野村総合研究所(NRI)は現在「コンサルティング」「金融ITソリューション」「産業ITソリューション」「IT基盤サービス」の4つの主要事業を柱に、企業・社会・人々の暮らしを支える幅広いサービスを展開しています。
コンサルティング事業は「経営コンサルティング」と「システムコンサルティング」という2本柱から成り立っています。この体制により、単なる戦略立案にとどまらず、戦略の実行、ITの構築・運用まで一気通貫で支援できるのがNRIならではの強みです。
ここでは野村総合研究所(NRI)の経営コンサルティングについて詳しくご紹介します。
領域 | テーマ |
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・エネルギー・環境
・ヘルスケア・医療 ・運輸・物流・倉庫 ・化学・素材 ・機械・機器 ・金融 ・公共 ・自動車 ・住宅・建設・不動産 ・消費財・流通・サービス ・情報・通信・メディア ・電機・ハイテク |
・経営戦略
・経営管理 ・サステナビリティ ・デジタルトランスフォーメーション ・ITマネジメント ・マーケティング ・CX・UX・デザイン ・AI活用 ・ビジネスプラットフォーム ・GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス) ・セキュリティ ・クラウド活用・マネージドサービス ・ソフトウェア開発生産性向上 |
NRIは元々、野村證券の調査部門から独立したシンクタンクとして設立されました。そのルーツからくる「学際的・総合的な分析力」と「現場で得られる一次情報を重視する姿勢」が、今でもすべてのコンサルティングサービスの基盤となっています。多様な専門家によるプロジェクト体制、課題に対する複眼的アプローチ、定量・定性両面からの深い分析力など、他のコンサルティングファームとは異なる思想が根づいています。
特に注目すべきは、マクロな社会課題(少子高齢化・デジタル社会形成・GX推進など)から、ミクロな企業課題(業績改善・業務改革・人材戦略)までを網羅できる点です。NRIは、官公庁や自治体への政策提言、産業界への構造改革支援なども担っており、ビジネスコンサルだけでなく、「社会をより良くするプレイヤー」としての側面も非常に強い企業です。
プロジェクトは日本国内のみならず、アジア、欧米などグローバルにも展開されており、現地での実行支援やグローバルITガバナンスの構築など、国境を超えた価値提供も年々拡大しています。
環境変化に対応する構想・制度づくり/ビジネスモデル・戦略策定/システム構築・運営支援
エネルギー業界は国際情勢や政策に大きく影響されるため、長期的な環境変化を見据えた柔軟な戦略立案が不可欠です。NRIは、国内外の最新動向を踏まえ、再エネ・水素・CO?リサイクルといった次世代エネルギー領域に対応。サプライチェーン全体をカバーする提案を可能にしています。また、政策立案や官民連携の協議会形成、インフラ・資源分野のグローバル展開支援にも対応。複雑化・高度化する課題に対して、多角的な視点とテクノロジーを融合させ、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献しています。
変革に向けた戦略策定から、テクノロジーの導入や新しい仕組みの実行までワンストップで支援
医療・ヘルスケア分野は、今まさに大きな構造転換の時期を迎えています。ペイシェントエクスペリエンスの重視、予防・Well-beingの追求、在宅医療の拡充、がんや希少疾病への先進治療の普及、医療従事者の働き方改革、医療費の適正化など、多様な課題が複雑に絡み合う中、NRIは製薬・医療機器・保険・行政機関のみならず、新規参入企業も含めて幅広い支援を行っています。戦略策定、M&A、海外展開支援、政策提言、異業種参入支援など、ステークホルダーごとの未来像を共に描きながら、バイオ技術やデジタル活用を通じて、医療の質と効率の両立を実現。制度設計から実行支援まで一貫した伴走により、持続可能で包括的な医療・健康社会の構築に貢献しています。
