ドリームインキュベータ(DI) 代表取締役社長 山川 隆義氏インタビュー

ドリームインキュベータ(DI) 代表取締役社長 山川 隆義氏インタビュー

  1. ドリームインキュベータの特徴
  2. ドリームインキュベータの目指しているもの

※役職・肩書、インタビュー内容は、本インタビュー時のものになります。

ドリームインキュベータの目指しているもの

ドリームインキュベータの目指しているもの

movin:

次に、ドリームインキュベータが目指しているものついてお話し頂けますでしょうか。

山川様:

我々ドリームインキュベータの軸足はあくまで「ビジネスプロデュース」です。「ビジネスプロデュース」という名前を元々付けたのも私です、あまり公言しておりませんが(笑)。

movin:

初めて聞きました(笑)。

山川様:

「ビジネスプロデューサー」がネイティブスピーカーに英語として通じるかどうか、怪しいですが(笑)。
2000年にドリームインキュベータを創業した時に、コンサルタントという名前を付けることに躊躇がありました。というのも、当時BCGを辞めたばかりでしたから、他に良い名前がないかと考えており、その時に「ビジネスプロデューサー」という名前にしました。

その着想のイメージは映画のプロデューサーとビジネスを掛けています。プロデューサーというのは役者でもなければ監督でもない。だけど、予算管理もすれば配役も決め資金調達もする。スタッフィングやパートナーも決める。最終的に儲かったか儲かってないかという収支責任までをも負う訳です。それが非常に私たちのイメージに近かったので、「ビジネスプロデューサー」と名付けました。

movin:

ということは、その時からもう既に「ビジネスプロデューサー」という絵があったわけですね。

山川様:

そこまで明確にあったわけではないのですが。
繰り返しになりますが、「ビジネスプロデュース」が必要になってきた背景として、昔は会社の中だけで様々な機能を内製化していればうまく業績も保てました。しかし今ではそういう訳にはいかなくなりました。なぜなら一つの会社が独立して同じ事業だけを運営していても、いきなり会社ごと潰れてしまったり、海外から競合が現れたり、買収されたりする可能性がいくらでもあるわけです。そういった背景から、外部のパートナーと一緒に新しい事業に取り組むということが世の中の標準になってきた訳です。

movin:

自社だけで全ての機能を賄えるというのは、もう難しい時代ですからね。

山川様:

賄えないです。経営資源というものを考えたときに、自分の机の周り三人だと思うか、その部全体だと思うか、会社全体、更に拡げて業界全体だと思うか。極端な話、その対象を宇宙全体だと思うか。どこまでを経営資源と捉えるかによって、その会社ができることに顕著な違いが生まれてきます。

自分の周り三人だけが経営資源だと思ったらそれ以上のことはできないし、会社全部を経営資源だと思えばそれなり規模の事業ができるでしょう。更に業界全体など拡げていくと、それを超える様々な取組みができます。つまり「ビジネスプロデュース」においてはどの程度「信頼」できるネットワークを保有しているかが肝になります。

movin:

なるほど。信頼できるネットワークを拡げれば拡げるほど、それによって新たな事業創造の機会も大きくなるわけですね。

山川様:

ただ、その前提として、ビジネスプロデュースを仕掛ける側に中身がないと成り立ちません。「我々は戦略構築することができます」ということをベースに、「こんな新しい付加価値が提供できますよ」、「こんなパートナーと関係が深いですよ」、などと言ったオプションがあって初めて「それなら、一緒にやっていきましょう!」とビジネスプロデュースを推進していけるのです。

逆に、「戦略を作りました。パートナー候補はこれです。では今から実現しましょう」という話は戦略コンサルティングの業界ではよくある話です。しかしそれはコンサルティングファーム側の完全なサプライヤーロジックです。

当然、そのまま相手企業に話に行ったところで、「確かにそれはそうだよね」と言われるだけで話が終わってしまうでしょうし、話は前に進まないですよね。そこで必要なのがまさに「ビジネスプロデューサー」であり、信頼関係があるネットワークを活用して、「この事業を実現するなら君と君と君が必要だ!やりましょう!」と決められる訳です。

つまりある程度の信頼とベースの能力があればスタッフィングができ、オプション的な能力を更に進化させたら、もっと新しい事業がどんどん創れるのではないか、というのが最初の「ビジネスプロデュース」構想の発端です。ちなみに「ビジネスプロデューサー」というのはドリームインキュベータの創業当時の2000年から名刺に入っています。

movin:

では、今後もドリームインキュベータは周りと繋がりながら、新しい価値、新しい事業を次々生み出していくのでしょうか?

