総合系ファーム 転職体験談

特化系ファームで政府間援助（ODA）関連のコンサルティングに従事していたさくらい（仮名）さん。これまでの経験プラス、ビジネスの視点を合わせた形で貢献したいという思いから転職活動をスタートしました。 名前：さくらい（仮名）さん
学歴：私立大学
職歴：特化系コンサルタントから大手総合系コンサルティングファームへ

途上国支援はこれまで政府間援助（ODA）が中心であったが、官民連携を強化し、オールジャパンとしての途上国展開の重要性が増している。
これまでの自分の経験（政府機関とODAコンサルティング）にビジネスの視点を合わせた途上国支援を行い、長期的にその経験を日本に押し寄せる新興国からの資本や人材の活用に貢献したいと思い転職活動を始めました。
上記キッカケを満たす企業は大手の総合系ファームやシンクタンクが理想的と判断。しかし国際開発は人材の限られた分野のため、各ファームの動向を熟知し、きめ細かいサービスを提供いただけるところがムービン様であると判断し登録しました。

志望先の決定、提出書類の添削とムービン様からの志望先への応募、各面接のフィードバック、志望先との面談等のスケジュール調整。更に内定先には内定後面談まで設定いただいた。
提出書類（履歴書、職務経歴書、志望動機書）が「プレゼンテーション資料」として機能する添削いただき、面談の指導（避ける発言内容や効果的な構成等）をいただいた。各社に通じるコアな部分を強化していただいたことで、あとは各社の特徴に合わせた肉付けをすることに集中でき、各社面接1次→2次と言うように良い波に乗れたと思っています。

(1) 苦労したことは情報が少なったこと。
大半の応募先はODAへの関与の年数も浅いため資料は少なく、動向や目指す方向性は面接での五感に頼る部分が大きかった（逆に言えば、それが決め手でもあった）。

(2) ブレイクスルーはまさに入社後の自分と立ち上げの時期のチームの在り方次第。
多様化する国際開発の手法に、柔軟な体制で対応できる組織力に惹かれた。
担当キャリアコンサルタントと二人三脚。ご多忙な中でも一両日中には必ず回答いただけ、安心してお任せできた。不安の大きい転職において、「頼りがい」は最重要な要素の一つと思います。

転職先がこれからODAとビジネスの組み合わせのモデルを構築する段階であり、官と民の動向の把握や、どのセクターや地域にフォーカスを置けば効果的かを考えておく必要があり、同業の他ファームのビジネスモデルについても比較し勉強していました。

また変わりゆく国際開発の現状を伝える主だった書籍はないが、業界月刊誌やムービン様推奨のコンサルタント的な思考についての本を読みながら、良い緊張感で過ごしていました。 国際開発業界はODAコンサルティング企業の専業であったが、ODAの民間連携に伴い、総合系ファームが乗り込む等、これから新しい観点が組み込まれるが、同時に競争と淘汰が起こる。ODAに捉われない総合系ファームがどのように収益を獲得するかは個人的にも楽しみかつ遣り甲斐があると思っています。また、国際的な案件に関心を持つコンサルタントにも途上国開発は面白い領域なのではないかと感じています。