面談をする中でよく、
「TOEICを受けたことないんですが、応募までに受験の必要ありますよね？」
「将来の転職活動のためにMBAに通いたい」
といった話をお伺いします。
そこで今回はあくまでエージェント目線で「転職活動においてあると有利な資格」についてご紹介させていただきます。

いきなり非常に難易度の高い資格となってしまいましたが、やはり公認会計士資格の取得者は引く手あまたです。
事業会社はもちろん、コンサルティングファームやFAS、監査法人でもかなりのニーズがあります。
短答試験、論文試験とありますが短答試験合格というだけでも一定のプラス効果があるので、大学一年生に何の資格を取ればよいかと聞かれたら、私はまず会計系の資格を取るようにとおすすめすると思います。
同様にUSCPAも最近注目が集まっていますが、公認会計士よりも受験負担が少ない割に転職市場での評価は良いので、「非常にコスパが良い」資格だと思います。

TOEICの点数が応募要件にまでなっていることは殆どありませんが、やはりあると便利です。
点数としては800点、できれば900点以上あると「英語業務もこなせそうだな」ということでコンサルや英語を使う機会の多い企業では書類通過の一助となります。
ただ、あくまで加点要素であってTOEICが原因で落ちるということはないので、TOEICを受けるまでor点数を上げるまで待つ必要はございません。
実際弊社からコンサルに内定が出る方も、TOEIC受験経験なしという方が4割程度を占めているかと思います。
＊余談ですが私もTOEICの点数だけは930点程度あるのですが、実際の英語力はひどいものなのでTOEICで図る英語力ってなんなんだろうとよく思います笑

プロジェクトマネジメントに関する業務で4,500時間の稼働実績が必要など、そもそも受験までのハードルが高い資格ですが持っているとプロマネのスペシャリストとしてアピール可能でありIT/非IT系職種問わず評価が高いです。
また、今はプロジェクト型メインで動いているのはITベンダーやコンサルなどごく一部の企業ですが、今後は潮流としてメーカー等含めプロジェクト型業務の割合は今度どんどん増えていくと思われ、将来性もかなりある資格ではと思います。

MBA取得された方/今後目指す方は多いのですが、日本企業だとMBAを持っていたからと言って選考で有利になることはほぼないのが率直なところです。
外資系企業だとマッキンゼーやジョンソンアンドジョンソンなどMBA採用枠を用意している企業もいくつかありますが、その場合対象になるのは基本的に海外大のトップクラスMBAとなります。

一方、私も以前グロービスに通っていましたが学んだ内容自体は仕事で非常に役に立ちましたし、通って良かったと思っています。
そのため、多くの場合MBAについては取得そのものでキャリアが大きく変わるわけではなくそこで学んだ内容や人脈が後々生きてくると考えていただければと思います。（当たり前といえば当たり前ですが）
コンサルタントに必要な資格

今回は多くの方にお送りする通信なので記載できませんが、エージェント目線であまり取得をおすすめできない資格（有名ではあるが転職上の効果があまりない）ものもございます。もし資格取得でどこに時間を割くかお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談いただけますと幸いです。