持続可能かつ便利にヒトやモノが移動する未来を実現する制度設計・戦略立案・仕組み構築を包括的に支援
人口減少と社会構造の変化が進む中、日本のモビリティ・物流業界は、稼働率低下への対応や仕組みの再構築が急務となっています。NRIは、運輸・物流分野において豊富な実績と専門性を有し、地域からグローバルまでの「ヒト・モノの移動」のあるべき姿を構想し、実装まで伴走しています。共同化・自動化を含む次世代物流の構築支援、デジタル・自動運転技術による新たな移動サービスの社会実装、輸配送ネットワークの最適化、倉庫・ターミナル業務のDXなど、多様な切り口で支援。さらに、モビリティを支えるITシステムの構想・開発、地域ビジネスやCSR活動を通じた地方創生にも貢献しています。シンクタンク、コンサルティング、ITの融合によって、持続可能で柔軟な物流・交通ネットワークの実現を推進しています。
川下産業や社会課題の読み解きと現場力を強みとして、化学・素材産業における企業変革をサポート
化学・素材産業では、環境変化により事業ポートフォリオの見直しや新規事業の成長が思うように進まないケースが増えています。NRIは、知財や技術を活かしたポートフォリオ戦略、中長期ビジョンの策定、R&D改革、DX推進までをワンストップで支援。川下産業を含むバリューチェーン全体を俯瞰し、社会シナリオに基づいた未来構想から、S&OPやROIC経営などの業務・組織改革までを実行力をもって伴走します。
「顧客の成功体験づくり」の実現に向けたビジョン/戦略策定から、DXを活用した価値共創まで一貫支援
これまでQCD(品質・コスト・納期)を軸に発展してきた機械・機器産業は、今や「顧客の成功体験」を提供することが新たな競争力となっています。NRIはこの変化に対応し、サステナビリティを統合したビジョン・中期戦略の策定から、販売後の顧客接点に至るバリューチェーン全体の再構築までを支援。デジタル技術を活用した新たなCX(顧客体験)の創出や、カスタマープラットフォーム構築、データドリブンな組織改革にも対応します。また、グローバルと地域をつなぐ本社―拠点間の機能整備や、環境負荷低減を目的としたグリーントランスフォーメーション支援など、多様な課題に対して包括的に伴走。価値共創を実現する真のパートナーとして、機械・機器産業の未来づくりを支えます。
金融ビジネスにおける環境変化を敏感に察知し、金融業界のイノベーションを促進
NRIは50年以上にわたり、金融業界の基幹業務とイノベーションを両面から支えてきた実績を有しています。金融ビジネスの環境が激変するなか、研究員・コンサルタント・IT人材が連携し、銀行・証券・保険・資産運用・ノンバンクといった幅広い領域において、成長戦略やDX、リスク対応まで一貫した支援を実現。政策当局や異業種プレイヤーとの共創にも注力し、新しい金融エコシステムの形成を後押ししています。証券・保険・年金業務における業務効率化、デジタルチャネルの高度化、共済組合やインターネット銀行へのサービス支援など、ITソリューションとコンサルティングの融合によって金融機能の革新をリード。社会課題にも応える、安定かつ先進的な金融インフラの構築を推進しています。
シンクタンクとして培った専門的な知見や経験、多様なパートナーとの協業により、社会課題解決を支援
少子高齢化、地方衰退、災害対応、教育や労働の再設計など、日本および世界の社会課題はますます複雑化しています。NRIはシンクタンクとして培った知見と、多様な専門人材・外部パートナーとのネットワークを活かし、政策立案から実現までをワンストップで支援。調査・提言・制度設計・評価から、地方創生、リスキリング、産業振興、震災復興など幅広いテーマに対応しています。特に官民連携による新たな社会システムの構築や、マイナンバー関連の電子認証・本人確認・情報連携サービス(e-NINSHO、e-私書箱など)を通じ、デジタル公共インフラの実装にも注力。一貫性と実行力を武器に、社会の変革を現実のものとする支援を行っています。
