三井物産は、グローバルに多岐にわたる事業を展開する日本を代表する総合商社です。資源、エネルギー、食料、モビリティ、インフラ、ICTなど、あらゆる産業分野において世界中でビジネスを展開し、革新をリードしています。その圧倒的な規模とグローバルネットワークを活かし、挑戦的なプロジェクトに積極的に取り組む姿勢が特徴です。働く環境としても、ダイバーシティを尊重し、挑戦意欲のあるプロフェッショナルが活躍できる場を提供。育児支援や柔軟な働き方の制度も充実しており、キャリア形成においても多様な選択肢が用意されています。 ここでは三井物産への転職をお考えの方へ、書類選考から具体的な面接対策、どんな方が三井物産へ転職成功しているのか、そして三井物産へ転職するためのポイントもご紹介いたします。
三井物産への転職難易度は非常に高いとされています。総合商社として、三井物産は日本のみならず世界中で多岐にわたる事業を展開しており、高いスキルセットと幅広い知識が求められます。特に中途採用の場合、商社経験者や、専門分野において優れた実績を持つ候補者が優遇される傾向にあります。また、語学力は必須条件で、特に英語力は高水準が求められるため、ビジネスレベル以上のコミュニケーション能力があることが重要です。
選考プロセスも厳しく、書類選考に加えて面接での評価が非常に重要です。面接では、三井物産の価値観である「企業家精神」や「チームワーク」をどれだけ理解しているか、また実際にそれをどのように活かして成果を出したかが問われます。さらに、グローバルなビジネスの視点や問題解決能力など、商社にふさわしいスキルとマインドセットが求められるため、他社と比較しても転職難易度は高いと言えるでしょう。
企業研究を徹底的に行う
三井物産の事業内容や経営方針、ミッションを深く理解することが必須です。特に、三井物産の掲げる「企業家精神」やグローバルな視点をしっかり把握し、自身の経験と関連付けて話せるように準備しましょう。
自己分析と強みの明確化
自分の強みやこれまでのキャリアを、三井物産の業務にどう活かせるかを明確にすることが必要です。特に商社で必要なスキル(交渉力、チームワーク、グローバル視点など)を持っていることを具体的なエピソードで説明できるように準備しましょう。
英語力と他の語学力の強化
英語は必須であり、TOEICや英会話力は重要視されます。面接でも英語での質疑応答が行われることが多いため、ビジネス英語で自信を持って会話できるよう練習しておきましょう。
面接準備
過去の実績やチャレンジしたプロジェクトを整理し、論理的に説明できるよう準備してください。また、面接で問われる「困難をどう乗り越えたか」など、行動面での質問にも備えておくことが大切です。
弊社ムービンでは金融業界出身者が転職エージェントであり、三井物産への支援事例も豊富です。
随時キャリア相談会も実施しています。最新ニーズや採用動向、転職機会について、もちろん転職における疑問点や不安な点についてもお答えいたします。
三井物産の選考プロセスは以下のような流れが一般的です。
書類選考
まず、履歴書と職務経歴書による書類選考が行われます。ここでは、応募者の経験やスキル、キャリアが三井物産の求める要件に合致しているかが評価されます。特に、商社経験や専門性の高いスキル、語学力(特に英語)が重視されるポイントです。
筆記試験・適性検査
書類選考を通過すると、筆記試験や適性検査が行われることがあります。筆記試験では、総合商社らしく、ビジネスに関連する基本的な知識や判断力が試されます。また、適性検査では、候補者の思考スタイルや性格、三井物産の社風とのマッチングが測定されます。
一次面接(部門面接)
一次面接では、応募した部署の担当者やマネージャーが面接官となります。ここでは、応募者の専門知識やこれまでの経験、会社に対する理解度が深く問われます。また、英語によるコミュニケーション能力が重視され、実際に英語での質問も行われる可能性があります。
二次面接(役員面接)
二次面接では、役員クラスが参加し、会社のビジョンや文化とのフィット感が重視されます。ここでは、応募者の人間性やリーダーシップ、長期的なキャリアビジョンが評価され、より深いレベルでの質疑応答が行われます。
最終面接
最終面接は、通常、役員や経営陣との直接対話となります。これまでの面接の総合評価に基づき、最終的な適性や意欲が確認されます。
三井物産の面接でよく聞かれる内容は、応募者のスキルや経験を掘り下げるものから、会社とのマッチ度を確認する質問まで多岐にわたります。以下はよく聞かれる質問の例です。
自己紹介・職務経歴
「自己紹介をお願いします」「これまでのキャリアで一番力を入れたプロジェクトは?」といった、基本的な職務経歴の説明を求められます。ここでは、自分の強みや成功体験を具体的な数字や成果を用いて伝えることが重要です。
三井物産を志望する理由
「なぜ三井物産を選んだのですか?」という質問は非常に重要です。三井物産のビジョンや事業内容、企業文化をしっかりと理解し、それを自分のキャリアプランとどう結びつけているのかを論理的に説明する必要があります。他の商社との差別化ポイントにも言及すると良いでしょう。
商社として必要なスキルについて
「商社で成功するために必要なスキルは何だと思いますか?」や「あなたが商社でどのように貢献できるかを教えてください」という質問が出ることがあります。交渉力、リーダーシップ、グローバルな視点など、具体的なスキルと自分の経験を関連付けて答えることが求められます。
困難を乗り越えた経験
「これまでに直面した最大の困難は何ですか?それをどうやって乗り越えましたか?」という質問もよく出されます。ここでは、問題解決能力やリーダーシップ、柔軟な対応力が評価されるポイントです。具体的なエピソードを交えて答えると説得力が増します。
グローバルな視点や語学力の確認
三井物産はグローバルに事業を展開しているため、「海外でのプロジェクト経験はありますか?」や「英語を使ったビジネスの成功例を教えてください」という質問がされることが多いです。英語面接も実施されることがあるので、事前に準備しておきましょう。
将来のキャリアビジョン
「今後のキャリアビジョンは何ですか?」という質問は、長期的な視点で三井物産でどのように成長していきたいかを問うものです。自分の目指すキャリアと、三井物産のビジネス戦略がどのように合致するかを具体的に語ると良い印象を与えます。
これらの質問に対して、具体的な実績や経験をもとに、ロジカルかつ簡潔に回答できるよう準備しておくことが重要です。
