、デロイト トーマツのメンバーは9時半に出社するなど柔軟にクライアントと調整することが可能です。在宅勤務の場合は、自分のペースで仕事を進めています。途中で休憩するのも自由ですし、始業時間も少し遅めの午前10時や11時に開始する日もあれば夜に業務時間を確保することもあります。
やるべきことをやれば自分のペースで働くことが可能です。プロジェクトとプロジェクトの間に長期の休暇を取得することもできますし、自己啓発のために本を読んだり、研修に参加したり、そのような点も含め個人の裁量の中で働くことが可能です。
前田様:
働き方の点を補足すると、プロジェクト中は大変でも、プロジェクトが終われば次のプロジェクトが始まるまでの間に一二週間休暇を取得することもあります。私もシンガポールから帰任した際は、三週間の休暇を取得しました。
結構みんな自由というか、もちろんクライアントありきではありつつも、そうでないところは自由にやっている印象です。例えば夕方の時間帯を子どもの送り迎えのために予定表がブロックされていたり、朝のランニングを予定表に入れていたりとか。それぞれを尊重しようという考えた方が根付いていると思います。『早帰りデー』や『マイタイム=内外のMTG等がセットされず個々人の業務に集中するための時間』など、いろいろな取り組みをしていると感じています。
movin:
海外との仕事も多いようですが、仕事の上で工夫していることはありますか?
前田様:
アジア諸国は時差があまりないのでいいのですが、欧米だと当然MTGが早朝や夜遅くに入ることはあります。
その分、日中の業務をコントロールして対応しています。
movin:
そういうことも可能なのですね。
前田様:
やるべきことさえやれば、働き方は柔軟ですね。
人それぞれだと思いますけど、効率よく働いて就業時間を短くすることも可能だと思いますし、うまくいかなければ、時間関係なく働く場面も時にはあるかと思います。
陳様:
欧米やアジアとコミュニケーションできる時間は非常に貴重なので時間管理能力が求められるかと思います。
movin:
一方でコロナ禍ではコミュニケーションが難しくなっていると聞きますが、気をつけていることはありますか?
前田様:
おっしゃる通りですね。
私の場合はチームのメンバーと少なくとも月一回の頻度でミーティングをしていて、出社日が重なればランチ等に誘ってなるべく顔を合わせてコミュニケーションをとるように心がけています。
あとはチャットも使いつつ、なるべく近い存在でいられるように気をつけてはいますし、みんなあんまり壁がなく上下の関係も厳しくないのでフランクにコミュニケーションをとっている気がしますね。
movin:
コロナ禍前は何かイベントはあったのですか?
前田様:
金融出身の身からすると、飲み会や社内クラブなどの活動が少ないと思います。
いい意味でサバサバしており、終業後は家族やプライベートを優先する人が多い気がするので、イベントも多くないですね。
もちろんプロジェクトでメンバーが疲れてきた時にはみんなで飲みに行こうとなったり、プロジェクトの完了時に打ち上げをしたりということはあります。
陳様:
私のチームも同じです。コロナ禍前の二年間で、チームでの飲み会は二回ほどでした。基本的にチームメンバーは家族を優先している方が多いかと思います。そのため、イベントが催されることは少ないですし、仮にあったとしても参加を強制されることもないですね。
movin:
ちゃんと仕事とプライベートのオン・オフができる環境なんですね。
前田様:
付き合い残業とかも少ないんじゃないかなと思います。私も早く帰りたいタイプなので早く帰れる日は早く帰りますし。
出社していてもフリーアドレスなので、そもそも誰がどこにいるか分からなかったりします。自分の仕事をして必要なコミュニケーションをして、終わったら帰るみたいな感じですね。
クライアントと会う予定がなければ私服で来ていますし、その辺は金融機関で働いていた時とはだいぶ違いますね(笑)
■ 候補者に向けて
movin:
育成についてお伺いしたいのですが、御社ならではの取り組みはありますか?
