【リリース・サービス業】野村総研とデータコア、データ増加に対するコスト削減モデルを共同開発 - 野村総合研究所(NRI) 転職、採用情報

【リリース・サービス業】野村総合研究所とデータコア社がデータ増加に対する
コスト削減モデルを共同開発
〜ストレージ仮想化ソリューションで実現〜

　　株式会社野村総合研究所（本社：東京都千代田区、社長：藤沼彰久、以下：ＮＲＩ）と、ストレージ統合管理ソフトウェア開発の米国データコア・ソフトウェアの日本法人データコア・ソフトウェア株式会社（本社：東京都千代田区、社長：ピーター・トンプソン、以下：データコア）は共同で、金融・流通業界向けストレージ仮想化ソリューション事業に乗り出しました。企業に導入されているストレージの各種機能を大幅に効率化するとともに、ストレージ運用の総費用を低減できるデータコアのソフトウェア製品「ＳＡＮｓｙｍｐｈｏｎｙ」と各種ソフトウェア・ライブラリーを活用することによって、ハードウェアに依存しないストレージソリューションを提供してまいります。

　異なるメーカーや異なる機種が混在しているストレージ環境ではこれまで、各ストレージメーカー独自の運用管理形態が存在し、それらを併用しなければならないことが少なくありませんでした。今回両社で行うストレージ仮想化ソリューションは、異なるメーカーのストレージサブシステムを一つのストレージサブシステムとして利用できるようにするものです。また、必要な時に費用対効果の最も高いストレージサブシステムを導入することも可能となります。　「ＳＡＮｓｙｍｐｈｏｎｙ」を導入した場合、ストレージの利用効率と運用効率の向上により、導入コストと運用コストが従来のストレージシステムに比べて、５０％以上削減できた例が報告されています。

　データコアは、企業向けストレージ統合管理ソフトウェアのプロバイダーとして高い評価を得ています。データコアのソフトウェア製品である「ＳＡＮｓｙｍｐｈｏｎｙ」は、企業顧客のストレージ管理を特定のハードウェアに依存することなく実現できる製品です。「ＳＡＮｓｙｍｐｈｏｎｙ」は物理ディスクや論理ボリュームの管理はもとより、ミラーリング、ディスクの追加、ポイントインタイムイメージの作成、そして非同期ミラーなど、ストレージの仮想化において必要とされる機能を兼ね備えています。異機種間接続に関しても、国内、国外で多くの実績を持っています。

　ＮＲＩは、これまで蓄積してきたマルチベンダー環境における豊富なノウハウと実績を軸として、複数のメーカーや機種が混在するストレージ環境の統合的な運用と管理のソリューションとサービスに、「ＳＡＮｓｙｍｐｈｏｎｙ」を活用してまいります。具体的には、異機種混在環境における運用コンサルテーションや既存ストレージ環境の統合・拡張、ならびに安価でかつ信頼性の高いディザスタリカバリサイトの設計・構築などの場合に、「ＳＡＮｓｙｍｐｈｏｎｙ」を使ったストレージソリューションをご提供することで、エンタープライズ市場におけるストレージサブシステムへの過剰投資の低減、投資対効果の向上を実現してまいります。

　ＮＲＩでは、本日より、金融機関や流通業などを対象として、ストレージ仮想化ソリューションの販売を本格的に開始します。初年度販売目標は２０社です。

2004年 11月17日
04/06/02 日刊工業新聞

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