自動車業界・企業の変革を、戦略立案から実行支援、デジタル実装まで多角的にサポート
自動車業界は、CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)による構造変化の真っただ中にあり、ビジネスモデル・製品・収益構造の抜本的見直しが求められています。NRIは、コネクテッドサービスやSDV(Software Defined Vehicle)化、新エネルギー対応、ユーザートレンドの変化に応じた事業戦略の再構築を支援。加えて、電池・半導体など部品調達、サプライチェーン対応、サステナビリティ経営まで、多面的なコンサルティングを実施しています。長期ビジョンや中期計画の策定、M&Aや官民連携、業務・組織のDX推進など、戦略から実装までを一貫して伴走。各国拠点と連携するグローバル体制により、国内外の変革プロジェクトにも柔軟に対応し、自動車企業の非連続な成長を後押しします。
人口・世帯の減少やテレワークの定着等、社会環境の変化に応じた事業変革のビジョン策定やその実行を支援
人口減少、空き家の増加、インフラの老朽化、テレワークの定着など、住宅・建設・不動産業界は社会構造の大転換期にあります。NRIは、これらの変化を見据え、長期ビジョンや経営計画の策定、事業構造改革の推進、人材育成などを通じて、企業の持続可能な変革を多面的に支援します。業界特性に即したオーダーメイド型DX戦略の立案から、都市・地域開発の構想策定、スマートシティ推進までをカバー。さらに、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーを見据えたサステナビリティ・トランスフォーメーションも推進し、企業価値と社会価値の両立を目指します。NRIの多様な専門人材と実行力が、未来のまちづくりと暮らしの在り方を支えます。
VUCA時代のBtoCビジネスにおける戦略策定・構造改革のコンサルテーション・伴走支援
変化が激しく先行きが読みづらいVUCA時代、消費財・流通・サービス業界では、サステナビリティやDX、人的資本経営など多様なテーマが同時進行する中で、柔軟かつ実効性ある経営戦略が求められています。NRIは、業界ごとの特性や市場環境を踏まえた中期経営計画の策定、構造改革の実行支援、データ活用に基づくDX(DX1.0~3.0)推進などを通じて、BtoC企業の事業基盤強化と競争力向上を支援。また、サイエンス領域への進出支援や生活者との共創活動支援、グローバル展開に向けた戦略・組織設計まで幅広く対応します。NRIは、変化にしなやかに適応しながらも、本質的な成長を実現するパートナーとして企業と伴走します。
俯瞰的な視座から業界の「いま」と「これから」を深く洞察し、導かれる未来をともに推進する
変化の激しいICT・コンテンツ業界では、テクノロジーの急速な進化とユーザー行動の変化、政策動向を見極めながら、スピーディにビジョンを描き実行する力が不可欠です。NRIは、シンクタンクとして培った俯瞰的な視座と洞察力を武器に、民間企業にはビジネス戦略や新規事業支援、行政には政策・制度設計支援を提供し、官民両面から産業の変革に貢献しています。インターネットサービスやエンタメ領域におけるDX支援、先端テクノロジーの活用設計、プライバシー・セキュリティ対応を含むデータガバナンスの構築など、広範な課題に対して戦略立案から実装まで一貫して伴走。技術と制度、現場をつなぐ実行力で、業界の持続的成長を支援します。
電機・ハイテク企業の変革を、戦略立案から実行支援、デジタル実装まで多角的にサポート