前田様:
そうですね。バックグラウンドは当然違うので我々もそういった部分は尊重しつつ、しっかりとコンサルタントとして育てていかなければいけないと感じています。特に近年では若い方でもグローバルな背景や、深い専門知識身につけている方、本当に優秀な方にたくさん入社して頂いているので、その部分を活かしてあげつつ、逆に苦手な部分についてはフォローしてあげなければと思っています。
movin:
なかなか難しいですよね。
前田様:
良い意味で面白い人、積極的な人も多いので、「こんなことがやりたい」という想いをうまく汲んで導いてあげたいなと思っています。
movin:
陳様のデジタル領域はキャッチアップすることも多いと思いますが、どのような研修制度になっているのでしょうか。
陳様:
私の体験からお話しすると、入社したタイミングでは基本的なコンサルベーススキルを身に付ける研修を受講しました。
またデジタル領域にフォーカスしたeラーニング研修も受講しました。それなりのボリュームのため1週間ほど時間をかけ、最後のテストに合格しなければもう一度受ける、という感じでしたね。
また、監査法人として遵守が求められる独立性の研修や、情報セキュリティ等に関しても入社時に研修を受けることになっています。
その後に関しては実際のプロジェクトにアサインされて、OJTを中心として能力を積み上げていきます。
会社としてのサポートとしては先ほど申し上げたeラーニングですが、オプショナル研修という中途入社の職員だけではなく、全員が年一回受けないといけない研修があったり、独立性や人権等に関する研修も年1回必ず受講しています。
他にも例えば各ユニットの紹介やサービス紹介の時間がランチタイムに設けられていたり、クラウド関連(AWSやGCPなど)の製品・ツールに関する研修や、繰り返しですがデジタル関連の研修もたくさんあります。それらをちゃんと活かすことで自分の知識も広げることができますし、実際の業務で活かすことが出来ますね。たくさんのリソースがあるので知りたいことは全部分かる環境になっています。
あとは研修ではないのですが、私たちがよく使うナレッジシェアのプラットフォームも別にあり、グローバルでプロジェクトに関連にするナレッジが共有できるようになっています。中身としては例えば「データガバナンスの一般的なフレームワーク」「コンプライアンス管理の一般的なフレームワーク」など、他の国・地域でも使える共通的なものを見ることができます。
movin:
ありがとうございます。すごく充実していますね。
それでは、改めてトーマツに興味のある候補者様に向けてリスクアドバイザリーの魅力などありましたらお願いします。
前田様:
デロイト トーマツ グループには、コンサルティング、監査・保証、弁護士法人及び税理士法人、ファイナンシャルアドバイザリーなどがあり、各ビジネス毎に特性があります。
リスクアドバイザリーは、各法人とのコラボレーションにより業務を進めることが多く、色々なプロジェクトに参画できる機会がある点が魅力です。またワークライフバランスにおいてもバランスが良いと思います。
陳様:
そうですね、様々な経験をしたい人にとってはリスクアドバイザリーがおすすめかなと思います。
movin:
最後に、「こういう方に来てほしい」というコメントがあれば是非お願いします。
前田様:
いろいろなチャンスに出会える会社ですので、いろいろな経験をしたくて頑張りたい人は、ぜひぜひ門を叩いていただきたいと思います。
どんどん新しいトピックも出てきますし、その分若い人でもチャレンジできる環境だと思います。ぜひ我こそはという元気な方に来ていただきたいです。
陳様:
個人的には金融ビジネスにある程度の知見があり、プラスでデジタルの知見があるという方にはぜひ来て頂きたいですね。デジタルの知見はこれからという方でも、金融×デジタルの領域でキャリア形成をしたいと前向きな意欲がある方であればぜひ 一緒に働きたいなと思います
movin:
本日はたくさんのお話を頂き、誠にありがとうございました。
リスクアドバイザリー事業本部 パートナー 二條氏・松本氏 インタビュー パートナーの二條氏と松本氏にリスクアドバイザリー事業本部ストラテジックリスクユニットのプロジェクト内容や選考で重視するポイントなどについて話を伺ってきました。
リスクアドバイザリー事業本部 マネジャー 宮之原氏 インタビュー 女性マネジャーの宮之原氏に仕事のやりがいやワークライフバランス・働き方などについてお話を伺ってきました。
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