戦略系コンサル 転職体験談

名前：Y.さん（仮名）
年齢：29歳
学歴：有名私立大学
職歴：大手精密機器メーカー → 日系戦略ファーム

前職で海外駐在をする中で、様々な面での日本の競争力の低下を肌で感じ、より大きな規模で日本経済を良くしていけるような仕事をしたいと考えるようになり、転職活動を始めました。友人からコンサルへの転職にはコンサル業界特化型のエージェントが良いとは以前から聞いており、その中で最も私の志望していた戦略系のファームに強いと感じたムービンさんと進めていくことにしました。

前職が忙しかったため、私が一番苦労したのは準備や対策の時間の確保や面接日程の調整でした。コロナ禍を経てリモート面接が主流になったこともあり、かつ、ムービンさんにうまく日程調整をしていただけたことで、どうにか仕事の合間を縫って転職活動の時間を作り、前職の仕事と両立することができました。

前職での異動や年末年始などで少し中断する期間もありましたが、本格的に転職活動を始めてからおおよそ6か月程で、志望していた戦略系のファームからオファーをいただくことができました。これから転職活動を始められる方にひとつアドバイスがあるとすると、いつまでに転職先を決めたいかと、そのためのロードマップ（どのファームを、どの順番で、いつ頃受け始めるか）はある程度考えておくと良いと思います。また選考を受けてみて分かりましたが、ファームによって選考結果の連絡や面接日程の調整のスピードには結構なばらつきがあったため、エントリー自体は少し早めに進めておいたほうが良いかと思います。

ケース面接の対策としては、参考になりそうな本を読んで概要を理解→スキマ時間で頭の中で何問も練習→どんどん面接を受けて実践、の繰り返しでした。面接後には毎回ムービンさんからのFBもいただけたため、最初は慣れませんでしたが、数をこなしていくうちに段々とモノにしていったような感覚がありました。

また、当たり前のことですが、事前にどんな特徴がある会社かを調べておき、どんな質問が聞かれそうかを想定して準備しておくことも非常に大切でした。というのも、ケース面接で良い切り口や視点を評価してもらえるのが一番ではありますが、それ以外の一般的な質疑応答の対策も同じくらい重要だったように思います。各ファームの違いやファームの面接でよく聞かれる質問などに関しては、なかなかネット検索しても良い情報は多くは見つけられないため、ムービンさんにはとてもお世話になりました。

また、中長期的な対策にはなりますが、私はコンサル業界への転職を意識し始めた頃から、ニュースを見たり、読書などに割く時間は意識的に増やしていました。これは面接への対策としてだけでなく、入社後にも活きてくる部分だと思っています。

入社までには、後ろ倒しになっていたライフイベント、時間がある時にやりたかった事、体力づくり、勉強などをしてゆっくり過ごそうと思っています。具体的には、コロナの影響で行けていなかったハネムーン、結婚式、短期の語学留学、転職先のファームに勧めてもらった書籍の読み込み、資格取得などなど。面接官に何か準備した方が良いかを質問した際には、「仕事が始まってから良いスタートを切れるように、ゆっくり休んで元気な状態で入社してくれるのが一番ですよ」と、温かいお言葉をいただきました。