AI、自動化、脱炭素、地政学リスク、次世代通信(6G)など、電機・ハイテク業界は加速度的な変化と不確実性に直面する産業です。NRIは、こうした変革を求められる企業に対し、戦略立案から実行、DX実装までを一貫して支援。ROICを軸とした経営指標の改善、新ビジネスモデル開発、リアルとデジタルを融合したB2Bマーケティング改革、未来を見据えたシナリオプランニングを用いた戦略構築まで、多角的なアプローチで伴走します。特に、デジタル技術を“目的”ではなく“手段”として捉えた、経営起点のDX推進は、NRIならではの強み。産業専門家と実行力あるコンサルタントがチームを組み、電機・ハイテク企業の競争力強化と持続的成長を実現へと導きます。
破壊的な変化に対応できる経営戦略を、企業における多様な要素を織り交ぜながら策定
不確実性が高まる現代において、企業にはパーパスの明確化とともに、持続可能な価値創造を実現する戦略の構築が求められています。NRIは、経営理念と企業価値を結びつける中長期的な経営戦略の策定を支援。事業ポートフォリオの最適化、財務・組織・人材戦略の連携設計、サステナビリティ経営の導入など、戦略とリソースを統合的にマネジメントする視点を重視します。また、産学連携によるイノベーション創出、人材資本経営の推進、M&AやPMIを活用した事業再編など、実行力とスピード感を伴う支援を展開。企業が激変する社会環境に適応しながら、社会課題と共に成長する“変革の推進者”となるための戦略構築を、多面的かつ実践的にリードします。
組織内部の課題の深層にアプローチし、「戦略をやりきる力」を強化する経営基盤づくりを支援
どれほど優れた経営戦略でも、実行力が伴わなければ企業成長にはつながりません。NRIは、戦略を確実に実行する「経営基盤」の再構築を通じて、企業の変革力を強化します。組織内部の課題に深く切り込み、表面的な制度変更ではなく、組織文化・意識改革を含めた真の変革を支援。経営改革の構想から実行までを一貫して伴走し、チェンジマネジメント、グローバルERP導入、クロスボーダーPMI支援など、多岐にわたる領域に対応します。加えて、イノベーション創出を促進する組織づくりや、サプライチェーン全体の改革など、経営全体を支える構造改革も支援。NRIは「戦略をやりきる力」を組織に根付かせ、持続可能な成長を支える経営管理の実現を目指します。
ビジョン策定から実行計画作成、新規事業立ち上げ/既存事業変革、情報発信までワンストップで支援
カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブなど、サステナビリティに関する国際的な要請は複雑化・高度化しています。NRIは、こうした外部要因への対応を超え、企業の成長機会としてサステナビリティを捉え直すコンサルティングを提供。ビジョン策定から事業変革、新規事業立ち上げ、制度・ルール設計、情報発信までをワンストップで支援します。さらに、企業単独では解決が難しい課題に対して、提携・買収、業界コンソーシアムの形成、官民連携の協議会運営などを通じた共創体制の構築も推進。GX(グリーントランスフォーメーション)、サステナブルファイナンス、フードバリューチェーン分野でも幅広く支援を展開し、企業の持続可能性と社会課題の解決を両立させる変革をリードします。
デジタル技術・データ活用や、組織のデジタルケイパビリティ向上による企業価値向上を包括的に支援
急速なデジタル技術の進展により、企業には単なる業務効率化を超えた抜本的な変革が求められています。NRIは、戦略の立案からデジタル技術を活用したビジネス創発、組織横断のアーキテクチャ改革、データ分析力の強化、デジタル人材の育成までを一貫して支援。DXを企業活動全体の変革および成長のエンジンと位置付け、マネジメントと実行の両面をカバーします。既存事業の変革や新規事業の創出においては、デジタル技術と市場環境の動向を統合的に捉え、最適なソリューションを設計・実装。基幹システム刷新やアナリティクス活用、デジタルガバナンス強化なども含め、持続可能なデジタル経営の実現を力強く後押しします。
IT戦略策定からシステム開発・運用まで、システムライフサイクル全般で必要なマネジメントを支援