三井物産の面接を突破するためには、いくつかの重要なポイントを押さえて準備する必要があります。以下が面接突破のための具体的なポイントです。
企業研究を徹底する
三井物産の事業内容、経営戦略、ビジョン(「挑戦と創造」)について深く理解しておくことが重要です。特に、三井物産はグローバルに展開する総合商社として、幅広い業界や分野で事業を手掛けているため、自分が応募する部署や部門の事業の詳細も把握しておきましょう。企業理念や最新の取り組みを調べ、自分のキャリアとどのように結びつけられるかを論理的に説明できることが求められます。
具体的な実績をアピール
過去の職務経験での具体的な成果や、取り組んだプロジェクトをエピソードを交えてアピールしましょう。商社では特に「問題解決能力」「交渉力」「プロジェクト管理能力」が重視されますので、これらのスキルが発揮された経験を説明できるように準備しておくことが大切です。具体的な数字や成果を示すことで、説得力が増します。
グローバルな視点と語学力を強調
三井物産は多くの海外プロジェクトを展開しているため、グローバルな視点と語学力が求められます。英語を使った実務経験や、異文化環境での業務遂行経験を具体的に説明しましょう。面接の一部が英語で行われる可能性も高いため、英語での受け答えも事前に練習しておくことが重要です。
商社での「企業家精神」を理解し、アピール
三井物産は「企業家精神」を重んじています。自ら課題を見つけ、解決策を提案し、実行に移す力が求められます。面接では、自分がどのように主体的に行動してきたか、課題解決に向けた工夫やチャレンジした経験を強調することで、この「企業家精神」をアピールすることができます。
論理的なコミュニケーション能力
商社では、多くのステークホルダーと交渉し、複雑なプロジェクトを進める必要があります。面接では、論理的に物事を伝える力が重要視されます。質問に対して「結論→理由→具体例」の順で答えることで、面接官に分かりやすく伝えることができます。限られた時間の中で、簡潔かつ明確に答える練習をしておくと良いでしょう。
キャリアビジョンの明確化
「三井物産で何を成し遂げたいか」「将来的にどのようなキャリアを描いているか」を明確にしておくことも重要です。自分のキャリア目標が、三井物産の事業展開や価値観とどのように一致するかを具体的に説明できると、面接官に強い印象を与えることができます。
これらのポイントを押さえて準備することで、三井物産の面接をより有利に進めることができるかと思います。
三井物産が求める人材像は、「自立したプロフェッショナル」であることが求められます。具体的には、次の3つの特徴を持つ人材が理想とされています。
ユニークネス(個性)
一人ひとりが独自の強みやスキルを持ち、それを活かして新しい価値を創造できる人材。自分ならではの強みを武器にし、自発的に課題を見つけて解決に取り組むことが期待されています。
自立した思考(インディペンデント・シンカー)
単なる指示待ちではなく、自ら考え、行動できる人材。新しい事業領域や未知の課題に対しても、自立的な発想でビジネスをリードできる能力が重要です。
協働と共創(インクルージョン)
一人での成果には限界があるため、多様なバックグラウンドを持つチームと力を合わせる姿勢が求められます。異なる視点を持つ仲間と協働しながら、組織としての成果を最大化することが重視されています。
<転職しやすい・向いている人>
三井物産では、挑戦意欲の高い人材が特に向いています。新しいことに積極的に挑戦する姿勢や、グローバルにビジネスを展開する商社ならではの柔軟な発想が求められます。
また、総合商社として多様なビジネスを手掛けているため、異業種や他業界からの転職者でも、自身の専門性を活かしつつ、幅広い業務に対応できる能力が重視されます。
冒頭ご紹介した通り、三井物産を含め総合商社への転職難易度は高くなっています。
ただでさえ中途採用枠が少ない総合商社に転職するためには、まずは、自分の経験・スキルと親和性があるのはどのポジションで、どういった人材を求め、どのタイミングで転職すべきなのか、情報のアンテナを常に張っていることが重要です。
だからこそ転職エージェントを活用してください。
個人で転職活動をするための情報収集には限界があります。情報の正誤判断も付かない時がありますし、時間も掛かってしまうなど、結果的に十分準備された転職活動が出来ない可能性があります。
(機密保持契約の関係で実社名で、オープンポジションや採用動向などをお伝え出来ない場合もありますので、詳細は下記相談会にてお話しさせて頂きます)
弊社ムービンでは商社へのご転職にご興味のある方へ、プライベートキャリア相談会を随時開催しておりますので、お気軽にお申込み頂ければ幸いです。
募集している部署は随時更新されているため、三井物産への転職をお考えの方はまずは一度お気軽にご相談して下さい。
直近募集のあった求人をいくつかご紹介します。
既に募集していない求人がある可能性もございますので、募集要項や職務内容など参考程度に見て頂ければ幸いです。
応募要件 | 投資銀行、プライベートエクイティファンド、M&Aファーム、コンサルティングファーム等でのM&Aや投資実務、PMI、事業良質化への仕組み作りの経験。 英語での実務遂行能力。 【求める人物像】 ・投資銀行やM&Aファーム、PE等でM&Aや投資実務の経験をお持ちの方。もしくは戦略コンサル等での経験を通じ、事業良質化や新たな事業創出へ向けた仕組み作りができる方。 ・境界を設けず、社内外関係者としっかりと連携しながらチームとして働ける方。 ・将来的に、事業開発や事業経営を担うことに興味をお持ちの方。 |
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職務内容 | 鉄鋼製品本部投資事業室を主務としながら、エネルギーセグメントと金属資源本部の投資事業室とも連携し、新規投資案件や本部事業ポートフォリオの良質化に携わります。 具体的には、投資・経営のプロが集う駆け込み寺を目指し、本部内各事業部や海外店、関係会社等と連携しながら、以下に取り組みます。 ー本部長直轄組織として、本部主力案件に関するM&A、事業経営、投資のプロマネ業務/エクゼキューション。 ー自ら交渉戦略を作成し、交渉にも参加。またM&Aプロセス管理、事業プランの作成/財務モデリング、DD、契約書等にも主体的に対応。 ー本部事業ポートフォリオ良質化と新たな事業創出へ向けた仕組み作り。 |
年収 | 同社規定に準ずる |
勤務地 | 東京、転勤あり(Global) |