山川様:

はい。自分が俳優になるわけでもないし、監督になるわけでもない。テレビ局になるわけでもなければ、映画館になるわけでもない。だけど、それらを全部動かさなければいけないわけです。そういう意味では、プロデューサーは完全に黒子です。名前がクレジットされるけど、誰だか分からない、でもいないと、何も動かない存在なのです。

創業以来色々なことを試行錯誤、創意工夫してきた結果、多少なりとも「ビジネスプロデューサー」というものを世間が認知してきたと最近感じることも多いです。先日、某中央省庁のとある資料に「ビジネスプロデューサー」という言葉が使われており、驚きました。

movin:

そうなのですね!

山川様:

「ビジネスプロデュース」という概念に関しては、我々は一貫して変わってないです。
そして、「ビジネスプロデュース」をやっていくうえで、基礎スキルは持っておかないと応用が利きません。繰り返しになりますが基礎となる「サイエンス」の部分は体育会の走り込みのような形で入社段階で叩き込むことを通じて習得し、それに続いて「アート的な要素」に関しては、事業経営などを通じて学んでいきます。

movin:

オプションとなる「アート的要素」は具体的にはどのように身に着けていくのでしょうか?

山川様:

例えばボードウォークという電子チケットの会社では、現場オペレーションの改善をやっています。実際に氷室京介のような有名アーティストのコンサートに行って現場をみて、紙のチケットをもぎりながら、いちいち「このチケットは本物かな」と確認したりするなどの経験を通じて、その結果「全然オペレーションが回らないな」と認識します。そこで初めて「では、どうやって改善していきますか?」という議論になるのです。そもそも現場をみて実際に体験しないとメカニズム化できないのです。

戦略コンサルティングをしていると、金融業界でも証券が電子化されて取引が大変スムーズになったことからのアナロジーでチケットも電子化したら返金とかも非常に簡単である、という発想も出てきます。その素地があって初めて「もっと運営をスムーズにするために電子化しましょう」という仮説が出てくるのです。
「論理的には簡単だったものの、いざやってみると大変だった」という過程を体験することで、メカニズム化できます。ですが、それは基礎スキルであるコンサルティング能力がないとできないのです。そうでなければどこから手を付けるべきか迷ってしまうからです。
「走り込み」でコンサルティングの基礎を身に着け、実際の実務を経験しているからこそ自信を持って、「小さなライブは収益性を検証してから実施の判断をしましょう」とクライアントやパートナー企業に対して言えるわけです。同じ業界ではなくとも、コンサルティングで培ったものが、事業でも当然活かせるのです。

movin:

相乗効果がちゃんと生まれているということですよね。

山川様:

生まれています。例えば、「収益を上げるために選択と集中をしましょう」というのはよくコンサルタントが言いますけど、「本当かよ?」と言われたときに、コンサルティングと事業経営の経験両方があるからこそ、自信と説得力を持ってロジカルに語れるのです。ですから新しく入社される方には、「サイエンス」と「アート」と両方の要素が必要なのです。とは言え、コンサルティングの論理を実体験し、事業経営との相乗効果が出てくるのは1年くらいかかりますが。

movin:

まずは「サイエンス」として規定演技をしっかり経験して、「アート」で自由演技するというイメージでしょうか。

山川様:

そうですね。そうすることで「サイエンス」と「アート」が掛け算として効いてきます。
つまるところ、ドリームインキュベータの「ビジネスプロデューサー」個々人が、まず「サイエンス」に軸足を置いて、「アート的要素」を増やしていくことで、会社全体としても様々な「ビジネスプロデュース」を進化させ続けられるということですね。

movin:

ドリームインキュベータの特徴、そして目指しているものが良く理解できました。
本日はお時間頂き誠にありがとうございました。

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