外資コンサルでは英語が絶対必要なの？- コンサル業界転職特集記事 -

上記で「ほぼ英語が必要ない」とあいまいに申し上げたのは、必要とされるファームが数社（日本でオフィスを持つ外資系ファームの数パーセント）あるからです。
オフィスの公用語として英語が使われているファーム数社が英語必須であり、履歴書・職務経歴書、面接でも英語が確認されます。特にTOEIC、TOEFLの点数が何点以上というわけではなく、ビジネスで実務で使えるかというところがポイントになります。

外資系ファームに限らず、コンサルタントとしてキャリアを積み、さらに昇進（プロモーション）していく場合には英語が必要になります。
マネージャークラスになるとプロジェクトのリードや、グローバルの他オフィスとの連携、国内のみならずクロスボーダー、海外が絡む案件も増えてくるためです。

このように、入社するときにはあまり必要がない英語ですが、グローバルプロジェクトに参画したい、昇進していきたいという方は英語は必要です。
そのため各ファームにおいても語学力研修のサポートは非常に手厚く、英会話スクールの補助や、会社に先生を招いたりなど多くの制度を用いて、所属するコンサルタントのスキルアップを後押してしてくれています。
アクセンチュア
入社後に英語力を伸ばしたい方には、様々なトレーニングもご用意しています。
・91クラスにもおよぶコネクテッド・クラスルーム
・24,000以上のオンライン・コース
・2,700以上のラーニング・ボード
アクセンチュアの研修制度

PwCコンサルティング
自身のニーズに合った語学を学べるGlobal Communication Programなど、多種多様な制度・コンテンツを活用できます。
・語学学校利用補助（英語、日本語、中国語）・・・外部の語学学習ベンダーと提携し、14社90以上のコースから、自身のニーズに合ったコースを受講することができます。必要に応じて、コース選びのアドバイスを受けることもできます。
・CASEC・・・年1回の受験が必須となっています（最大10回／年まで受験可能）。昇格や、海外派遣の要件となる場合があるので、定期的に英語力を計測しましょう。
PwCコンサルティングの育成制度

英語、という趣旨から少し離れてしまいますが、なぜコンサルティングファームがこのように手厚いサポートを行っているのか、というと、 コンサルティングファームの武器は「人のそのもの」。何か商品を売っているわけではなく、ソリューションがあるわけではなく、そこに所属する「コンサルタント」が大きな武器だからです。
そのため、従業員へのキャリア支援は惜しみなく、コンサルタント自身も会社からしてもらう、というスタンスではなく自らプロジェクトの合間や、勉強する時間を作って、その制度を十二分に活かしながら成長していっています。

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