大手ファーム 転職体験談

名前：N Kさん（仮名）
年齢：31歳
学歴：国立大学卒
職歴：ベンチャー企業からアクセンチュアへ

私はシンクタンク、ベンチャー企業を経てこの度大手総合系コンサルティングファームに転職することになりました。
シンクタンク時代の上司と一緒に立ち上げたベンチャー企業はうまく時流に乗ることができたこともあり、1年目と２年目はそれなりに利益も上がっていました。しかし、不況のあおりなどを受けて３年目に業績が悪化。事業や資金の見通しが立たなくなったことで、社長が会社を清算すると決めたことが転職のきっかけとなりました。

名もないベンチャー企業での経験から、何だかんだ言って日本の社会は肩書や経歴がモノを言うことが多いと感じていました。もちろん、肩書や経歴は立派だが実力は無いというのは論外ですが、今後のキャリアを考える上で、大きくて有名な会社で経験を積んでおいた方が何かと効率的だと考えていました。そのため、将来の自分の選択肢を増やすという意味でも、「自信のキャリアに箔をつけられるかどうか？」を転職活動の最も重要な要件として設定しました。
また、ノウハウも経験も無い小さな会社で、ほとんど自己流で仕事をしてきたため、企業の経営について多くのノウハウや経験・知見を持っている会社で経験を積みたいという希望も持っていました。
上記のような理由から高いブランド力とグローバルでの実績を持つ大手外資系コンサルティングファーム目指して転職活動を始めました。

転職活動をするのは初めてだったので、まずは大手を含む複数のエージェントに登録しました。ところが、ほとんどのエージェントはろくにこちらの希望もきかず、アドバイスも抽象的で、適切なマッチングよりも、とにかくたくさん応募させることに主眼を置いているように感じました。結果がどう使われるのかよくわからない適正検査を受けさせたり、明らかに希望と違う会社に無理矢理応募させようとしたりするエージェントもいました。
世の中の転職支援サービスはこんなもんかと中途半端に悟りかけた頃にムービンさんに出会いました。担当のキャリアコンサルタントの方がもともと私の希望する業界にいらしたこともあって、業界や仕事内容への理解が深く、アドバイスが非常に具体的だったことから、ムービンさんのお世話になることに決めました。特に転職先の部門やポジションなどについても具体的に言及されていたのはムービンさんだけでした。

ムービンさんにご紹介いただいたいくつかのコンサルティングファームに応募し、オファー獲得に向けて職務経歴書や志望動機書のレビュー、筆記試験・面接の対策などきめ細かなサポートをいただきました。その中で特に印象に残っているのは面接のリハーサルです。ムービンさんの厳しい突っ込みや「なぜ？」という問いかけを通じて、「自分の伝えるべき強みは何か？」、「その強みは相手が求めているものなのか？」、「これまでの経験で伝えるべきポイントは何か？」、「面接官は何を知りたいのか？」など、自分自身の中で十分に整理されていないことに気付き、これまでの経験をもう一度振り返るとともに、これからの転職活動の方向性や進め方をじっくり考えなおす良い機会となりました。

面接ではかなり業務内容に突っ込んだ質問や、全く想定していないような質問をされることもありましたが、リハーサル後にしっかりと準備をしていたことが功を奏したのか、自分でもびっくりするくらい冷静に臨むことができ、最終的には第一希望の大手総合系コンサルティングファームからオファーを獲得することができました。面接では非常に高い評価をいただいたとのことで、提示された条件も予想以上のものでした。おかげさまで他社を含め面接には一度も落ちることがありませんでした。

転職の目的は人それぞれであり、そのために必要とする情報やサポートも当然人によって異なると思います。しかし、エージェントの目線はどうしてもお金を払う側である企業に向きがちであり、応募する側の目線はおざなりになってしまうことが多いのではないかという印象を受けました。
そんな中でムービンさんは押しつけることなく、個人の「何をしたいのか」「どうなりたいのか」という声にしっかりと耳を傾けて、最適なマッチングと的確できめ細かなサポートをしてくれる貴重なエージェントだと思います。
転職活動という人生のターニングポイントとなるイベントで、ムービンさんにパートナーとなっていただけたことに大変感謝しております。どうもありがとうございました。