応募要件 | 【MUST】 <経験・資格> 国内外戦略コンサルティングファーム及びPEファンドでの複数年にわたるチームマネジメント経験 <TOEIC> 800点以上(※目安です。TOEICの取得は応募時に必須の条件ではございません) 【WANT】 <経験・資格> ・国内外戦略コンサルティングファーム及びPEファンドでの複数年にわたるチームマネジメント経験 ・事業会社でのマネジメント経験(経営改善経験) ・商社への理解度が高い方 ・MBAをお持ちの方 <TOEIC> 900点以上(※目安です。TOEICの取得は応募時に必須の条件ではございません) |
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職務内容 | 国内/海外のグループ会社「経営改善プロジェクト」において、経営改善を推進するプロジェクトマネージャーとしての役割を担っていただきます。 また、三井物産グループ全体の事業経営力強化に向けた取り組みのリード役もお任せする予定です。 |
年収 | 同社規定に準ずる |
勤務地 | 東京、転勤あり(Global) |
応募要件 | 【MUST】 <経験・資格> ・国内外の取引先との折衝・交渉経験、自ら主体的に取引先や組織の課題解決までやり抜いた経験 ・財務諸表とファイナンス分析の経験 <TOEIC> 800点以上(※目安です。TOEICの取得は応募時に必須の条件ではございません) 【WANT】 <経験・資格> 以下ご経験をお持ちの方 ・プロジェクトファイナンス業務 ・会計監査業務 ・M&Aアドバイザリー業務 ・PMI業務経験 ・DX関連業務 資格:公認会計士、税理士、証券アナリスト他 <TOEIC> 860点以上(※目安です。TOEICの取得は応募時に必須の条件ではございません) |
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職務内容 | ・専門知識と課題解決力を発揮して業務を主導し、当社連結グループの経営基盤(財務・経理・リスクマネジメント)を維持・強化する業務。 ・関係会社の事業経営において、実効性のある改善策の立案と実行を通じて事業価値を向上させる業務。 ・事業ポートフォリオの戦略的構築、案件の事業性評価、M&A推進等の実務において専門性を発揮する業務。 |
年収 | 同社規定に準ずる |
勤務地 | 東京、転勤あり(Global) |
応募要件 | <経験・資格> ・DX/ITを活用した戦略企画立案、コンサルテーション経験 ・DX/IT導入関連のプロジェクトマネジメント経験 ・M&AにおけるIT Due DiligenceやPMIの経験 ・AIやIoTの技術や、データを活用した新規事業開発の経験 ・パッケージソフト・SaaSサービスの導入・保守運用経験 ・財務諸表とファイナンス分析の経験 <TOEIC> 800点以上(※目安です。TOEICの取得は応募時に必須の条件ではございません) <その他> ・経理/財務に関する基礎知識(簿記2級等) |
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職務内容 | 各事業本部や事業会社およびコーポレート各部署へ、デジタル専門性を武器に助言・コンサルテーションを行うと同時に、プロジェクトメンバーやプロジェクトマネージャーとして参画していただく予定です。 特に、今後のSAPを中心とする基幹システムの在り方やCRM等の約定・ビジネス推進を支えるデジタル技術に対する戦略の策定・推進と、具体的なシステム/デジタル技術の導入・展開プロジェクトの企画・実行を行っていただく予定です。 |
年収 | 同社規定に準ずる |
勤務地 | 転勤有無問わず |
応募要件 | 【MUST】 <経験・資格> 不動産、インフラ系のファンド運用会社や金融・投資関連会社(PEファンド・戦略系コンサル・商社・投資銀行・会計事務所および事業会社M&A担当)での投資や売却等の金融実務経験。 <TOEIC> 860点以上(※目安です。TOEICの取得は応募時に必須の条件ではございません) 【WANT】 <経験・資格> 上記職種での実務経験が3年以上あれば望ましい。 <TOEIC> 900点以上(※目安です。TOEICの取得は応募時に必須の条件ではございません) |
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職務内容 | .哀蹇璽丱襪淵▲札奪肇泪優献瓮鵐隼業の、企画立案、案件開発・実行、実行後の推進 既存アセットマネジメント事業の管理・運営、value-add |
年収 | 同社規定に準ずる |
勤務地 | 東京、転勤あり(Global) |
三井物産では募集ポジションが随時更新されているため、最新求人情報を知りたい方は是非一度ご相談ください。
三井物産の平均年収は
約1783万円
となっています。
※三井物産 有価証券報告書参照
年度 | 平均年間給与(円) |
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2023年 | 1783万円 |
2022年 | 1549万円 |
2021年 | 1482万円 |
2020年 | 1393万円 |
2019年 | 1430万円 |
2018年 | 1419万円 |
総合商社ということもあり、平均年収は高くなっています。業績好調ということもあり直近2023年度の平均年収は1700万を超えており、5年前と比べると300万円もアップしています。
三井物産の口コミ・評判について現場で働く社員の生の声をご紹介します。転職理由や志望動機だけでなく、やりがいや成長、社風や人間関係など入社後に感じる三井物産について掲載しておりますのでご参考にしていただければ幸いです。
※三井物産 中途採用HP参照
成長できる環境がある
「三井物産で働くことで、業界トップレベルのプロジェクトに関われることが大きな魅力です。毎日が挑戦の連続ですが、成果を出すことでしっかり評価されます。グローバル案件も多く、語学力やビジネススキルを磨ける環境です。」
福利厚生が充実している
「三井物産は、給与だけでなく福利厚生も非常に充実しています。海外勤務手当や家賃補助なども手厚く、家族がいる人にとっても安心できる環境です。特に育児支援制度も整っており、長期的に働きやすい会社だと思います。」
優秀な人材と働ける
「周りの同僚や上司は非常に優秀な人が多く、切磋琢磨しながら自分も成長できるのが三井物産の良いところです。各自がプロフェッショナルとして仕事に取り組んでいるので、モチベーションが常に高く保たれます。」