企業競争力の源泉としてITの重要性が高まる一方で、その運用に課題を抱える企業も少なくありません。戦略と連動しないシステム開発、非効率なIT投資、増大する運用コストや属人化などの問題は、適切なITマネジメントの欠如が原因です。NRIは、IT戦略策定からITガバナンスの構築、投資・コスト・資産の最適管理、ITアーキテクチャ設計、運用プロセス整備、リスク統制、人材育成まで、ITライフサイクル全般にわたるマネジメントを総合的に支援します。さらに、グローバル展開を前提としたIT管理体制の整備や、情報子会社・外部委託先との最適な役割分担も含め、戦略実現に直結するIT活用力の底上げをサポートします。
マーケティング戦略の策定から、各種コンサルティングまで、DX推進と融合した支援
NRIは、顧客体験(CX)を中心に据えたマーケティング支援を強化しています。長年の大規模生活者調査やオンラインデータを活用し、消費者の実像を的確に捉えたうえで、戦略立案から実行までを一貫してサポート。B2C領域では、市場予測、新商品企画、ブランディング戦略、MMM構築、ダッシュボード導入まで対応可能です。B2B領域では、デジタルマーケティング体制の構築やツール導入・運用支援も提供。また、企業横断の顧客ID基盤(IDエコシステム)の設計・運用支援や、プロモーション・PR施策の効果的な遂行も支援します。NRIの強みは、リサーチ力とコンサルティング力、そしてDXを融合させたマーケティング変革の実現力にあります。
真の顧客体験を創出するためのUI/UXデザインから、デジタル変革までの一貫した支援
顧客体験(CX)が競争優位を左右する時代、NRIは戦略立案からUI/UXデザイン、実装・改善までを一貫して支援します。CX戦略の策定では、LTV(顧客生涯価値)を中心に、顧客接点全体の最適化を推進。独自のCX診断により、顧客の声や体験ステップを可視化し、競合との比較から課題と強みを抽出します。さらに、ユーザー視点に基づいたサービスデザインやUI/UX設計を通じ、直感的で使いやすい体験を実現。デザインマネジメントによる品質標準化や、組織全体へのスキルトランスファー、デザイン人材育成プログラムなど、持続可能なCX向上体制も構築します。NRIは、デジタル変革と顧客志向を融合し、心を動かす体験で企業と顧客の関係を再定義します。
AIやデータ活用のコンサルティングから基盤構築、実行支援を通じた成果創出までワンストップで支援
AIの進化とビジネス活用が急速に進む中、NRIは「AIありき」ではなく、お客様の課題に最も適したAI活用を提案します。戦略立案からユースケースの導出、PoC(概念実証)、実装・運用に至るまでをワンストップで支援。業界特性や業務に即したAIモデルの選定、生成AIやエージェントAIなど先進技術の導入、業務システムとの連携による実務定着を強みとしています。また、金融機関向け「AIプラットフォーム」や産業業界特化型支援、AIセキュリティに関するNRIセキュアとの連携支援も充実。クラウド環境での生成AI導入もスピーディかつ安全に実現可能です。NRIは、成果につながるAI活用の伴走者として、お客様の競争力強化に貢献します。
高い品質、安全性、信頼性とともに、環境にも優しいビジネスプラットフォームを提供
NRIは、50年以上にわたり金融業界を中心にビジネスプラットフォームを提供し、業界のデファクトスタンダードとして高い信頼を築いてきました。法制度や規制変更への迅速な対応、将来のビジネス環境を見越した機能拡充により、顧客の業務継続性と変革スピードを両立。また、最先端テクノロジーの導入により、プラットフォームのDX化も推進しています。すべてのサービスは、サステナビリティと高セキュリティを兼ね備えた自社データセンターで運用され、BCP(事業継続計画)にも対応。導入時は業務に精通したNRIの専門人材が伴走し、スムーズな立ち上げと安定稼働を支援します。NRIのビジネスプラットフォームは、社会と企業の持続可能な成長を下支えするインフラです。
事業のグローバル化・多角化を支えるGRC×S(Governance・Risk・Compliance×Security)
