コンサル業界で大量採用をしている背景とは？積極採用中のファームもご紹介！- コンサル業界転職特集記事 -

コンサルティング業界で大量採用を行うファームが年々増えています。
DX（デジタルトランスフォーメーション）のようなIT案件の増加、競合他社との人材獲得競争などを背景に、戦略系から総合系まで多くのファームが積極的な人材確保に乗り出しています。
その一方で、「採用人数が増えた＝簡単に転職できる」というわけではありません。採用ハードルは下がっておらず一般的な事業会社と比べるとやはり難易度は高いと言えるでしょう（コンサルティングファームは企業の課題解決を行っており、その「質」を下げるわけにはいかないため）。 また、応募者が多くなりその難易度が上がることもあります。今や就職・転職においてランキング上位にコンサルが約半数を占めており、コンサル人気も高くなっているため、応募者が殺到する可能性もあるでしょう。

ここでは、今なぜコンサルファームが大量採用に踏み切っているのか、その背景や注目企業の採用動向、さらには「大量採用＝いま転職するべきなのか」についても解説していきます。 現在コンサルへの転職を検討している方や、今すぐでなくても転職を検討しているという方は、転職前の判断材料としてぜひ参考にしてみてください。

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高年収かつ多様な経験を積んでスキルアップが図れる点からコンサル人気に拍車がかかっています。
各コンサルティングファームでも採用が加速していますが、ここではその主な理由について2つご紹介いたします。

近年、企業経営における変革のスピードが加速する中、コンサルティングファームへの依頼案件も急増しています。
DX（デジタルトランスフォーメーション）支援の需要が高まっており、プロジェクト数は年々増加傾向にあります。さらに、人的資本経営やサステナビリティ（ESG）対応、地方創生などといった新しいテーマに対応するため、ファーム側も専門性の高い人材を継続的に確保する必要があります。
また、働き方の多様化により、コンサル出身者の転職や独立も増えており、その“穴埋め”を含めた人材確保が喫緊の課題となっているのが現状です。このような背景から、従来よりも幅広い層へのアプローチと、大規模な採用活動が活発化しています。

コンサル人気の高まりとともにファーム数が増え、その分競合が増えている状況です。
これによってファーム各社はより早い段階での候補者アプローチや、年収水準の見直し、柔軟な働き方（フルリモート、副業可など）を導入するなど、採用戦略を高度化しています。特にコンサルティング業界は人が命というほど人材が重要なので、良い人材がいれば好条件を提示してあの手この手で採用を行っています。
コンサル経験者が新ファームを立ち上げる流れは続いているので、時期にもよりますが大量採用するコンサルティングファームも増えていくでしょう。

ベイン・アンド・カンパニーは、戦略系ファームの中でも近年採用規模を拡大している企業の1つです。
ボストンに本社を構え、世界65都市にオフィスを置く同社の業績はここ数年で2桁成長を遂げており、中でも日本オフィスは2024年売上高で前年を40％超上回る好業績を記録。好調なビジネスを背景に、2025年度は新卒・中途ともに過去最大規模での採用を見込んでいます。
通年で中途採用を行っており、選考においては論理的思考能力、コミュニケーション能力などのコンサル適性を備わっていることが重要です。

アクセンチュアは、世界最大規模の総合系コンサルティングファームとして知られ、日本国内でも毎年数百名規模の大量採用を行っています。
戦略立案からシステム開発、アウトソーシングなどの実行まで幅広く対応しているので、部門ごとでの採用人数も増え、結果として大量採用が必須となります。特にデジタル変革（DX）、業務改革、テクノロジー導入支援といった領域の案件が急増しており、エンジニアやPM、業務コンサルタントなど多様なポジションで人材ニーズが拡大中です。

デロイト トーマツ コンサルティングは、国内最大規模の総合系コンサルティングファームで、監査法人トーマツ（最大級の会計事務所）やDTFA（財務アドバイザリー）とも連携し、幅広いソリューションを提供しています。
アクセンチュアのようにシステム開発やアウトソーシングまで手掛けてはいませんが、戦略・業務・IT領域のコンサルティングにおいては総合系の中でもトップクラスです。
現在、全ポジションで積極採用モードに入っており、ポテンシャル採用から即戦力採用まで採用規模が広がっています。

PwCコンサルティングは、グローバルネットワークを活かした幅広い支援領域が強みの総合系ファームです。
Big4の一角でグローバルに295,000以上の人員を擁するPwCネットワークを有し、戦略から実行、IT導入や業務改革まで一貫したサービスを提供しており、金融、製造、消費財、公共など様々な業界に対応しています。
人材戦略について、年間最大1000人規模の採用は継続するということで、今後も大量採用の状況は続いていくでしょう。

転職チャンスです！
採用ハードルは下がっていない、採用枠が限られている、となると仮に合否ラインを超えていたとしてもライバルが多くなれば比較されることにもなるため、採用枠の問題で不採用になる場合もあります。
これが大量採用＝採用枠が増える、となればライバルが多かったとしても合否ラインを超えていればオファーに確率は上がります。
つまり大量採用時に動く＝転職可能性が上がる、ということなので大きな転職チャンスです。

一方でこうしたコンサルティングファーム（事業会社も含め）の採用動向は、実はあまり世の中一般には知られていません。公表すれば応募者が殺到し採用業務を圧迫、的確な人材確保ができない可能性もあるためです。
採用動向の詳細に知っているのは転職エージェントだけなので、ぜひエージェントにご相談いただけばと思います。ちなみに採用枠は限られているが実は受かりやすい、といった会社も存在しています。

ムービンではコンサル業界出身者が転職エージェントです。
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