グローバルな仕事ができる
「三井物産では、若いうちから海外案件に携わる機会が多いです。私はアジアやヨーロッパのプロジェクトを担当しており、現地の企業と連携しながら進めることができるのが魅力です。国際的な視点を持てるのが大きな強みですね。」
働きやすい環境が整っている
「フレックスタイムやリモートワーク制度など、働き方の自由度が高い点が気に入っています。特に子育て世代にはありがたい制度ですし、効率よく働く文化が浸透しているので、無理なくキャリアを積むことができています。」
三井物産の人事評価制度は、社員の成長と貢献を適切に評価するために「個人能力評価」と「貢献度評価」の2つの軸で構成されています。
個人能力評価
これは、社員が発揮した能力を評価し、その成長度合いを基に3年間の累積点数を算出します。この累積点は昇進や給与に反映され、一過性の成果ではなく、長期的な成長が重視されます。
貢献度評価
組織への貢献や高難度の目標に挑戦した度合いを評価します。この結果は賞与に反映され、上司との面談を通じて目標設定が行われます。目標は会社の戦略と一致させることが重視され、社員一人ひとりがチャレンジしやすい環境が整えられています。
さらに、三井物産は中長期的な企業価値向上を目指し、社員に株式報酬制度を導入しています。これは、入社4年目以上の社員に株式を付与し、企業と社員のエンゲージメントを高める制度です
三井物産の育成制度は、社員の成長を全面的にサポートする包括的な仕組みが整っています。まず、三井物産は「現場での経験」を重視しており、OJT(On the Job Training)を通じて、実践的なスキルと知識を育成します。これを補完するために、階層別研修や選抜型研修など、多様な研修制度(OFF-JT)も提供されています。これには、ビジネススキル、リーダーシップ研修、マーケティングや財務などの専門分野の研修も含まれます。
さらに、三井物産ではグローバルな人材育成にも力を入れており、海外ビジネススクールへの短期派遣や、現地法人での研修プログラムが用意されています。特に、デジタルスキル向上を目的とした「Mitsui DX Academy」では、デジタルトランスフォーメーションに必要なスキルを身に付けることが可能です。
これにより、三井物産はグローバルな視点でリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指し、社員一人ひとりのキャリア形成を支援しています。
三井物産の社風・カルチャーは、グローバルな視点と挑戦を重視し、社員一人ひとりの成長を促す環境が特徴です。以下の要素が特に強調されています。
挑戦と創造の精神
三井物産は、伝統的に「挑戦」と「創造」を重要視しています。常に新しい事業領域に果敢に挑み、企業家精神を持った社員が積極的にリーダーシップを発揮できるような風土があります。自ら課題を発見し、解決策を提案し、実行に移すプロアクティブな姿勢が求められます。
グローバルな視点とダイバーシティ
三井物産は、海外事業やグローバルなプロジェクトに積極的に携わる機会が多いため、多文化環境での業務に慣れていることが重要です。また、ダイバーシティ&インクルージョンにも力を入れており、多様なバックグラウンドを持つ社員が互いに尊重し合いながら働ける環境が整っています。
フレキシブルな働き方
ワークライフバランスにも配慮されており、フレックスタイム制やリモートワークの導入など、柔軟な働き方が可能です。特に、育児支援や海外赴任手当など、個々のライフステージに合わせた働き方の選択肢が広がっています。
OJTを中心とした成長支援
現場での経験を通じたOJTを重視し、上司や先輩社員が新入社員をサポートする文化があります。また、社員一人ひとりが主体的に成長するための仕組みが整っており、部門や国をまたいだ経験ができるようなキャリアパスも用意されています。
オープンなコミュニケーション
社員間のコミュニケーションは比較的オープンで、役職や部署を超えて意見交換やディスカッションができる風土があります。若手社員でも早い段階から大きなプロジェクトに携わる機会があり、意見が尊重される場面も多いです。
このように、三井物産は「挑戦」と「創造」をキーワードに、グローバルに活躍できる環境と社員一人ひとりの成長を大切にする文化が根付いています。
三井物産の福利厚生は非常に充実しており、社員が長期的に働きやすい環境を整えています。以下は主な福利厚生内容です。
給与・手当
海外赴任手当:グローバル企業として、海外赴任に際しては住宅補助や生活手当などが支給され、国内勤務よりも高額の給与が得られます。
住宅補助:特に海外赴任時や転勤時には、住宅手当が手厚く支給されるため、家族を持つ社員にとっても安心です。
育児・介護支援
育児休業制度:女性だけでなく、男性社員の育児休業取得も推進されています。取得率も高く、育児中の社員がキャリアを継続しやすい制度が整っています。
介護休暇制度:介護を必要とする家族がいる社員向けに、休暇や柔軟な勤務制度が導入されています。
健康サポート
健康診断や人間ドックの費用補助があり、社員の健康管理を支援しています。また、社員の健康増進を目的としたフィットネスやリラクゼーション施設も提供されています。
リモートワーク・フレックスタイム
リモートワーク制度やフレックスタイム制を活用し、柔軟な働き方が可能です。これにより、育児や介護をしながらの勤務もスムーズに行えるようになっています。
社員持株会制度・退職金制度
社員持株会:社員が自社の株式を保有することを奨励し、長期的な企業価値の向上に貢献する制度です。
退職金制度:退職後の生活をサポートするため、充実した退職金制度が設けられています。
このように、三井物産では多様なライフステージに合わせた福利厚生が充実しており、社員が安心して働き続けられる環境を提供しています。
三井物産は、女性が働きやすい環境を提供するための多様な制度が充実しています。まず、育児支援制度がしっかりしており、育児休業や短時間勤務制度など、育児とキャリアを両立しやすい環境が整えられています。特に、女性だけでなく男性の育児休業取得も推奨されており、実際に多くの社員が活用しています。
また、フレックスタイム制度やリモートワークなどの柔軟な働き方が推進されており、ワークライフバランスを保ちながら働ける点が好評です。復職後もキャリアを続けやすく、上司や同僚の理解と協力のもとで、キャリアアップを目指せる環境が整っています。