事業のグローバル化や多角化が進む中、企業経営には高度なリスク管理とコンプライアンス対応が求められています。NRIでは、GRC(Governance・Risk・Compliance)に加え、Securityを組み合わせた「GRC×S」の観点から、経営層が直面する複雑な課題に対して包括的なソリューションを提供。ITガバナンス強化、リスクマネジメント体制の整備、マネーロンダリング・金融犯罪への対応など、多様化する脅威への最適解を導きます。また、NRIセキュアテクノロジーズとの連携により、サイバーセキュリティを軸にした実践的な支援も実施。法規制の動向を踏まえた柔軟なGRC体制の構築を通じて、企業の信頼性と持続的成長を支えます。
セキュリティは「経営課題」
サイバー攻撃の高度化と頻発を背景に、セキュリティはもはやシステム部門だけの問題ではなく、企業全体の「経営課題」となっています。NRIは、セキュリティ戦略の策定からポリシー整備、脆弱性診断、ソリューション導入、24時間365日の運用監視、教育・研修まで、セキュリティ体制の構築と強化をワンストップで支援。北米を含むグローバル拠点と連携し、実効性の高いセキュリティ対策を提供しています。さらに、長年にわたり蓄積された調査・分析レポートを基に、日本企業のセキュリティ実態にも精通。NRIは、安全・安心なIT環境を整えるとともに、企業の持続的成長と社会の信頼確保に貢献します。
長年のノウハウを蓄積したマネージドサービスで、お客様の安全・安心なクラウド活用を実現
企業のデジタルトランスフォーメーションが加速する中、クラウドはもはやインフラ選択肢の一つではなく、競争優位の鍵を握る基盤となっています。NRIは、オンプレミスからクラウドへの大規模移行支援から始まり、クラウドネイティブアーキテクチャの導入、CCoE(クラウド活用推進組織)の構築支援まで、企業のクラウド活用をトータルでサポート。さらに、自社データセンターと連携したマルチクラウド・マルチデータセンター体制を基に、24時間365日のフルマネージドサービスを展開しています。NRIが持つ豊富な運用実績とノウハウにより、アジリティとセキュリティの両立を実現し、企業が本来注力すべき事業にリソースを集中できる環境を提供します。
先進的な技術とベストプラクティスを活かしたエンタープライズソフトウェア開発支援
NRIは、様々な業界で培ったシステム開発のノウハウとベストプラクティスを活かし、企業のソフトウェア開発の生産性向上を強力に支援します。プロジェクトマネジメントツールやアプリケーション開発フレームワークを活用した効率的かつ高品質な開発体制を構築し、アジャイル開発やDevOps、ローコード開発の導入も伴走支援。さらに、オープンソースソフトウェアの導入支援や、レガシーシステムのモダナイゼーションにも対応しています。近年ではAIを用いたプログラム自動生成やテスト自動化など、最新技術の研究開発も推進。開発現場における革新とスピードの両立を実現し、企業の競争力向上に貢献しています。
野村総合研究所(NRI)の経営コンサルティング事業本部のパートナー(最上位役職)の 青嶋 稔 氏にお話を伺ってきましたので一部抜粋してご紹介します。
新卒で精密機器メーカーに入社。米国駐在時、外資系コンサルティングファームと一緒に数多くのプロジェクトを実施しました。その経緯もあって、駐在から帰国後、いくつかのコンサルティングファームを見学しましたが、その中でも、NRIは製造業におけるM&AやPMIなど、前職で培った「現地現物」の経験や組織マネジメントの経験をより活かせる環境であると感じ、入社を決めました。
特に私が感じているNRIの特長として、2点挙げたいと思います。
1点目は、今もご指摘いただきましたように、「現地現物」を重視した泥臭いコンサルティングです。
例えば自動車関連企業におけるPMIプロジェクトに携わったときなのですが、被買収企業に常駐し、ワークショップを重ねることで、キーマンへの腹落ち感覚を醸成し、主要業務の統合を行いました。新興国の市場環境で、お互いの企業理念をぶつけあいながら、共感を醸成し、両者の方向感を合わせていきました。異なる風土に恐れず直面し、違いを受け入れることでお互いを理解することができ、目的を共有できることを実感しました。
もう1点は、顧客起点に立ち、トップのみならず、中間管理職、担当者レベルまで幅広くコミュニケーションを行うことで、組織内部に納得感を醸成し、その結果として「実行力を伴うコンサルティング」を行っていることだと考えます。
私たちの仕事は、紙の報告書に戦略を描くだけではお客様にとって十分に価値あるものにはなりません。描いた戦略が実行に移されて初めてその意義があると考えています。
実行力のあるコンサルティングを実現するためには、「進むべき方向性について皆が納得すること」が最も重要だと考えています。そのためには、経営者の方々だけでなく、実際に戦略を実行する中間管理職や現場社員にも理解・納得していただくことが不可欠です。
逆に言えば、何のためにその戦略を実行しなければならないのか、なぜそれが顧客にとって有効なのかということを納得していただければ、顧客は自ずと動き出します。
NRIは、戦略の実行に向け、顧客内のあらゆる方々とのコミュニケーションを密にとり、納得感を醸成することを丹念に行っているコンサルティングファームだと考えます。
やはり、日本初の民間総合シンクタンクとしてのDNAがあるからだと考えます。つまり、机上だけでなく、現場に赴いて徹底した事実確認を行い、それに基づいて問題解決を行う"Research-based Consulting"を何よりも重視しています。
これを実現する上では、泥臭い情報収集が必要です。NRIのコンサルタントはフットワークの軽く、有識者のヒアリングなどが必要なときには、国内外のどこにでも行くという人間が多いですね。
第一に、型にはまったコンサルティングではなく、個人の創意工夫に基づき、自由に意見を交わしながら組織の知を醸成していけることだと思います。NRIには、官民問わず様々な業界・テーマの専門家が多数結集しています。この「組織の知」をフル活用しながら様々な案件にチャレンジできることがNRIの魅力だと考えています。
第二に、メンバーであっても、顧客とダイレクトにコミュニケーションをとることができ、自発的に役割を果たせることが挙げられます。NRIは新人のプロジェクトメンバーであっても、自らが主導して顧客にプレゼンテーションをしたりインタビューをしたりする機会が与えられます。もちろん、中途入社の方でも同様です。このように、直接顧客の目前に立つ機会が与えられるので、やりがいを感じることができます。若手にも責任と権限を与える行う風土は、他のファームとの大きな違いだと考えます。
第三に、中長期目線でのキャリア醸成が可能であることが挙げられます。外資系の場合、短期的な成果を求められることもあるかと思いますが、NRIは長い目で育成を考えています。実際、4~5年目で自身の専門分野を確立する人間もいれば、10年以上経って花開く人間もいます。
第四に、自身の専門分野を自ら設定し、キャリアアップできることが挙げられます。例えば私自身も「製造業」という専門分野を自ら決め、この分野でパートナーを担うまでになりました。これはNRIでは珍しいことではありません。弊社には年間1,600件以上(※当時なので現在はもっと多いと予想されます。)のコンサルティングプロジェクトがあるので、出すべき成果をきちんと上げていれば、自ら関わりたい仕事に手を挙げることが可能です。これも、他ファームと比べて特徴的な点だと考えます。
弊社ムービンは1996年に設立された日本初のコンサル業界特化型転職エージェントです。
これまで10000人以上、合格率1%未満と言われている外資戦略ファームにおいても、BCG:300名以上、マッキンゼー:100名以上、ベイン:100名以上と、業界No.1の転職支援実績を誇ります。
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