さらに、三井物産はダイバーシティ&インクルージョンを重視しており、多様なバックグラウンドを持つ社員が活躍できる企業文化を築いています。育児や介護などのライフステージに応じたサポートが手厚い点から、女性社員の定着率も高いです。
全体として、三井物産は女性が長期的にキャリアを築きやすい職場環境を提供しており、育児やライフイベントに柔軟に対応できることが大きな魅力です。
会社名 | 三井物産株式会社(英文名 MITSUI & CO., LTD.) |
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設立年月日 | 1947年(昭和22年)7月25日 |
代表者 | 代表取締役社長 堀 健一 |
資本金 | 342,560,274,484円 (2023年3月31日現在) |
従業員数 | 5,449名 (連結従業員数46,811名)(2023年3月31日現在) |
事業所数 | 事業所数: 128拠点 / 63カ国・地域 国内: 11 (本店: 1 支社: 8 支店: 2) 海外: 117 (海外店: 25 現地法人: 92 (現地法人本店35)) (2023年4月1日現在) |
本店 | 東京都千代田区大手町一丁目2番1号 |
連結決算対象関係会社 | 連結子会社: 国内87社 海外210社 持分法適用会社: 国内45社 海外171社 合計: 513社 |
Mission
世界中の未来をつくる
大切な地球と人びとの、豊かで夢あふれる明日を実現します。
Vision
360° business innovators
一人ひとりの「挑戦と創造」で事業を生み育て、社会課題を解決し、成長を続ける企業グループ。
Values
「挑戦と創造」を支える価値観
変革を行動で
私たちは、自ら動き、自ら挑み、
常に変化を生む主体であり続けます。
多様性を力に
私たちは、自由闊達な場を築き、
互いの力を掛け合わせ最高の成果を生みます。
個から成長を
私たちは、常にプロとして自己を高め続け、
個の成長を全体の成長につなげます。
真摯に誠実に
私たちは、高い志とフェアで謙虚な心を持ち、
未来に対して誇れる仕事をします。
鉄鋼製品、金属資源、プロジェクト、機械・輸送システム、化学品、エネルギー、食料、流通事業、ヘルスケア・サービス事業、コンシューマービジネス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク・情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、多様なニーズに応える16事業本部で各種事業を多角的に展開。
金属資源の領域で事業投資・開発やトレーディングを通じて、産業・社会に不可欠な資源、素材、製品の確保と安定供給を実現するとともに、環境問題の産業的解決に向け、資源リサイクルにも取り組んでいます。1960年代から鉄鉱石や原料炭の資源開発に積極的に参画。2003年には世界最大の鉄鉱石生産・販売会社であるブラジル・ヴァーレにも出資しています。また、豪州でのリオ・ティントおよびBHPとの鉄鉱石事業も継続的に拡大し、揺るぎない強固な収益基盤を確立しています。原料炭は豪州でのアングロアメリカン等との炭鉱事業に参画しています。この他、製鉄には欠かせない鉄スクラップ・還元鉄・銑鉄や、マンガン・シリコン・クロムなどの合金鉄の安定供給にも貢献しています。中国では内モンゴル自治区のオルドス電力冶金に出資し、合金鉄・発電・化学品・炭鉱事業なども手掛けています。
・ローブ・リバー、マウント・ニューマン、ヤンディー、ゴールズワージ、ジンブルバー鉄鉱石事業(豪州)
・ドーソン、モランバノース、グロブナー、ジャーマンクリーク、ケストレル炭鉱事業(豪州)
・シムス社との総合リサイクル事業(豪州・北米・欧州)
・オルドス電力冶金事業(中国)
・コジャワシ、アングロスール銅鉱山事業(チリ)
・タガニートニッケル製錬事業(フィリピン)
エネルギー第一本部は、増大するエネルギー需要を支える安定した供給体制を確立すると同時に、バランスの取れたエネルギー資源ポートフォリオを構築し、上流から下流領域まで続くバリューチェーン展開を強化することを目指しています。
上流領域である石油・天然ガスの探鉱・開発・生産においては、中東、東南アジア、オセアニア、北米、欧州などに権益を保有し、地域・商品・開発フェーズ・パートナーの各観点からバランスのとれたポートフォリオでの事業展開を行っています。また、米国では上流事業を軸として、化学品、液化設備などのプラント、エネルギー鋼材、船舶事業など、当社の総合力を生かしたバリューチェーンへの事業展開を積極的に進めます。さらに、上流領域での知見や技術ノウハウを活用し、CO2回収・利用・貯留事業(CCS/CCUS)を展開する事業会社への出資参画や地熱事業などの新たな取り組みも行っています。
・グレーターエンフィールド油田開発・生産プロジェクト(豪州)
・タイ沖油・ガス田開発・生産プロジェクト(タイ)
・オマーン陸上油・ガス田開発・生産プロジェクト(オマーン)
・マーセラス シェールガス 開発・生産プロジェクト(米国)
・イーグルフォード シェールオイル・ガス開発・生産プロジェクト(米国)
・テンパロッサ油田開発・生産プロジェクト(イタリア)
・Mitsui & Co. Energy Trading Singapore Pte. Ltd.を通じたアジア市場を中心とする石油製・品物流事業(シンガポール)
・メキシコ湾沖合Kaikias油田開発・生産プロジェクト(米国)
エネルギー第二本部は、温室効果ガス排出量が比較的少ないクリーン・エネルギーであるLNG事業に注力しています。エネルギートランジションの過程においてLNGは、経済合理的に安定供給を果たしつつ、環境に対する負荷も相対的に低い「現実解」として重要な役割を担うと考えられています。
三井物産は、1970年代にアブダビLNGプロジェクトに参画して以来、LNGの生産、輸送、マーケティングまでの全バリューチェーンに幅広く関与し、豪州、カタール、アブダビ、オマーン、ロシア、インドネシア、米国など世界各地の大規模LNG開発プロジェクトに出資参画し、長期にわたるLNGの安定供給に努めると同時に、これまでに築いた顧客、産ガス国・地域、プロジェクトパートナーとの関係を生かし、LNG事業のさらなる競争力強化を目指しています。また、米国ルイジアナ州ではキャメロンLNGプロジェクトの生産を開始し、グローバル市場におけるLNGの需給調整機能の強化や、自社が保有するLNG輸送船団も活用したLNG物流取引にも取り組んでいます。
・ADNOC LNGプロジェクト(アブダビ)
・豪州ノースウエストシェルフLNGプロジェクト(豪州)
・カタールガス3 LNGプロジェクト(カタール)
・オマーンLNGプロジェクト(オマーン)
・サハリンII 原油・天然ガスプロジェクト(ロシア)
・タングーLNGプロジェクト(インドネシア)
・キャメロンLNGプロジェクト(米国)
・モザンビークArea1 LNGプロジェクト(モザンビーク)
・Arctic LNG2プロジェクト(ロシア)
・ブラウズ天然ガス開発プロジェクト(豪州)
2017年に需要家向け分散太陽光事業を展開するForefront Power社を米国で設立。SunEdison社のCommercial & Industrial部門を買収した上で、これに統合し、米国内外における分散型太陽光発電開発を手掛けています。近年、太陽光を含む再生可能エネルギー発電量の大幅な増加に伴い、送配電系統への負荷増加、電力料金負担の不均衡、煩雑な需給調整などの問題が生じています。当社は同事業を中心に、多様化する需要家のニーズに応えるエネルギーマネジメントサービスを提供する新たなビジネスモデル開発に取り組むと共に、分散型発電事業のグローバルな事業展開を推進しています。
再生可能エネルギーの急速な普及に起因する市場のボラティリティー増加に対して、価格ヘッジや需給調整機能といったソリューションを提供するなど、構造変化による発電事業者/需要家双方の新たなニーズに応えるべく電力卸売・トレーディング分野においても事業拡大・機能向上にもグローバルに取り組んでいます。
また、モビリティの電動化が進む欧州では、フランスのForsee社、ドイツのThe Mobility House社へ出資し、車載用蓄電池の販売、定置型蓄電池への二次利用、系統運用者向け蓄電サービスにも取り組んでいます。
・分散RE・エネルギーマネジメントサービス事業(米国、メキシコ、ブラジル、インド、中国、中東)
・バイオ燃料・持続可能な航空燃料(SAF)製造業への出資参画(米国、中国、インド)
・EV用蓄電池システム製造事業(フランス)、EV用蓄電池を活用した電力マネジメント事業(米国、ドイツ)
・電力トレーディング・小売事業(米国、アイルランド、ブラジル、日本)
・水素製造・水素ステーション事業(米国、豪州、ニュージーランド)
・CO2排出量可視化・削減クラウドサービス事業(日本)
・排出権創出事業(豪州、カンボジア、日本)
プロジェクト本部は、多岐にわたる開発や建設のノウハウ、グローバルな物流ネットワーク、最新のファイナンス技術、一流パートナーとの協業などをベースに、プロジェクト実行に最も適したトータル・ソリューションを提供。これまで、ブラジルやメキシコでのガス配給事業、FPSO(浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備)保有・リース事業、世界各地での発電事業を含め、世界中で大型プロジェクトに成功してきました。主な事業領域である電力(火力発電、再生可能エネルギー発電、コジェネレーション、エネルギーマネジメントサービス電力小売・卸売ほか)、資源インフラ、物流インフラに加え、新領域/地球環境分野への挑戦を通じて、世界中のさまざまなインフラニーズに応えています。
・電力発電事業案件(日本、米州、欧州、中東、アフリカ、アジア、大洋州)
・ガス配給事業(ブラジル、メキシコほか)
・FPSO保有・リース事業(ブラジル、アフリカ、アジア、大洋州)
・大水深鉱区掘削船事業、サブシー事業(ブラジル)
・LNGターミナル事業(メキシコ)
・港湾ターミナル事業(タイ、インドネシア、アフリカ、欧州ほか)
・上下水事業(タイ、メキシコほか)
自動車分野では、車両、部品の輸出入のみならず、各地域で物流、生産、卸売、販売、ファイナンス、リース、レンタルに至る川上から川下までのバリューチェーンを構築。
鉱山・建設機械分野では、世界の主要鉱山向け鉱山機械の販売、サービス、ファイナンス事業を展開。
鉄道分野では、鉄道車両や鉄道関連設備の輸出入・多国間販売に加え、日本の制度金融やPPP(Public Private Partnership)などのスキームを活用した鉄道輸送インフラ整備案件への取り組み、ブラジルでの鉄道車両リース・貨物輸送事業、さらには、ブラジル・イギリスでの旅客輸送事業も手掛けています。
・トヨタグループ(トヨタ、日野、ダイハツ、スバル)とのバリューチェーン展開(米州、アジア)
・ヤマハ販売金融事業、製造・販売事業(アジア)、ペンスキーオートモーティブグループとのディーラー事業(米国、欧州ほか)およびペンスキートラックリーシングとの商用車リース、レンタル、乗用車オペレーティングリース事業、物流事業
・コマツ建設機械・鉱山機械の販売、サービス、ファイナンス事業(米州、豪州、CIS)、工作機械・産業用ロボット販売(米州、アジア)、ヤンマーとの農業機械販売(インド、ミャンマー)、建設機械レンタル事業(日本)、情報化施工(豪州)
・旅客輸送事業(ブラジル、英国)、貨物輸送事業、鉄道車両リース(ブラジル)
船舶分野では、一般商船の売買事業を基盤に、事業開発・経営型投資を加えたバランス良い事業ポートフォリオの実現に向け、ビジネスモデルを日々進化させています。
航空分野では、航空機および航空エンジンリース、航空機エンジン開発投資、旅客機の貨物機改修事業など航空関連投資のほか、ヘリコプター・ビジネスジェットの輸入販売を加えたグローバルプレーヤーとして業界プレゼンスを確立し、周辺ビジネスの展開・収益拡大。
宇宙分野では、JAXA民営化第一号案件である国際宇宙ステーションISSからの超小型衛星放出事業、Spaceflight Inc.が手掛ける衛星ライドシェアサービス事業、国内外での地上局・通信サービス事業。
鉄道分野では、鉄道機関車リース事業を欧州で展開しています。環境に優しく、物流の大動脈となる鉄道は今後もマーケットの伸長が期待されており、お客さまのニーズに応えるサービスを提供しています。
・東洋船舶(用船・中古船仲介、日本)
・Maersk Product Tankers A/S(マースクグループとのタンカー共同保有事業、デンマーク)
・Rosewood Shipping Pte. Ltd.(米国Cameron LNGプロジェクト向けLNG船保有・運航、シンガポール)
・BW FSRU II(浮体式LNG受入基地事業、パキスタン)
・Bearing, Inc.(AIを活用した船舶運航最適化、米国)
・M&B Conversions Ltd.(旅客機の貨物機への改修事業、イスラエル)
・Spaceflight Inc.(衛星ライドシェア事業、米国)
・ATLAS Space Operations, Inc.(地上局サービス事業、米国)
・Mitsui Rail Capital Europe B.V.(機関車リース事業、オランダ、ドイツ)
化石燃料を一次加工した基礎素材や、プラスチックの原料などを多く扱っています。近年、プラスチックに対しては、社会の厳しい見方があるほか、全般的にプラスチックを削減していこうという動きがありますが、我々も化学業界の一人として、地球温暖化対策やリサイクルに危機感を持って取り組んでおります。既に当本部ではペットボトルのリサイクル事業を推進する他、米国のメタノール製造会社ではCO2やバイオメタンを原料とした低炭素メタノールの製造に乗り出すなど、カーボンニュートラルに向けてしっかり貢献できる事業を創ろうとしています。
・Celaneseとのメタノール合弁事業(米国)
・IMCでのメタノール製造事業(サウジアラビア)
・シャークベイ・オンズロ―での塩田事業(豪州)
・タンクターミナル事業(米国、ベルギー)
機能材料分野では、合成樹脂・無機材料などのグローバルトレーディング、プラスチックのリサイクルビジネスやGHG排出量可視化サービス、次世代エネルギーとして注目される水素インフラ事業などを展開。先端材料分野では、半導体・基板・二次電池材料の取り扱いに加え、電子機器メーカーに対する調達物流(EMS)や米国での歯科経営などのサービスを提供しています。スペシャリティケミカルズ分野では、多様な消費者のニーズに応えるビューティー&パーソナルケア製品の取り扱いや、環境への市場ニーズの高まりに対応する、バイオマスなどの非石化原料を利用したグリーン・バイオケミカル事業などに意欲的に取り組んでいます。住生活マテリアル分野では、環境に配慮した森林事業や暮らしと産業を支える紙・建材・タイヤ等幅広いビジネスを展開。本部全体で循環型社会や低炭素社会、豊かな生活の実現を目指しています。
・森林資源・植林事業、森林アセットマネジメント事業(豪州、米州)
・商用車向け高圧タンク・水素等の燃料供給システムの展開(米州、欧州)
・東南アジアでの機能性容器の製造・販売(マレーシア)
・Thai Oilとの洗剤原料(リニアアルキルベンゼン)の製造・販売(タイ)
・半導体後工程事業(日本)、EMS事業(中国)
・三井物産プラスチック、三井塑料貿易(上海)での合成樹脂・電子材料等の販売(日本、中国)
・三井物産パッケージングでの紙・包装資材等の販売(日本)
世界の人口増加は、食の需要構造に影響を与えています。ニュートリション・アグリカルチャー本部では、アミノ酸の製造販売や動物薬/ワクチンの開発を拡充し動物性タンパク源の需要増に備える一方、肥料資源・硫黄/硫酸のグローバル物流、肥料製品・農薬・種子の製造販売を通じて、農産物の安定供給・生産性向上に貢献しています。また、GHGの削減を始め、食と農の産業の環境負荷低減・持続可能性の向上にも貢献するべく、さまざまな取り組みを進めています。
・Novus社(米国)での必須アミノ酸・メチオニン、各種スペシャリティに至る飼料原料・製品の製造販売事業
・Thorne HealthTech社(米国)での高機能サプリメントの開発・製造・販売、家庭用検査サービス事業と、アジア展開
・Compania Minera Miski Mayo社(ペルー)での肥料原料・リン鉱石事業
・Adelnor社(メキシコ)での肥料・農薬・種子・灌漑具などの農業資材販売事業
・Mitsui AgriScience International社(欧州)での農薬製造販売事業
・Certis Biologicals (米国)での生物農薬製造販売事業
・野菜種子事業(欧州他)
・物産フードサイエンス社(日本)での食品・医薬品・その他化学品用途素材の製造販売事業
鉄鋼製造では、日本の独立系電炉メーカー最大手の大和工業(株)への出資を通じて国内外の事業基盤の拡充に取り組んでおり、 成長著しい新興国での鋼材供給体制を構築しています。また、鋼材トレーディングを行う三井物産スチール、エムエム建材、日鉄物産を通じてグローバルな販売ネットワークを確立。
加工サービスでは、米Steel Technologies LLCへの出資を通じ、北米約30カ所の加工拠点を保有。さらに、サプライチェーン下流となる部品製造においては、世界100カ所超に拠点を持つ自動車部品メーカーGestamp Automocion、世界最大級の風力発電タワーメーカーであるGRI Renewable Industriesへの出資など、製造業への出資参画を通じて鋼材トレーディング・加工にとどまらないバリューチェーンを構築しています。
低・脱炭素化社会の構築に向けては、素材供給での貢献に加えて、製品単位での温室効果ガス排出量をワンストップで可視化するプラットフォーム「LCA Plus」の提供を通じて、サプライチェーン上の各ステークホルダーが抱える課題の解決に取り組み、さらに提供可能なサービスメニューを拡大すべく、金属資源本部と連携の上、製造メーカー・顧客と協働してClosed Loopの構築に挑戦しています。
・大和工業グループとの電炉事業(タイ)
・Gestamp Automocion社との自動車向けプレス部品事業(スペイン、米州)
・Nucor社との合弁会社のSteel Technologies社が北米各地に鋼材加工拠点を展開(米州)
・東元電機とのEV駆動用・産業用高効率モーター製造事業(インド)
・宝武鋼鉄集団との鋼材加工物流事業(中国)
・ArcelorMittal Gonvarri社との自動車向け鋼材加工・販売事業(ブラジル)
・ショーボンドホールディングスとのインフラメンテナンス事業の海外展開(アジア)
・Global Energy Groupとの石油・ガスや再生エネルギーの海洋構造物ファブリケーション、修繕、技術支援事業(英国)
・GRI Renewable Industries社との風力発電用タワー・フランジ製造事業(スペイン)
・ホライズン・オーシャン・マネジメント社との洋上風力発電設備の点検・メンテナンス事業(日本)
世界が拡大し豊かになる中で、人口増加に伴う需給ギャップ、地域的な供給力の偏在が一層広がり、食料の確保、安定供給体制の確立は極めて重要な課題となっています。食料本部では、世界に遍在する産地から安全・安心な食料を安定的かつ効率的に人々に届ける事業、および新しい技術による地産地消の事業を行っています。また食料資源の有効活用による食品ロス対策や、環境に配慮した大規模農業事業にも取り組んでいます。
・カセットポンシュガー社での製糖事業(タイ)
・ユナイテッド・グレイン社での穀物集荷・販売事業(米国)
・プライフーズ社でのブロイラー事業(日本)
・三井農林での茶類製品製造・販売事業(日本)
・食料本部開発センターを中心とする食のオープンイノベーション促進(日本・中国)
成長が見込める海外市場で、日本で培ってきた商品開発力、技術力、品質管理力、物流管理力などのノウハウを活用し、安心安全な食の供給や消費者の利便性向上に寄与するビジネスの展開に、グループ企業とともに総合力を発揮して取り組んでいます。
日本国内では三井物産流通ホールディングス(株)傘下の食品総合卸である三井食品(株)を中核として全国的な流通ネットワークを構築し、国内外の食品メーカーと小売りをつなぐ結節点の役割を担っています。また、当社は特に(株)セブン&アイ・ホールディングスとの連携を強化しており、国内外で同社グループのコンビニエンスストアやスーパーマーケットチェーン向けに、商流・物流の両面で一貫したDCMの構築と高度化に取り組んでいます。
・三井物産流通ホールディングス(株)、三井食品(株)での食品総合卸事業(日本)
・(株)セブン&アイ・ホールディングスとの国内外におけるDCM事業など(日本、米国、中国)
・小売・外食・メーカー向け食材、加工食品等の輸出入・三国間貿易事業(日本)
・Eコマースインフラ構築・運営・物流・販売事業(日本)
・動画メディア事業の運営、D2C事業(日本)
・外食・食品小売事業(日本)
・重慶セブン-イレブン事業(中国)
・米国での食品・デリ商品企画・製造事業(米国)
・衣料品・雑貨企画製造事業、繊維原料・素材販売事業(日本、グローバル)
・ブランド事業、ファッションリテール事業(日本、グローバル)
・リテールソリューション事業(日本)
アジアを中心に世界10カ国に約80病院と約3000万人の患者データを保有するIHHを核とした病院・クリニック事業に加え、医薬品開発支援・販売事業、予防を含む検査・診断事業を築き上げてきました。国内においても、食や施設運営サービス、従業員の健康促進支援事業等を通じて、人々のウェルビーイングも追求しています。
・アジア病院・クリニック事業(マレーシア、シンガポール、トルコ、インドほか)
・透析事業・検査診断事業を中心とした病院周辺事業(マレーシア、シンガポール、中国、日本ほか)
・病院経営・運営支援事業(日本)
・医療データ・ソリューション事業(アジア、米国、日本ほか)
・医薬品販売・マーケティングほか、ヘルスケア関連製品・サービス事業(グローバル)
・医薬品を始めとしたヘルスケア関連製品開発・販売、開発支援向け投資事業(グローバル)
・疾病予防・デジタルヘルス事業(日本)
・ヘルスケアデータ・ソリューション事業(米国、日本ほか)
・場づくり事業(日本)
・コントラクトフードサービス(給食)事業(日本)
・総合施設管理事業(日本)
・ユニフォームレンタル事業(日本)
社会のデジタル化の進展によって、人々は多様な情報収集・発信手段を獲得し、日々の生活を通じて膨大なデータを生み出しています。三井物産ではこうしたデータを有効に活用し、現在取り組んでいるTVショッピング事業やコンタクトセンター事業のサービス向上、企業のマーケティング支援事業などに取り組んでいます。
・ITサービス(日本)
・サイバーセキュリティ(日本)
・コンタクトセンター(日本、アジア)
・TVショッピング(日本、インド)
・放送事業(日本)
コーポレートディベロップメント本部は金融、不動産、物流関連事業の知見を活かして、当社の業態進化につながる戦略的案件や新たな事業領域の開拓に取り組んでいます。
・REIT/不動産ファンド事業(日本、シンガポール、タイでの物流不動産などを投資対象とした不動産投資信託)
・金融知見とデジタル技術を掛け合わせた新たな事業開発
・シニアリビング事業、賃貸住宅事業(米国)、オフィス事業(日本、アジア)、物流・産業施設開発事業(日本、中国、アジア)
・国内外における企業投資事業(バイアウト投資、ベンチャー投資)
・コモディティデリバティブ事業(エネルギー、貴金属、非鉄金属のトレーディング)
・物流センター事業(日本・アジア・アメリカでのECフルフィルメントを含む消費財物流)、ロボティクス技術を活用した倉庫自動化サービス事業など
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「戦略コンサルタント」の仕事や採用動向、転職方法をご紹介していきます。
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アクセンチュア S&C 合同1Day選考会
アクセンチュア、ビジネス コンサルティング本部(S&C)の合同1DAY選考会を実施いたします。興味のある方は是非ご参加ください!
2025年5月24日(土)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC) 1Day選考会
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)にて中堅企業の戦略・新規事業コンサルティングに興味のある方に向けて1Day選考会が開催されます!貴重な機会ですので是非ご参加ください!
2025年5月17日(土) 10:00~
プロレド・パートナーズ 1day選考会
プロレド・パートナーズが休日選考会を開催いたします。本セミナーは会社説明会と1day選考会が開催され、1日で選考完結が可能です。興味のある方は是非ご参加ください!
2025年5月17日(土)、6月14日(土)、6月21日(土) 締切:各回開催1週間前
クオンツ・コンサルティング 1day選考会
時価総額最大4,000億円のM&A総研が立ち上げた新興ファームのクオンツ・コンサルティングにて、1day選考会が開催されます。貴重な機会ですので是非ご参加ください!
毎週第一・第三水曜日 12:00~13:00
KPMGコンサルティング ランチタイム オンラインイベント
現場で働く生の声を候補者に届けようとスタートした取り組みで、毎週、現場社員と採用リクルーターがトークセッションを実施しています!是非お気軽にご参加ください!
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